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あなたは知ってる?ESTA・ETASの違い

アメリカに行くなら必要!ESTA

2009年1月12日からはじまったESTA電子渡航認証システムとは、ビザ免除プログラム(VWP)の一部で、アメリカへ安全に旅行できる渡航者か否かを判定する仕組みです。有効なビザを所持していない90日以下の短期旅行者は、申請が義務付けられています(移民及び国籍法217項)。このため、アメリカ本土をはじめとして、ハワイ、グアム、サイパンに旅行する場合、事前に申請しなければならず、忘れると飛行機に乗れなくなってしまいます。加えて、アメリカで乗り継ぎをする場合にも認証を受ける必要があります。もしこの判定の結果、拒否されると米国大使館での査証申請が必要となります。たとえば2011年3月1日以降にイランやイラクに渡航歴がある場合には、ESTAを利用して渡米することはできません。

ESTA申請手続き

“ESTAの申請は、米国国土安全保障省(DHS)または米国大使館公式WEBサイトの専用ウェブサイトから10分ほどで行えます。2010年9月8日以降、有料(1人あたり14ドル)となっており、クレジットカードで支払います。判定の結果得られる16桁の認証番号または申請番号については、入国時のトラブルに備え、コピーを取っておくと良いでしょう。自分で申請できない場合には代行サイトを利用できますが、別途費用が必要となります。ただし、米国政府と関係のない第三者による模倣ウェブサイトで、申請手数料と称してお金を騙し取られるというケースもありますので十分注意してください。一度認証を受けた後2年の有効期間内なら、何度でも渡米できるようになります(ただし、2年以内にパスポートの有効期限が切れる場合には、パスポートの有効期限日まで)。
引用元
U.S.Customs and Border Protection: https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html(2017.09.13)”

オーストラリアに行くなら必要!ETAS

日本人が短期滞在目的で海外に行く場合、ビザの取得が免除されていることが多くあります。しかし、オーストラリアではビザの取得が必要です。ETASとは、「ELECTRIC TRAVEL AUTHORITY SYSTEM(電子旅行許可システム)」の略で、短期滞在用ビザのことです。観光用と短期商用の2種類がありますが、商用であっても就労ビザではないため、調査、会議出席などが対象です。旅行者の名前や生年月日、パスポート番号などをオーストラリア移民局のホストコンピューターに送り、審査が行われます。審査の結果、問題がなければ登録され、申請者またはその代理人に結果が戻ってきます。

ETAS申請手続き

“ESTA同様、ETASもオンライン上で登録手続きを行います。オーストラリア政府の公式サイトETAシステムを利用すれば、24時間いつでも申請できます。申請・取得にかかる費用は、20豪ドルで支払方法はクレジットカードに限られています。オーストラリアに渡航するためには必要となりますので、余裕をもって申請することをおすすめします。日本語に対応しているので、英語に不安のある人でもひとりで登録できるはずです。もし不安ならば、登録代行会社や旅行会社に依頼しましょう。ETASの有効期限はESTAよりも短く、1年間です(パスポート有効期限が先に切れる場合は、その有効期限まで)。ESTAの場合と同様、不正なサイトには十分に気を付けてください。
引用元
オーストラリア観光ビザ・ガイド: http://www.australia-visa-etas.com/hoho/(2017.09.13)”

余裕をもってESTA・ETASを取得しよう!

ESTAやETASは年齢に関係なく必要であるため、赤ちゃんを連れて行く場合には赤ちゃんの分の申請も必要です。空港でも手続きは行えますが、申請結果を得られるまで最長72時間かかり、予定通りに渡航することができなくなる可能性もあります。旅行計画を立てたなら、なるべく早く申請手続きを済ませておきましょう。