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これさえ押さえておけばいい。三重の鉄板おみやげ5選

あなたは三重と聞いて何を思い浮かべますか。三重はおいしい食べ物からアミューズメント施設も多く存在しています。三重県は日本のちょうど真ん中に位置し、広く海に面しています。昔から海の幸が豊富なことから、「御食つ国」と呼ばれてきました。今回はそんな三重に行った際に是非押さえておきたい、鉄板のおみやげを5つご紹介します。

☆三重と言えば絶対に外せない、「赤福」

誰でも一度は口にしたことがあるのではないでしょうか。餅をたっぷりの餡で包み込んだ赤福。赤福が誕生したのは、1707年。今から300年以上も前に誕生しています。創業年は富士山が噴火した年と同じです。原材料は砂糖、小豆、もち米とシンプルで、「赤福」喫茶店舗では、職人が全てひとつひとつ手入れをしている赤福を召し上がれます。賞味期限は夏場は2日間、冬場は3日間ほどと短いですが、外れなしの鉄板おみやげですので、喜ばれること間違いなしです。

☆赤福と並ぶ歴史あるおみやげ、へんぱ餅

へんぱ餅はご存知でしょうか。こちらも三重の鉄板おみやげのひとつです。へんぱ餅の歴史も古く、200年前に誕生しています。へんぱ餅の名前の由来ですが、その当時へんぱ餅を扱っていた茶屋を境に馬を返していたことから、返馬と名づけられと言われております。
へんぱ餅は、米粉を用いており、独特の食感があります。また、両面に焼き色がついており香ばしさを楽しめ、口溶けのよいこしあんを味わうことができます。是非一度、歴史を感じながらご賞味ください。

☆三重では夏の定番おみやげ!さっぱりとした味わいの「丁稚ようかん」

こちらも赤福や○○に負けず劣らず、三重の伊賀地方で古くから愛されている銘菓「丁稚ようかん」。名前にもなっている「丁稚(でっち)」とは江戸時代などに職人や商人の家に雑用として奉公する少年のことを意味しています。丁稚ようかんは奉公していた丁稚さんがようかんを作った後、鍋に残ったようかんの残りに水を足し、食べていたことからその名が付いているそうです。

水ようかんよりもさらにみずみずしく、小豆の豊かな風味と甘さ控えめでさっぱりとした味わいが好まれ、夏の手土産として三重県では定番のデザートです。ようかんのネットリした食感が苦手という人にも是非味わって頂きたい一品です。

程よい甘さがたまらない、シュル・レーヌ

シェル・レーヌは、ひとつひとつ手で丁寧に焼き上げられている真珠貝の形をした焼き菓子です。香ばしさの決め手となるバターと、使用される小麦粉と卵は、地元で生産させるものだけという素材へのこだわりが旅行者を惹きつけます。
外側のサクサク感は、内側のふわふわ感をより強調し、甘さをより掻き立てる個性あふれるシェル・レーヌ。マドレーヌとの決定的な違いは、なんといっても貝の成分が含まれていることです。真珠に光沢を与えるあこや貝の光沢部分を粉末にして加えてあることから、カルシウムやミネラルも豊富です。真珠貝のかたちに加え、主張しすぎない甘さは上品なおみやげといっても過言ではないでしょう。

忍者の携帯食!日本一硬い「かた焼き」せんべい!

こちらは伊賀の一風変わったおみやげとして大人気のおせんべい「かた焼き」。かつて、伊賀の忍者が携帯食として持ち歩いていたとされています。その名前の通り、とても硬く焼き上げられており、食べる際は付属の木槌で叩いてから食べなければなりませんが、そのひと手間と、話のネタになるところが三重のおみやげとして人気の秘訣です。その特徴もさることながら、たっぷりと時間をかけて焼き上げたおせんべいの味は香ばしく、噛めば噛むほど甘さが口に広がる伊賀を代表する銘菓の一つです。

三重のおみやげはいかがでしたでしょうか。歴史を感じるおみやげが多く存在する三重。一度足を運んだ際は、歴史の小ネタと一緒に大切なひとへのおみやげを買い、渡してみてはいかがでしょうか。