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石川には美を極めたおみやげがたくさんある!

古都金沢がある石川県は、加賀百万石とうたわれた実り豊かな土地です。伝統工芸も盛んな石川県には、訪れた人が旅の思い出に手に取りたくなるようなおみやげがたくさんあります。

☆今も昔も美しい伝統工芸「加賀友禅」

加賀友禅は江戸中期に加賀地方で起こった、主に着物に施す染の技法やデザインを指す伝統工芸です。石川県に行ったらぜひ加賀友禅のおみやげを手に取ってほしいものですが、高価な着物をおみやげに買う人はほとんどいないことでしょう。うれしいことに加賀友禅の技法を使ったハンカチや財布などの小物が売られているので、着物を買わずとも家族や友人に加賀友禅の美しさを伝えることができます。

☆幸運を呼ぶ?!「金箔」

石川県は知る人ぞ知る金の名産地で、今も金箔が多く作られています。そのため、金箔を使ったアイテムがたくさんあり、小さなパックに食用金箔が入ったものがおみやげとして売られています。金箔といえばめでたい席のお酒に少し入っていることからもわかるように、食べることができるので、金の持つパワーを体に取り入れたいときや、何かうれしいことがあったときに食べ物や飲み物に振りかけると良いでしょう。その他にも金箔をあしらったフェイスマスクや金箔入りのあぶらとり紙など、女性がもらってうれしいグッズの中にも金箔が入っています。

☆加賀のグルメといえば「ズワイガニ」

日本は海に囲まれているので、どこの都道府県でもそのエリアを代表する海産物があるものです。石川県の海の幸は加能ガニと呼ばれるズワイガニの一種で、11月が旬となります。もしもその時期に石川県を訪れるなら自分だけが味わわずに、ぜひおみやげとして家族や友人、会社の人に送ってあげましょう。朝市で購入すれば、新鮮なカニを持ち帰ったり送ったりできます。加能ガニは、北陸の自然が作り出した海の工芸品といえます。

☆おみやげ以外にも旅の途中で食べられる「笹寿し」

カニ以外にも、石川県は豊富な海の幸に恵まれています。元から押し寿しの文化が盛んだった石川県ですが、能登半島では笹で包んだ押し寿しの一種、笹寿しが多く作られるようになりました。笹寿しはひとつひとつが小さなサイズで食べやすく、また、鮭や鯛などさまざまな魚をネタにしているので、飽きることなくいくつも食べられることでしょう。クマザサの良い香りとともに楽しめるのも人気の秘密です。見た目にも可愛らしくおみやげとしても大変喜ばれる笹寿しですが、自分用のおみやげとして購入して、道中食べるという楽しみもあります。

☆輪島といえば「漆器」

石川県は縦に細長いエリアです。中部の金沢と違った文化がある北部には、漆工芸が盛んな輪島があります。輪島は輪島塗で有名な、良質の器を伝統的に生産してきました。漆は高級感あふれる美しさが魅力という見た目上の特徴だけでなく、かなり丈夫で耐久性が高いという機能面でも優れています。器以外にも箸や櫛、最近では漆塗りのマウスまで販売されているので、若い人へのおみやげとしても重宝するのではないでしょうか。その他にも漆塗りのボールペンなど、仕事や勉強を少しだけ楽しくさせてくれるアイテムも売っています。漆は東アジアや東南アジア特有の文化なので、海外の人へのおみやげとしても大変喜ばれることでしょう。

石川県へは新幹線が開通したので地上から行く旅が快適になりました。石川県には小松空港がありますが、格安航空会社はまだ参入していないので、地方から早く安く行くには羽田空港への格安航空券を購入し、東京から新幹線を使って金沢に行く方法が便利かもしれません。その他のルートとしては格安航空券で名古屋まで行き、そこから特急を使って石川県にいくことです。こちらの方が電車に乗っている時間が短くなるので、石川訪問の際はぜひ利用してみてください。