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初めての海外旅行で不安、国際線の乗り方をご紹介

初めての海外旅行の場合、まずは無事に目的地へ到着できるかが一番の心配事ではないでしょうか。今回はチェックインから目的地に入国するまでの国際線の基本的な流れをご紹介します。

国際線のチェックインから搭乗までの流れ

搭乗手続き(チェックイン)をする

搭乗手続き(チェックイン)とは、搭乗券を受け取る手続きです。係員がいるチェックインカウンター、自動チェックイン機、Web上など、さまざまなチェックイン方法があります。一般的には出発時刻の60分前までにチェックインを済ませます。チェックイン締切時間は、利用する航空会社や空港によって異なるため、事前に確認しましょう。なお、ANA・JALのチェックイン締切時間は基本的に60分前です。

国際線に乗るためには、2時間前にチェックインするのが一般的といわれています。ただし、繁忙期や空港の規模などによっては、余裕をもって約3時間前にチェックインした方がよい場合もあります。時期など状況を見て空港に向かう時間を決めると良いでしょう。

荷物を預ける

機内に荷物を預ける場合は、チェックインカウンター(または手荷物カウンター)で手続きをします。荷物を預けた際にスタッフから渡されるクレームタグ(手荷物引替証)は、到着の空港で荷物を受け取る際に使用します。税関申請する物品(旅行中に使用する外国製品のバッグやアクセサリーなど)をスーツケースに入れて預けたい場合、税関で確認を受けてから荷物を預けましょう。

無料で機内に預けられる荷物の量は、利用するクラスや路線によって異なります。荷物の中身は、航空法によって制限・禁止されているものがあり、機内に持ち込めない・預けられない場合があるので注意が必要です。爪切りなどの危険物は機内に預けるスーツケースへ、貴重品などは自分で機内に持ち込むバッグへ、それぞれの規定にあわせて荷物を分ける必要があるます。あらかじめスーツケースと手荷物に入れるものを整理しておきましょう。

保安検査(セキュリティチェック)を受ける

保安検査では、機内への持ち込みが禁止または制限されている危険な荷物(携帯品)がないか、1人ずつチェックが行われます。ポケットに入っている携帯電話や財布、身に着けているアクセサリー、ベルトなどの貴金属類はすべて外し、上着も脱ぎます。貴金属類、上着、パソコン、液体物などをそれぞれ検査場に設置されたカゴに入れてX線検査の装置に通し、金属探知機でボディチェックを受けます。また、税関手続きが必要な方は、保安検査後に税関検査をしましょう。

出国審査を受ける

出国の確認をする出国審査では、一般的にパスポートと搭乗券の提示が必要です。審査官がパスポートと照らし合わせて本人確認をし、スタンプが押印されれば終了です。出国審査の有無や方法は国によって異なるため、事前に渡航先の情報を確認しておきましょう。羽田や関空などの日本の主要空港では、従来型の審査のほか、無人の自動化ゲートも利用できます(入・出国審査場などで要事前登録)。

搭乗ゲート周辺に集合する

出国手続きが終了したら、搭乗券に記載された搭乗ゲートへ向かいます。出発時刻の30分前を目安に、利用便の搭乗ゲートに到着するようにしましょう。係員のアナウンスに従って、順番に搭乗していきます。自分の順番がきたら列に並び、改札機に搭乗券を通して指示通りに進んでいきます。

国際線の搭乗後から入国までの流れ

機内で入国カードなどを記入する

渡航先によっては、機内で入国カードなどの必要書類が配られます(入国審査場にもあり)。到着後の入国審査などで提示するカードで、氏名、住所、職業、滞在ホテルや住所、入国目的などの必要事項を英語で記入します。

入国審査を受ける

目的地の空港に到着したら、入国審査を受けます。入国審査の方法は国によって異なります。パスポートのほか、入国カードや税関申告書、渡航目的や日数によってはビザ(査証)などを提示します。審査官によって1人ずつ審査が行われ、渡航目的や滞在日数、滞在ホテルなどの質問に回答し、スタンプが押印されれば入国審査は終了です。テロ未然防止などのため、昨今、入国審査が厳しくなっています。たとえば、アメリカでは指紋採取、顔写真撮影も行われます。

荷物を受け取る

出発時に機内に預けた荷物は、利用する便のターンテーブルで順次流れてきます。同じような色、サイズのスーツケースが多いため、出国時にスタッフから渡されたクレームタグ(手荷物引替証)の番号を確認してから、荷物を引き取りましょう。また、税関申請がある方は、荷物を受け取ってから税関検査を受けます。

さいごに

国際線に乗って目的地に到着するためには、チェックイン、保安検査、出国審査、入国審査など、いくつものチェック項目があります。パスポートや搭乗券のほか、人によってはビザ、税関での申告書なども必要です。忘れ物や勘違いなどがないよう自分に該当する情報をしっかり調べておきましょう。

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