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神々の住む島インドネシアでパワースポットを巡る旅をしよう!


大小さまざまの島からなるインドネシアですが、なかでもジャワ島は昔から神が住む島として、神聖な場所と考えられていました。ジャワ島にはたくさんの寺院が点在し、人々の生活と信仰は切っても切れないものと言えるでしょう。ここでは、ジャワ島に点在するパワースポットのなかから人気の3つをご紹介します。

夕日とのコントラストが美しい「タナロット寺院」

バリ島の中部海沿いに位置する「タナロット寺院」は、海に浮かぶヒンドゥー教の寺院です。寺院は海の中にある巨大な岩の上に建っているので、満潮時には完全に海に浮かんでいる状態ですが、干潮時には歩いて渡ることができます。タナロット寺院は、16世紀にこの地を訪れた高層ニラルタがあまりの島の美しさに心を奪われて、村人に寺院を建てるよう助言したのをきっかけに建てられたといわれています。寺院にはヒンドゥー教の信者だけしか入ることができないため、観光客は寺院の下にある洞窟まで行き、お布施を払って聖水をかけてもらいます。
こちらの寺院は、特に夕日が沈む頃が一番美しいとされています。インド洋に沈む夕日を背景に浮かび上がる寺院の姿はまさに絶景と言えるでしょう。バリ島は年間を通じて日の入りの時間があまり変わらないので、夕方6時〜6時半頃に訪れるとこの世のものとは思えない絶景を見ることができます。寺院へと続く参道には、たくさんの飲食店やカフェ、土産物屋などが並んでいるので、散策するだけでも楽しく過ごせるでしょう。タナロット名物の「クレポン」という餅菓子は、ぜひとも食べてみたい一品です。

幻の世界遺産!?「ブサキ寺院」

「ブサキ寺院」は、神聖なアグン山の中腹に位置するバリ・ヒンドゥー教の総本山です。ブサキ寺院の歴史は古く、ヒンドゥー教がバリ島へ広まる以前から地元の人々の信仰の場として親しまれてきました。16世紀に入り王家の寺院となって以降、バリ・ヒンドゥー教の総本山としての地位を確立したといわれています。こちらの敷地内には30以上もの寺院が立ち並び、祭礼の数は寺院の数だけあります。そのため、観光客でもお祭りに遭遇する確率が高く、特別な時間を過ごすことができるでしょう。
ブサキ寺院には、美しい彫刻が施された像やメルと呼ばれる塔などが点在しており、こちらも見逃すことができません。一心に祈りを捧げている人々の姿を見ると、寺院がいかに大切な存在かがわかります。これまでに何回か世界遺産へ登録しようとする政府の意向を寺院側がことごとく反対していることから、ブサキ寺院は「幻の世界遺産」とも呼ばれています。

神聖な空気が流れる洞窟「ゴア・ガジャ」

「ゴア・ガジャ」は、ウブドから車で10分ほどの場所にある洞窟遺跡です。「ゴア・ガジャ」には「象の遺跡」という意味があり、そこから「大きな洞窟」と名付けられたそうです。11世紀に造られたとされるこちらの洞窟は、1923年にヨーロッパ人によって発見されました。洞窟の入り口には巨大な顔が彫られていて、口の部分が洞窟への入り口となっています。内部へ進むと人がやっと立てるくらいの高さがあり、奥へ進むにつれて左右へと長く延びる造りとなっています。きっと、外の世界とは異なる時間が流れているように感じられるでしょう。
洞窟の両脇には祭壇が祀られていて、知恵の神ガネーシャと三位一体のヒンドゥー教の神リンガ・ヨニの像が置かれています。リンガ・ヨニの像は上下の2つに分かれていて「男女」「陰陽」「天地」など、この世に存在する二極の事象を表しているといわれています。壁に掘られた15もの穴では、修行僧が瞑想したり睡眠をとったりしていたそうです。

パワースポットを巡って特別な旅に!

神が住む島バリ島には、人々の信仰の場となるパワースポットが数多く存在しています。長い年月をかけて受け継がれてきた伝統や信仰が、人々の生活に根付いていることが見て取れるはずです。せっかくインドネシアを訪れるなら、いつもとは違った旅をしてみるのもおすすめです。バリ島のパワースポットを巡って、神々のエネルギーをたっぷりと受け取ってきましょう。