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ニュージーランドで自然を満喫するパワースポットへ出かけよう!


南半球の楽園ニュージーランドには、自然を満喫することができるパワースポットが数多くあります。日本とは異なる雄大な自然を求めて、ニュージーランドを訪れる人は多いでしょう。大地や森のエネルギーを吸収して、きっと身も心も満たされる旅になるはずです。ここでは、ニュージーランドを訪れたらぜひとも行っておきたいパワースポットを3つご紹介します。

マオリの魂が飛び立つ場所「ケープ・レインガ」

ニュージーランド北島の北端に位置する岬が「ケープ・レインガ」です。こちらは、太平洋とタスマン海の2つの流れがぶつかり合うポイントで、崖の上には灯台がそびえています。迫力ある絶景を見るだけでも訪れる価値があるスポットです。「レインガ」とは、ニュージーランドの先住民マオリ族の言葉で「飛び立つ場所」を意味します。岬の先端には樹齢800年以上もの老木が立っており、マオリの伝説によると、この場所から死後の魂が伝説の故郷ハワイキへ旅立って行くと信じられています。
マオリの聖地であるケープ・レインガでは、一切食事をすることが禁じられているので気をつけましょう。雄大な景色を空から楽しみたい場合には、ベイ・オブ・アイランズ発着の遊覧飛行でひと味違った旅を満喫できます。最寄りのカイタイアからは車で約1時間半かかり、途中人気の観光スポット90マイル・ビーチに立ち寄ることも可能です。

森の神として崇められる巨木「タネ・マフタ」

オークランドから車で約3時間、ノースランドの西海岸に位置するのが「ワイポウア・カウリ森林保護区」です。「カウリ」とは、ニュージーランドに自生するナギモドキ属の樹木のことで、乱伐によりその数が減少し国によって保護されています。ノースランドで最大級の規模を誇るこちらの保護区は、大昔から豊かな原生林と珍しい野鳥の生息地として大切にされてきました。
ワイポウア・カウリ森林保護区には、ニュージーランド最大のカウリ「タネ・マフタ」があり、その樹齢は推定1250年~2500年、現存するカウリのなかでは最古のものといわれています。幹の太さが約13m、高さは約51mの巨木は、今なお成長しているというから驚きです。「タネ・マフタ」とは、マオリ語で「森の神」を意味しており、古くからマオリ族にとって神聖なものとして崇められてきました。こちらの保護区内には「森の父」と呼ばれる「テ・マトゥア・ナヘレ」もあり、こちらは樹齢2500年~3000年となっています。神秘的な原生林を散策すると、豊かな自然と人間のつながりを感じとることができるでしょう。2009年には、鹿児島県の屋久島にある縄文杉の姉妹木に認定されました。

エネルギー溢れる大地「ロトルア」

ニュージーランドの北島に位置するロトルアは、エリア全体にエネルギーが充満しているパワースポットとして有名です。環太平洋火山帯上にあるため地熱活動が大変活発で、間欠泉や天然温泉など、火山特有の風景を楽しめます。特に、世界最大ともいわれている間欠泉「ポフツ・ガイザー」は、30mもの高さまで熱湯を吹き上げる迫力満点のスポットです。また、ロトルアはマオリの伝統文化を体験できるスポットしても人気があります。マオリ文化センターでは、ニュージーランドの国鳥キーウィにも出会うことができます。ロトルア湖に浮かぶ島「モコイア島」には、マオリの伝説のラブストーリーが残されており、恋愛運アップを望む人たちが多く訪れています。ロトルアの中心部から約10kmの場所にあるのが「ロトカカヒ湖」です。ここは、マオリ族の魂が集まる神聖な場所として崇められています。周辺の遊歩道を散策したり、ピクニックを楽しんだりと、思い思いの時間を過ごせるでしょう。

マオリの伝統息づくニュージーランドを訪れよう

ニュージーランドの先住民族マオリ。彼らはニュージーランドの豊かな自然と共存し、独自の文化を形成してきました。ニュージーランドのパワースポットには、自然とマオリの深い関係を見ることができるものが多くあります。エネルギーが満ちるニュージーランドの大地では、特別な時間を過ごせるでしょう。