独自データ
コロナ禍を経て旅行のスタイルが多様化する中、女性の一人旅はどのように変化しているのでしょうか。今回は圧倒的な利用数を誇る「予約数トップ40のメジャー路線」の中から、さらに「前年から利用が急増した路線」にフォーカスし、王道ルートにおける最新のトレンドを紐解きます。

FINDING 01
「大阪(伊丹) ⇔ 新潟」が前年比でトップに
関西圏から日本海側へ向かう、グルメと温泉を目的とした新たなリトリート路線が成長を牽引。
128%
FINDING 02
「大阪(伊丹) ⇔ 仙台」が2位
東京を経由しない「地方都市間(ローカルtoローカル)」のダイレクト移動が完全に定着し、スマートな直行便利用が当たり前に。
128%
FINDING 03
「仙台 ⇔ 札幌(千歳)」が5位にランクイン
東北と北海道を結ぶ地方間直行便が急成長。伊丹発着路線と並び、東京を介さない地方間移動が女性一人旅の新潮流となっている。
126%

主なエリアの伸び率、2025年と2024年の比較

1
大阪(伊丹) ⇔ 新潟
128%
2
大阪(伊丹) ⇔ 仙台
128%
3
東京(羽田) ⇔ 高松
127%
4
東京(羽田) ⇔ 函館
127%
5
仙台 ⇔ 札幌(千歳)
126%
6
福岡 ⇔ 札幌(千歳)
121%
7
東京(羽田) ⇔ 山口宇部
117%
8
東京(羽田) ⇔ 札幌(千歳)
115%
9
仙台 ⇔ 福岡
113%
10
東京(羽田) ⇔ 釧路
113%

急上昇路線 伸び率ベスト20

順位 路線 成長率(前年比)
1位 大阪(伊丹) ⇔ 新潟 128%
2位 大阪(伊丹) ⇔ 仙台 128%
3位 東京(羽田) ⇔ 高松 127%
4位 東京(羽田) ⇔ 函館 127%
5位 仙台 ⇔ 札幌(千歳) 126%
6位 福岡 ⇔ 札幌(千歳) 121%
7位 東京(羽田) ⇔ 山口宇部 117%
8位 東京(羽田) ⇔ 札幌(千歳) 115%
9位 仙台 ⇔ 福岡 113%
10位 東京(羽田) ⇔ 釧路 113%
11位 東京(羽田) ⇔ とかち帯広 113%
12位 名古屋(中部) ⇔ 那覇 112%
13位 東京(羽田) ⇔ 旭川 111%
14位 東京(羽田) ⇔ 北九州 110%
15位 大阪(伊丹) ⇔ 那覇 109%
16位 大阪(伊丹) ⇔ 札幌(千歳) 108%
17位 東京(羽田) ⇔ 徳島 107%
18位 東京(羽田) ⇔ 広島 107%
19位 福岡 ⇔ 那覇 106%
20位 東京(羽田) ⇔ 大分 105%

エリア別考察

伊丹発1・2位独占――関西発地方直行便の台頭

「大阪(伊丹)」発着路線はトップ20内に4路線(1位:新潟128%、2位:仙台128%、15位:那覇109%、16位:札幌108%)がランクインしました。特に1位・2位を独占した点は際立っており、関西圏から東北・日本海側へ東京を経由せずダイレクトに向かう需要が急拡大しています。4路線の平均成長率は118%と羽田発着路線の平均(114%)を上回っており、伊丹空港が西日本における国内線ハブとして存在感を高めていることが数値からも裏付けられます。

8路線がトップ20入り――北海道への関心は全域に拡大

トップ20内に北海道関連路線は8路線(4位:函館127%、5位:札幌/仙台発126%、6位:札幌/福岡発121%、8位:札幌/羽田発115%、10位:釧路113%、11位:とかち帯広113%、13位:旭川111%、16位:札幌/伊丹発108%)を占め、全エリア中最多です。かつては「羽田 ⇔ 札幌(千歳)」一極集中の傾向がありましたが、函館・釧路・帯広・旭川といった道内各地への路線が幅広く成長しており、北海道全体への関心の広がりが数値に表れています。

東京・大阪を介さない直行移動が定着――クロスツーリズムの広がり

羽田・伊丹を介さない地方ハブ都市間の直行路線では、「仙台 ⇔ 札幌(千歳)」(5位・126%)、「福岡 ⇔ 札幌(千歳)」(6位・121%)、「仙台 ⇔ 福岡」(9位・113%)、「福岡 ⇔ 那覇」(19位・106%)の4路線がランクインしました。この4路線の平均成長率は116%となり、羽田発着路線の平均(114%)を2ポイント上回っています。九州・東北・北海道・沖縄を直接結ぶ多方面のダイレクト移動が定着しつつあることが読み取れます。

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全体考察

2025年の予約データが示す最大のトレンドは、女性一人旅における目的地の多様化と広域化です。トップ20路線のうち羽田発着は11路線(平均成長率114%)と過半数を占めるものの、伊丹・福岡・仙台を起点とする非羽田路線9路線の平均成長率は117%と上回っており、東京一極集中からの分散が数値に表れています。また羽田発着においても、高松・山口宇部・徳島・広島・北九州・大分といった従来注目度の低かった地方路線が軒並み成長しており、女性一人旅の目的地が全国各地へ広がっていることが確認できます。さらに北海道関連路線は8路線がトップ20入りし、平均成長率117%と全エリア中最多路線数を記録。以上のデータから、特定の大都市を起点とした画一的な移動から、目的地を自由に選ぶ多様なルートへと女性一人旅のスタイルが明確にシフトしていると判断できます。

調査概要・データ引用ガイド

■ 調査タイトル
2025年 女性一人旅(おひとり様フライト)の旅行動向調査

■調査概要
調査対象:国内航空券を「大人1名(女性のみ)」で予約された実績データ
調査方法:旅行サイト「エアトリ」における航空券予約データの抽出・分析
調査期間:2024年と2025年
対象路線:予約数上位40路線
調査内容分析:株式会社エアトリ

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株式会社エアトリ 広報担当

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