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きちんと調べれば恐るるに足らず!ビザ(査証)の基礎を学ぼう

そもそもビザ(査証)とは?

ビザ(査証)は渡航先の入国許可書です。多くの国ではパスポートだけで入国できますが、一部の国ではパスポートとは別にビザが必要です。そのような国に入る場合、有効なビザがなければ入国できません。一言で「ビザ」といっても、国によってシステムや取得方法は大きく異なります。まずは、あなたが入国する国はビザが必要かどうか確認しましょう。そして、ビザが必要な場合は必要となるビザの種類を確認します。最後に必要となるビザの取得方法を確認します。もし、不明点があれば必ずその国の大使館や旅行会社に質問することをおすすめします。

ビザといってもさまざまなビザがある

“ここではビザが必要な国、ロシアを例に取り上げましょう。ロシアのビザは大きく5種類(業務、旅行者用、トランジット、個人、学生)に分かれます。この中で海外旅行に関係するビザは「旅行者用ビザ」と「トランジットビザ」です。「旅行者用ビザ」は一般的な旅行向けのビザです。ロシアを旅行する際は「旅行者用ビザ」を取得しなければなりません。「トランジットビザ」は72時間以内(飛行機の場合)有効のビザです。例えばロシアで飛行機を乗り換える際に違う空港を利用する場合は「トランジットビザ」が必要です。同一空港内で乗り換える場合(ロシアの入国しない場合)は「トランジットビザ」はいりません。まずは慎重に渡航先のビザの種類を確かめる必要があります。
Russian Travel:http://www.ru-travel.com/visa/”

ビザはどのように取得すればいいのか?

“ビザのシステムは国によって異なりますが、ここでは一般的なビザの取得方法を紹介します。最も取得が簡単なビザは「アライバルビザ」です。「アライバルビザ」とは入国する際に取得できるビザのことを指します。したがって日本で大使館に出向く必要はありません。次に簡単なのはパスポートと申請書を持って大使館に出向くパターンです。この場合、申請書は大使館もしくは大使館のホームページからダウンロードできます。最も面倒なパターンは必要書類に招待状が必要な場合です。多くの場合、招待状はあなたが宿泊するホテルや現地の旅行会社から取得しなければなりません。したがって招待状を取得するには現地とのやり取りが必要です。招待状を取得できたら、パスポートと申請書と一緒に大使館に提出します。
JIC:http://www.jic-web.co.jp/visa/”

初めてビザを取得する場合は旅行会社に頼ろう!

「ビザ取得が難しい」と思ったら旅行会社を頼りましょう。できれば、あなたが旅する国、地域を専門とする旅行会社を利用することをおすすめします。旅行会社はあなたに代わってビザの取得を代行します。旅行会社にはパスポート、旅行会社向けのビザ申請書類を提出します。大使館の書類とは異なり、すべて日本語で記入できるのがメリットです。デメリットは手数料がかかることです。手数料は旅行会社によって異なりますが、場合によっては1万円以上になります。ビザ取得に「必要な書類が集められない」といったトラブルが発生することもあるので、海外旅行にある程度慣れてから、ビザ取得にチャレンジするといいでしょう。

日本に大使館がない国のビザを取得する場合は要注意!

多くの国は日本に大使館を設置しています。しかし中には日本に大使館がない国もあります。もしビザが必要かつ日本に大使館がない国の場合は注意が必要です。その場合は、第三国にある大使館に出向いてビザを取得しなければなりません。事前にその国のビザ情報をしっかりと調べてビザの取得には十分に時間を取る必要があります。なおビザの取得の際に賄賂を要求するようなトラブルを起こす国への入国は差し控えることがおすすめです。ビザの取得は難しくありませんが時間がかかる傾向といえます。ビザ取得を検討している場合は時間には余裕を持ち、丁寧な作業をすることがスムーズなビザ取得のコツです。