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アフリカの自然や文化を満喫できる世界遺産4選!

圧倒的な存在感を誇るキリマンジャロ

“標高約5,895メートル、アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロは、タンザニア北東部のキリマンジャロ国立公園内にそびえています。ここは約75万年前に起こった火山活動により誕生したと言われており、1987年にユネスコの世界遺産に登録されました。キリマンジャロとはスワヒリ語で「輝く山」という意味で、その名の通り圧倒的な存在感を醸し出しています。赤道直下にもかかわらず山頂には氷河や万年雪が見られ、麓のサバンナとは対照的な景色を単横できます。キリマンジャロは多様な植生が垂直分布していることでも知られており、山岳熱帯雨林、低木帯、標高が高い位置に生息するコケ類などの変化も楽しむことができます。年々温暖化の影響を受けているキリマンジャロでは、氷河の8割ほどがなくなってしまったため、タンザニア政府は保護活動に力を入れています。(※1)
※1: 【阪急交通社】キリマンジャロ、http://www.hankyu-travel.com/heritage/africa/kilimanjaro.php”

まるで巨大な迷路!フェス旧市街

“アフリカ北部の国モロッコの中北部に位置するフェスは、遡ること9世紀にイスラム王朝の都として栄えた街です。当時外敵の侵入が多かったフェスは、都を守るために立派な城壁を造り、内部を複雑な構造にして敵の攻撃から身を守ったと言われています。現代でもそのままの姿で残っているフェスは「世界一の迷宮都市」と呼ばれ、1981年に世界文化遺産に登録されました。(※2)フェス・エル・バリと呼ばれる旧市街(メディナ)へ一歩足を踏み入れると、そこは車が通ることもできず手押し車やロバに荷物を積んだ人たちでにぎわっています。メディナでぜひ見てもらいたいのが市場や職人たちが仕事をしているエリアです。なめし皮や真鍮細工、織物などの手仕事を間近で見ることができ、フェスで生活している人々の日常をのぞき見ることができます。
※2: 【阪急交通社】フェス旧市街、http://www.hankyu-travel.com/heritage/africa/fez.php”

世界三大瀑布の一つビクトリアの滝

“ザンビアとジンバブエの国境にまたがるビクトリアの滝は1989年に世界自然遺産に登録されました。この滝は1855年にイギリスの探検家デビッド・リビングストンによって発見され、イギリス女王にちなんでビクトリアの滝と命名されました。驚くべきはその巨大さです。幅約1,700メートル、落差約108メートルを誇り、北米のナイアガラの滝・南米のイグアスの滝と並び、「世界三大瀑布」の一つに数えられています。(※3)まるで1枚のカーテンのような水の流れは雨季になると最大になり、とどろくような爆音と弾ける水煙は見るものを圧倒します。ビクトリアの滝ではリバークルーズやラフティングなどのアクティビティが楽しめ、落差100メートル以上もあるバンジージャンプも体験できます。また滝の全景を眺めたい人にはヘリコプターで周遊するツアーも用意されているのでおすすめです。
※3: 【阪急交通社】ビクトリアの滝、http://www.hankyu-travel.com/heritage/africa/victoriafalls.php”

赤い砂丘が広がるナミブ砂漠

“アフリカ大陸西部の国ナミビアでは、2013年に世界遺産に登録された世界最古のナミブ砂漠を見ることができます。まだ恐竜が生きていた時代に形成されたと言われるナミブ砂漠は、北はアンゴラから南は南アフリカ共和国まで、約1,000キロメートル以上に渡って広がる広大な砂漠です。この砂漠の特徴は海岸から内陸まで風で砂が運ばれる際に、鉄分が酸化して砂が赤く変色していることです。何もないように見える砂漠には過酷な環境に耐えて、さまざまな動植物が生息しています。固有種のウェルウィッチアと呼ばれる植物は、地中に深く根を伸ばし1,000年以上も生き延びるというから驚きです。(※4)何もない広大な土地に、静かに広がる赤い砂丘は1度訪れてみたい場所です。
※4: 【阪急交通社】ナミブ砂漠、http://www.hankyu-travel.com/heritage/africa/namib.php”

雄大な世界遺産を巡ろう!

日本からは飛行機を乗り継いで向かうと約18時間以上かかるアフリカですが、今までに見たことがない絶景を求めてあこがれを持つ人は多いのではないでしょうか。特に世界遺産に登録されているスポットには、日本の風景とは異なる圧倒的な迫力があります。雄大な大地の鼓動を感じる旅に出てみませんか?