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日本三名園のひとつ!金沢・兼六園の見どころをご紹介


日本が誇る庭園「兼六園」は、金沢観光では外せない王道スポットです。今回は、兼六園の見どころをご紹介します。

兼六園ってどんなところ?

石川県金沢市の中心部に位置する「兼六園」は、水戸の「偕楽園」、岡山の「後楽園」と並ぶ「日本三名園」のひとつです。百万石を有する加賀藩前田家の庭園として、1676年4代藩主・綱紀の時代から築庭が始まり、13代藩主・斉泰(なりやす)の頃に現在の庭園になったといわれています。

回遊式庭園をベースに各時代の庭園技術を巧みに取り入れており、「築山・林泉・廻遊式庭園」とも呼ばれています。曲水が流れる池、土を盛って築いた山、樹木を植栽して180年もの長い歳月をかけて造られました。名前の由来は、宋(中国)の詩人・李格非(リ・カクヒ)が記した『洛陽名園記』にちなんだもので、宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望の6つを兼ね備えた名園という意味があります。

春には桜や梅が咲き乱れ、夏はカキツバタやサツキ、秋は紅葉、冬は雪吊りなど、四季折々の自然を楽しめます。

兼六園の見どころ

記念写真はここで!徽軫灯籠

「徽軫灯籠(ことじとうろう)」は兼六園を代表する見どころのひとつで、絶好の写真スポットとしても知られています。土台が二股になった高さ2.67mの大きな灯籠で、前方にある虹橋と一緒に眺めたときに、琴の絃(いと)を支える琴柱のように見えることから徽軫(琴柱という意味)灯籠と呼ばれるようになったといわれています。

迫力のある造形美!根上松

「根上松(ねあがりまつ)」は、その名の通り根が地上に露呈した松です。40を超える大小の根の高さは、2mにも及びます。これは自然にできたものではなく、若松を植える際にわざと土を盛り、成長後に覆った土を除いたと伝えられています。

四季を感じるビュースポット!花見橋

兼六園のなかでも、四季折々の風景を楽しめるスポットです。緑の庭園の中に横たわる曲水(小川)沿いには、桜やカキツバタ、ツツジなどが彩りを添え、満開時には多くの観光客で賑わいます。橋から眺める景観が見事で、鮮やかな紅葉や風情ある雪景色も堪能できます。

五感が潤う!瓢池

池のなかほどが細くなった形をしている「瓢池(ひさごいけ)」は、それが瓢箪(ひょうたん)に似ていることが名前の由来といわれています。瓢池には高さ6.6m、幅1.6mの大滝が流れ込んでおり、静寂を割って水音が響いています。ほかの池とは異なる趣があり、見逃せない雅やかな風景です。

江戸時代の茶室!夕顔亭

瓢池沿いに佇む「夕顔亭」は兼六園のなかでも古い建造物で、1774年に11代藩主・治脩(はるなが)が建てたといわれています。夕顔亭という名前は、茶室の壁に施された夕顔(ひょうたんの別称)の透彫りに由来します。

兼六園へのアクセス

バスでのアクセス

金沢駅からの路線バスもありますが、観光用のバス「兼六園シャトルバス」または「城下まち金沢周遊バス」を利用するのがおすすめです。

兼六園シャトルバス

「金沢駅東口」の6番のりばから乗車できます。このバスは20分間隔で運行しており、兼六園周辺への観光にも便利です。

城下まち金沢周遊バス

「金沢駅兼六園口(旧東口)」の7番のりばから乗車し、「兼六園下・金沢城(石川門向い)」で降りると桂坂口の出入り口(料金所)があります。このバスは毎日15分間隔で運行しています。右回り・左回りがありますが、金沢駅から向かう際は右回りルートのほうが早く到着できます。

車でのアクセス

金沢駅から兼六園までは約10分です。北陸自動車道(高速道路)の場合は3つのICからアクセスできます。「金沢西IC」より約30分、「金沢東IC」より約30分、「金沢森本IC」より約20分です。駐車場は「兼六園下」、交差点付近に「兼六駐車場」などがあります。

さいごに

兼六園のある金沢市には「ひがし茶屋街」や「金沢城」、「金沢21世紀美術館」など主要な観光スポットが集まっており、金沢の名所をぐるっと回れます。週末や連休に、金沢へ出かけてみてはいかがでしょうか。

各地からの小松空港へのアクセスについては、下記の記事をご覧ください。大阪からは飛行機で約65分、早めに予約すれば9,500円程度で予約できます。

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