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定番から穴場まで!東京でおすすめの美術館18選

日本の首都・東京には、小さいものから大きいものまで含めると、400以上もの美術館があります。今回は、東京都内のおすすめ美術館をジャンル別にご紹介します。

アートファンなら一度は行きたい定番の美術館

国立西洋美術館

JR上野駅傍にある国立西洋美術館は、日本を代表する名美術館です。2016年には、世界的な建築家ル・コルビュジエの手がけた美術館の建物が世界遺産にも登録されています。

国立西洋美術館には、実業家である松方幸次郎氏が収蔵した西洋絵画の名作を集めた松方コレクションを核とした5,500点もの絵画・彫刻など幅広い分野の作品が収蔵されています。モネの連作「睡蓮」やロダンの「考える人」など、教科書にも記載されている名作の数々が常設展示されています。
常設展はもちろん、企画展も人気があり、30万人を動員した「アルチンボルド展(2017年6月20日~2017年9月24日)」をはじめ、趣向を凝らした企画展が開催されています。

営業時間:9時30分~17時30分(※金・土は閉館時間延長)
入館料(常設展):一般500円、大学生250円、企画展は別途入場料あり

根津美術館

根津美術館には、東武鉄道の元社長・根津嘉一郎氏が収集した日本・東洋美術の古美術コレクションを中心とした7,420点の作品が収蔵されています。尾形光琳作の「燕子花図」をはじめとした7点の国宝、87点の重要文化財、94点の重要美術品など数々の名品が揃っています。
また、コレクションのみならず都会のオアシスと評価が高い広大な日本庭園も見どころの1つです。緑豊かな庭園には四季折々の花々が植えられており、特に秋は紅葉を見に多くの人で賑わいます。

営業時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
入館料:
コレクション展:一般1,100円、学生(高校生以上)800円
特別展:一般1,300円、学生(高校生以上)1,000円

東京国立近代美術館

皇居に隣接した北の丸公園内にある東京国立近代美術館は、日本有数のコレクションを誇る名美術館です。日本画、洋画、版画、水彩画、彫刻、写真、映像などさまざまなジャンルのコレクション12,500点以上が収蔵されています。美術館は本館、工芸館、フィルムセンターの3つの建物で構成されています。

本館では横山大観の「生々流転」など国指定の重要文化財14点をはじめ、200点が常設展示されています。隣接する工芸館では、北大路魯山人やアルフォンス・ミュシャなど工芸作品からグラフィックデザインまでを網羅した3,700点のコレクションを展示しています。また、本館・工芸館からは離れていますが、京橋と相模原にあるフィルムセンターでは、約80,000点にもおよぶ映画に関する資料が展示されています。

営業時間:10時~17時(金・土は20時まで)
入館料:一般500円、大学生250円、高校生以下(18才未満)・65才以上は無料

現代アートを楽しめる美術館

東京都現代美術館

東京都現代美術館は、現代美術をより多くの人達に発信することを目的に設立された美術館です。その名の通り現代アート専門の美術館で、新進気鋭のアーティストの作品からアニメやポップアート作品も含めた5,000点以上ものコレクションが収蔵されています。
企画展の内容もユニークなものが多く、アートファンだけでなくサブカルファンからも高く評価されています。
現在大規模改修中のため長期休館となっていますが、2018年にはリニューアルオープンが予定されています。

※以下はリニューアル前情報
営業時間:10時~18時
入館料:一般500円、大学・専門学校生400円、65才以上・高校生250円、中学生以下無料

原美術館

奈良美智の作品や、日本で人気が高いイサム・ノグチをはじめ、現代アーティストの作品を収蔵・展示している美術館です。最先端の現代アートを展示していながらも、美術館の建物は洋風の邸宅、庭は日本庭園を彷彿とさせる造りとなっています。
企画展ごとに外観から内装までをガラッと変えるこだわりも見どころの1つです。また、館内に併設されたカフェでも毎回企画展をイメージしたケーキが作られます。

営業時間:11時~17時
入館料:一般1,100円、大学・高校生700円、小・中学生500円

日本のアートを楽しめる美術館

サントリー美術館

六本木ミッドタウン内にあるサントリー美術館は、古今東西の絵画、陶磁器など約3,000点のコレクションを収蔵している美術館です。
美術館の和モダンな外観は2020年開催予定の東京オリンピックのスタジアム建設を手がける隈研吾氏によるもので、自然光を取り入れた洗練された造りが印象的です。飲料メーカーらしく、随所にウイスキーの樽材も使っています。
常設展はありませんが、年5回ほど開催される企画展の数々は見応えがあります。

営業時間:10時~18時(金・土は20時まで)
入館料:展覧会により異なる、中学生以下無料

すみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館は、日本が世界に誇る浮世絵師・葛飾北斎をテーマにした美術館です。教科書にも載っている「富嶽三十六景」をはじめ、北斎ゆかりの地である墨田を描いた作品を展示しています。肉筆画、錦絵、摺物、版本などさまざまなジャンルのコレクションは、2016年にオープンしたとは思えないほどの充実ぶりです。
また、季節をテーマにしたイベントや地域密着型のイベントも定期的に開催しています。

営業時間:9時30分~17時30分
入館料:一般400円、高校生・大学生・専門学校生・65才以上:300円、中学生以下無料

三井記念美術館

三井記念美術館は、三井グループで知られる三井家が300年間の歴史の中で収集した約4,000点ものコレクションを展示している美術館です。
常設展では、国宝の「志野茶碗 銘卯花墻」など茶道具を中心とした絵画、書跡、刀剣など幅広いジャンルの作品が展示されています。また、世界的にも珍しい切手130,000点の展示も美術館の見どころの1つです。

営業時間:10時~17時
入館料:一般1,000円、大学・高校生500円、中学生以下無料

ユニークな企画展を開催している美術館

上野の森美術館

上野公園内にある上野の森美術館は、企画展専門の美術館です。美術館主催の現代美術展、公募展のほか、過去には恐怖という視点から名画を紹介する「怖い絵展(2017年10月07日 〜 2017年12月17日)」のようなユニークなテーマの企画展や、漫画やアニメーションなどサブカルチャー分野の企画展など、ジャンルに捕らわれない独創的な企画展を開催しています。

営業時間:10時~17時
入館料:企画展によって異なる

国立新美術館

六本木にある国立新美術館は、近代から現代までのアートを紹介している美術館です。その巨大でSF映画に出てくるようなフォルムの外観が特徴的です。設計は、国際的な建築家として知られる黒川紀章氏が手がけています。
過去には30万人を動員し話題となった「ダリ展(2016年9月14日~12月12日)」など、芸術にあまり詳しくない人でも気軽に最先端のアートに触れられる親しみやすい企画展が多く開催されています。

営業時間:10時~18時
入館料:企画展によって異なる

森美術館

六本木ヒルズ森タワービル最上階にある森美術館は、企画展専門の美術館です。企画展のテーマに合わせて毎回異なる内装へと作り変えるので、訪れるたびに新鮮な発見を味わえます。
若手育成を目的とした企画展や、ジャンルを問わずさまざまなアートを紹介したユニークな企画展が年4~5回ほど開催されています。

営業時間:10時~22時(火曜日のみ17時まで)
料金:一般1,800円、高校・大学生1,200円、子ども600円、65才以上1,500円

建築・景観が魅力の美術館

東京都庭園美術館

東京一のセレブタウンとして有名な白銀台の森の中にある東京都庭園美術館は、エレガントなアール・デコ様式の外観が印象的な美術館です。かつて皇族の邸宅や迎賓館としても使われてきた歴史的価値の高い建物を、そのまま美術館として利用されています。
内装は当時の流行を取り入れた装飾がふんだんに採用されており、国の重要文化財に指定されている本館、庭園、茶室も含めた全てが見どころです。庭園及び展覧会は別途入場料が必要となります。

営業時間:10時~18時
料金(庭園入場料):一般100円、大学生・専門学校生800円、高校生・65才以上50円、小学生以下・都内在学中学生は無料
※展覧会料金は展覧会によって異なります

三菱一号館美術館

三菱一号館美術館は、高層ビルが建ち並ぶ東京のオフィス街・丸の内に佇むレトロで美しいレンガ造りの建物が印象的な美術館です。建物の設計は、明治時代にイギリス人建築家であるジョサイア・コンドル氏が手がけました。老朽化により一度取り壊されましたが、当時の設計図をもとに忠実に復元されています。
外観の美しさはもちろん、内観も当時の製法や素材を使って忠実に再現されており、見どころとなっています。
年間3回の企画展が開催されており、クラシカルな雰囲気の中でアートを楽しめます。

営業時間:10時~18時
入館料:展覧会によって異なります

写真を楽しめる美術館

東京都写真美術館

恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館は、国内で初めて写真・映像をテーマとした公立美術館です。国内外を含めた芸術的価値の高い作品34,000点以上が収蔵されています。新進気鋭の作家から主要なコンクールでの受賞経験を持つ作家など、特に若手作家の作品収蔵に力を入れています。
美術館に3つある展示室では、毎回写真集のようなストーリー仕立ての展覧会・上映会を楽しめます。

営業時間:10時~18時(木・金曜は20時まで)
入館料:展覧会・上映によって料金が異なります

サブカルチャー好きにおすすめの美術館

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館は、となりのトトロや魔女の宅急便をはじめ、国内外にファンの多いスタジオ・ジブリのアニメーションの世界観を再現した美術館です。受付で来館者を出迎えてくれる巨大トトロ、フレスコ画で再現されたナウシカやキキの姿など、館内の至るところに作品のキャラクターを見ることができます。
アニメーション制作の裏側がわかる資料や、ここでしか見ることができない短編映画、作品をモチーフとした料理を提供しているレストランなどもあります。
入場チケットは毎月10日からローソンでのみ購入できます。

営業時間:10時~18時
入場引換券:大人・大学生1,000円、高校・中学生700円、小学生400円、幼児(4才以上)100円

杉並アニメーションミュージアム

日本アニメ界の歴史やアニメーションの制作過程などを紹介しているアニメ専門の美術館です。声優気分を味わえるアフレコ体験コーナーやアニメーションの色塗り・編集制作を体験できるコーナーもあり、子どもから大人まで幅広い層が楽しめます。
また、館内はアニメシアターも併設しており、懐かしいアニメーションから最新のものまで、幅広い作品を上映しています。

開館時間:10時~18時
入館料:無料

森アーツセンターギャラリー

六本木ヒルズ森タワー内52階展望台フロアにある森アーツセンターギャラリーは、有名な美術館の貴重なコレクションを展示する企画展から、漫画・アニメーション・映画をはじめとしたサブカルチャージャンルまで幅広い内容の展覧会を開催しているギャラリーです。
特にサブカルチャーの展覧会は高く評価されており、作品ファンが多く訪れる交流スペースとしての役割も兼ねています。

営業時間:10時~20時(火曜日のみ17時まで)
料金:一般1,800円、高校・大学生1,400円、子ども800円

子どもも楽しめる美術館

東京おもちゃ美術館

懐かしいおもちゃや珍しいおもちゃ、体を使って遊べるおもちゃなどを集めた美術館です。部屋ごとに異なったコンセプトのおもちゃが展示されています。
美術館ではありますが、遊技場として土日は多くの子どもが遊びにやってきます。
子どもだけでなく大人も楽しめるおもちゃも多数展示されており、特に世界各国のボードゲームが揃っている「ゲームのへや」では、ゲームに熱中する大人の姿も多く見られます。

営業時間:10時~16時
入館料:大人(中学生以上)800円、子ども(6ヶ月~小学生)500円、6ヶ月未満無料、大人子どもペア券1200円

さいごに

今回は東京でおすすめの美術館を紹介してきました。今度の休日は、ぜひ東京の美術館でアートの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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