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ビジネスとは何が違う?国際線のエコノミークラスとは?


お得な運賃で海外旅行が楽しめる国際線のエコノミークラス。今回は、ビジネスクラスとの比較を交えながら、エコノミークラスの座席や機内サービス、機内食についてまとめました。機内に持ち込む手荷物にも関わってくるため、海外旅行が初めての方は事前にチェックしておきましょう。

国際線エコノミークラスの概要

飛行機のクラスは一般的に、エコノミー・ビジネス・ファーストの3クラスに分かれています。すべてのクラスの中で最も定員数が多いのがエコノミークラスで、標準的な設備、サービスが提供されます。昨今ではエコノミークラスとビジネスクラスの中間にあたるプレミアムエコノミーを設置している機材も登場しています。
ビジネスクラスと比較すると、手続きなどのサービスの優遇、無料のラウンジ利用といった地上でのサービスはありません。

座席

エコノミークラスは座席間隔・座席幅がビジネスクラスよりも狭い設計になっており、2列、3列、4列とシートが横一列に連結しています。ビジネスクラスでは、パーソナル空間が確保されたゆったりシートで、最大180度傾斜できるフルフラットシートが設置されている豪華な機材もありますが、エコノミーでは薄型リクライニングシートが主流です。
プライベートなスペースはほぼありませんが、友人や家族と並んで座れるのがエコノミーのメリットです。また、標準的な座席とはいえ、調整可能なヘッドレストやフットレスト、個人液晶モニター、USBポート、ユニバーサル電源といった便利な設備があり、オンデマンドの映画や音楽などで快適に過ごせるようになっています。

アメニティ

一般的なエコノミークラスでは、毛布、枕が用意されています。一方、ビジネスクラスでは上質な寝具やスキンケア用品、アイマスク、スリッパ、歯磨きセットなど、手ぶらで機内泊ができるほどアメニティグッズが充実しています。
また、クラスに関わらず、乗り物酔い止め、鎮痛剤、体温計、絆創膏、血栓症予防のための青竹踏みなどのヘルスケアグッズが準備されています。体調が悪くなったときは客室乗務員に声を掛けましょう。

機内食

エコノミーの機内食は、一食分をトレイにのせて決まった時間に一斉に提供されます。一般的には、和食や洋食、魚料理や肉料理など2~3種類から選択でき、ワインやビール、コーヒー、ジュースなどのドリンクが用意されています。コース仕立てで提供されるビジネスクラスよりも簡易的なメニューにはなりますが、各航空会社でこだわりの機内食を用意しています。

例えばANAのエコノミークラスでは、SNS上で一般客から投票された和食、洋食セットそれぞれの上位メニューを提供するほか、羽田・成田発のエコノミークラスではビジネスクラス以上の限定メニューである天然酵母の自社製パンを特別に提供しています。

さいごに

エコノミークラスの魅力は、なんといっても運賃の安さです。目的地がアジア圏などの近距離、または乗り換えがある場合は、狭い座席でもそれほど気にならないかもしれません。昨今、各航空会社では座席が広めに作られたワンランク上のエコノミークラスが登場し、選択肢が多くなっています。ニーズや移動時間を考慮して、自分にあった運賃クラスを選びましょう。

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