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科学と触れ合える!玄海エネルギーパークの見どころをご紹介

佐賀県東松浦郡にある玄海エネルギーパークでは、さまざまな展示やアトラクションを無料で楽しむことができます。日本初の実物大原子炉模型の展示をはじめ、太陽光で走るロードトレインに実際に乗って次世代エネルギーを体感することもできます。今回は、佐賀県を代表する観光スポットの1つ、玄海エネルギーパークの楽しみ方や見どころをご紹介します。

玄海エネルギーパークってどんなところ?

「玄海エネルギーパーク」は人と自然と原子力を中心に、さまざまなエネルギーとふれあえるテーマパークです。入館料は無料で、108,500平方メートルの広大な敷地内には「玄海PRセンター」「サイエンス館」「九州ふるさと館」などさまざまなパビリオンがあり、それぞれのテーマに沿った資料を展示しています。日本初の試みとなる実物大の原子炉模型の展示をはじめ、ゲームをしたりクイズにチャレンジしたり、楽しく遊びながらエネルギーについて学べます。

青い芝生が広がる「太陽のひろば」には、さまざまな遊具やじゃぶじゃぶ池が設置されており、小さな子どもも退屈せずに過ごすことができます。春には満開に咲き誇る桜並木を散策しながら雄大な玄界灘の景色も堪能できます。テニスコートやグラウンドもあり、スポーツを楽しむこともできます。他にも発電所の廃熱を有効利用した温室や、玄海の海の幸・山の幸が並ぶ物産販売所「どっ来い承(どっこいしょ)」などの施設もあります。四季折々の自然の景観を楽しみながら、エネルギーについて見て触れて体験して楽しく学ぶことができます。スタッフによる展示館案内(約40分)も行っており、より詳しい説明を聞くことができます。希望時は受付で申し込みましょう。
雄大な自然に抱かれた広大なエリアで、頭も体もフル活用してサイエンスに触れることができます。

開館時間・アクセス

開館時間・休館日

開館時間
9時~17時

休館日
毎月第3月曜日(第3月曜日が祝日の場合は翌日)
年末年始(12月29日~1月2日)

アクセス

公共交通機関
唐津「大手口バスセンター」→《玄海原子力発電所行》約40分→「玄海エネルギーパーク」下車

自動車
福岡前原道路「前原東IC」→車で約1時間10分
※駐車場…普通車50台、大型車12台

玄海エネルギーパークの見どころ

科学に触れ合える!

玄海エネルギーパークにはさまざまな見どころがあります。

サイエンス館

ここでは、原子力発電のしくみや安全性、放射線など科学とエネルギーについて学ぶことができます。館内は地下1階、地上4階の吹き抜けとなっており、高さ約13m、内径4.5mの原子炉模型を展示しています。全周型実物大原子炉模型の展示は全国でも初めての試みです。模型に組み込んだ画面に映る大迫力のコンピュータグラフィックスで原子炉の働きや原子力発電の仕組みを学べます。

2人対戦型の「原子力ゲーム」や、自分の顔を変形したり合成したりして遊べる「ふしぎの世界」などもあり、映像やゲームなどを通じて楽しく遊びながら科学に触れることができます。最上階にある「玄海展望ルーム」からは玄海原子力発電所を見ることができ、玄界灘の美しい海や島々の景色も堪能できます。

九州ふるさと館

ここは、九州の人々のエネルギーをテーマにした施設で、伝統工芸品や民俗芸能について知ることができます。音と映像、照明などを駆使した幻想的な空間で臨場感あふれる演出が楽しめます。伝統工芸品のコーナーには、唐津焼や伊万里・有田焼など、九州各県を代表する伝統工芸品を展示しています。民俗芸能のコーナーは「祈る」「競う」「集う」の3つのゾーンに分かれており、九州各地の祭りや踊りを紹介しています。コーナー中央にある「ふれあいギャラリー」では、佐賀の観光やイベント情報も提供しています。一画を占める巨大なからくり時計は有田焼製で、高さ2.4m、幅2mの大きな時計のからくりが時とともに艶やかに動き出すさまは見ごたえがあります。

観賞用温室

ここは、発電所の廃熱を有効利用した温室です。コンセプトは”風景とともにくつろぐ温室”です。ここでは”熱帯温室”や”ディスプレイ温室””レストガーデン”など、季節ごとの寛ぎの空間を演出しています。また、野菜や草花の育苗、イチゴやミニトマトの栽培なども行われており、地域との共生を目指す温室も設けられています。
徒歩5分のところにある「あすぴあ館」では、太陽光や風力、水力、水素など、次世代のエネルギーについて遊びながら学ぶことができます。

体験型の展示も楽しめる

屋外コーナーでは水素や太陽電池で走るカートやトレインに実際に乗ることができます。「次世代交通展示室」には水素エネルギーの仕組みを紹介するコーナーがあり、ここでは燃料電池や太陽電池を積んで走る「電動カート」に大人も子どもも乗ることができます。遊園地のものほどスピードは出ませんが、エネルギーの仕組みを学んだ上での乗車体験は格別です。利用料は小中学生100円、大人200円、未就学児は無料です。

広い園内を走る「ロードトレイン」は12人乗りで、その動力源は太陽エネルギーです。天井に太陽光パネルを乗せ、太陽光で充電しながら走ります。車内の天井にはモニターが設けられ、発電量を見ることができます。トレインは無料で利用できます。

1階にある「水の庭」コーナーでは水力について紹介しています。ここでは水力を利用した「水鉄砲」で遊ぶことができます。水で濡れることもあるので遊ぶ時は注意しましょう。

バーベキューを楽しめる!

玄海エネルギーパークの館外には広大な公園エリアが広がっています。エリア内にはバーベキュー台や洗い場などの設備が備わった「バーベキュー広場」もあり、食材や炭などを持ち込んでバーベキューを楽しむことができます。草スキーが楽しめる「ソリゲレンデ」や「ピクニック広場」「野外コンサート広場」などもあり、バーベキューを食べたり思い切り体を動かしたり、自然豊かな環境で楽しむことができます。

さいごに

玄海エネルギーパークはさまざまなエネルギーとふれあえる施設です。日本で初めて実物大の原子炉模型を展示した場所でもあります。対戦型ゲームもあり、さまざまなアトラクションを無料で楽しみながら科学に触れることができます。野外を太陽光で走るロードトレインや草スキーなども楽しめ、自然豊かな公園で思い切り体を動かして遊ぶことができます。九州の伝統工芸を紹介したコーナーや廃熱利用の温室もあり、地元の特産品の販売も行っています。玄海エネルギーパークでは、見て触れて体験してエネルギーを身近に感じることができます。

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