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食べ歩きを楽しめる!長崎新地中華街の見どころをご紹介

長崎新地中華街は日本三大中華街の1つです。東西南北すべての入り口に建つ壮麗な中華門を抜けると、鮮やかな中華料理店が立ち並んだ異国情緒あふれる光景を見ることができます。今回は、長崎を代表する観光スポットの1つ、長崎新地中華街の楽しみ方や見どころをご紹介します。

長崎新地中華街ってどんなところ?

長崎市内にある長崎新地中華街は古くから続く歴史ある中華街です。もとは唐船が入港した際の荷物搬入の便を図り、1702年(元禄15年)に海岸を埋め立てて作った場所でした。明治に入ってから在住中国人が移り住み、中華街が形成されました。東西南北の4ヶ所の入口には朱塗りの壮麗な中華門が建ち、東門には青龍、西門には白虎、南門には朱雀、北門には玄武(蛇と亀)と、方角を表す聖獣がそれぞれあしらわれています。

通りには中華料理店や中国産の土産物店が軒を並べています。また、秋の中秋節には黄色の満月燈籠、冬のランタンフェスティバルには赤色のランタン(中国提灯)が飾られます。通りにあるレストランでは、ちゃんぽんや皿うどんといった長崎県のご当地グルメを楽しめます。チャイナドレスやビードロなど、この地ならではのお土産品も販売しており、グルメはもちろんショッピングも楽しめます。

料金・営業時間

長崎新地中華街には複数の店舗があり、営業時間は店舗により異なります。多くの店舗が21時30分で閉店するので、あらかじめ確認しておきましょう。

アクセス

JR長崎駅→路面電車「正覚寺下」行乗車→約6分→「築町電停」下車→徒歩2分

長崎新地中華街の見どころ

食べ歩きを楽しもう!

長崎新地中華街を訪れたらぜひ味わいたいのが「トンポーロー」です。豚の三枚肉で作られた伝統的な豚料理で、発祥の地は上海に近い杭州と伝わりますが、真っ白なまんじゅう「パオ」に挟むスタイルは明治時代に長崎で始まったといわれています。
新地中華街で提供されているトンポーローはいずれも昔ながらの手法で作られています。茹でたほうれん草をのせるのがおすすめの食べ方です。

「ハトシ」もおすすめの料理です。中国名では「蝦吐司」(シャートースー)といい、「蝦」はエビ、「吐司」はトーストを意味しています。ハトシとは、エビのすり身をトーストに挟んで揚げた中華風揚げトーストのことで、外はサクサク、中はぷりぷりで食感も楽しめます。新地中華街の料理店では「点心」として供しているところもあり、エビだけを使用するところもあれば、エビに豚のひき肉を加えてエビシュウマイのような食感を楽しめるところもあります。市内にはハトシの専門店があり、お土産用も販売されています。長崎ランタンフェスティバルではハトシの出店も並びます。

ランチでちゃんぽんを楽しもう!

長崎ちゃんぽんは明治末期に長崎県でできた料理といわれています。使用する麺はラーメンと異なり、うどんと同じ小麦粉に唐灰汁を入れたもので、独特の風味があります。豚と鶏の骨、ネギ、ショウガとともに煮込んだスープに、具材のもやし、キャベツ、玉ねぎ、かまぼこ、ちくわ、魚介、豚肉、鶏肉などを入れて煮込みます。”ちゃんぽん”という名前の由来は、いろいろな材料を使うことからついたという説もあれば、中国語で「食べる」を意味する「砲飯」(ツーツァン)が転じたものという説もあります。

「皿うどん」もおすすめの料理です。揚げた中華麺の上にとろみをつけた餡をかけたもので、ちゃんぽんとともに長崎名物として広く知られています。麺には細麺と太麺とがあり、中華麺をラードまたは白絞(しらしめ)油を混ぜたもので揚げて使います。上にかける具は長崎の新鮮な魚介やかまぼこ、モヤシ、豚肉、ハクサイなどを千切りにし、ラードで炒めてスープを加え、くずでとろみをつけて麺にかけていただきます。

「中国菜館 江山楼 長崎中華街本店」では長崎名物のちゃんぽんと皿うどんを堪能できます。1946年(昭和21年)に創業した老舗で、中華街には本店のほかに新館があります。浦上にも店舗を構え、その味は多くの人々に愛され続けています。皿うどんは細麺で、トンポーローも人気メニューの1つです。定休日は年末年始の12/31~1/1で、それ以外は不定休です。

ショッピングを楽しもう!

長崎新地中華街には色鮮やかなショップが立ち並び、ショッピングを楽しむこともできます。
「泰安洋行」では、チャイナドレスやカンフースーツから話題の飲茶商品まで、30種類以上にも及ぶ商品を取り扱っています。中国茶や飲茶も種類豊富で、中華料理の食材も取り揃えています。
「福建」では、月餅やゴマパンなどの手作りお菓子や麺類、点心を中心に、中華街でも珍しい食材も取り揃えています。中国酒や中国グッズ、お菓子の詰め合わせなどもあり、地方発送も受け付けています。
「蘇州林 長崎唐菓子店」では自家製にこだわった中華菓子や点心を製造販売しています。麻花兒や金銭餅、角煮まんなど、ここだけのオリジナルの味を持ち帰って自宅で味わえます。
「三栄製麺所」では、長崎を代表する長崎ちゃんぽん・皿うどん・焼きそばを50年以上にわたって製造販売しています。
「幸瓶」では、繊細なガラス細工を取り扱っています。繊細で涼やかなガラス細工は長崎ならではの異国情緒あふれるお土産品として多くの人に喜ばれています。

さいごに

壮麗な中華門に囲まれ、ひときわ色鮮やかな店舗が立ち並ぶ長崎新地中華街。長崎ならではの街並みは異国情緒にあふれ、灯籠やランタンが街を飾る季節になれば幻想的な風景を楽しむことができます。本場の中華料理をはじめ、長崎名物ちゃんぽんに皿うどんなど、この地ならではの味も堪能できます。

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