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飛行機のカイロの種類別取扱・注意点 【国際線】

寒い日に手軽に暖を取れるカイロは、冬の必需品です。寒い季節、気温の低い国に海外旅行へ行く時にも、カイロを持ち込みたいと思う人も多いのではないでしょうか。今回は、国際線でカイロを持ち込む際の注意点についてご紹介します。

※ページ内の情報は、2022年6月時点のものです。最新の情報については、航空会社や空港WEBページ等でご確認ください。

飛行機への持ち込みには制限があるの?

テロ対策の一環から、国際線の飛行機には世界共通で手荷物及び預けることのできる荷物について、の厳しい持ち込み制限が設けられています。刃物などの危険物はもちろん、液体の持ち込みにも厳しい制限があり、保安検査場や金属探知機を使った検査では、細かいところまでチェックされています。
カイロは使い捨てタイプ以外にもいくつか種類があり、仕組みや成分も異なります。飛行機への持ち込みや預けることが可能かどうかは、カイロの種類によって異なります。

カイロの種類別の注意点

使い捨てカイロ

使い捨てカイロの原料は大半以上を鉄粉が占めており、鉄がさびる時に生じる熱を利用して暖を取る仕組みです。日本国内で販売されている市販の使い捨てカイロは、厳しい基準を満たしているため、普通に使っている分には発火や爆発の心配はありません。

JALやANAなど、ほとんどの航空会社は使い捨てカイロの持ち込み及び預けることは許可されています。貼るタイプや貼らないタイプどちらでも問題ありません。海外の航空会社も同様の基準を採用しているケースが多くみられますが、不安がある場合は問い合わせすると良いでしょう。

ただし、使い捨てカイロは鉄分が多く含まれていることから、金属探知機に反応してしまうケースがあります。手荷物検査の際には、手荷物のバックなどに入れておきましょう。

充電できる電気カイロ

USBケーブルやACアダプタから充電できる電気カイロは、何度でも使えるメリットがあります。価格は使い捨てタイプよりもやや高価ですが、1回充電すれば数時間は利用可能です。また、すぐに暖まるので1回あたりのコストを安く抑えることができます。
電気カイロは、パソコンやスマホなどと同じ電子機器扱いになります。貴重品に該当するため、機内への持ち込みが推奨されています。なお、航空会社によっては電子機器の持ち込み個数に制限があるため、ほかにも電子機器を持ち込みたい場合は注意が必要です。
ただし、国ごとにプラグタイプや電圧が異なるので、渡航先の基準に合わせた変換アダプタもあわせて持って行くと良いでしょう。

オイルタイプのカイロ

冬山登山やスキーなど、アウトドアシーンで使用することの多いオイルタイプのカイロは、オイルが気化する際の発熱作用を利用して暖を取る製品です。
すぐに暖まりやすく、保温時間もほかのカイロと比較するとひじょうに長いというメリットがあります。使い捨てカイロよりもやや高価です。
ただし、危険物に指定されているベンジンなどの液体燃料を使用するため、機内への持ち込みや預けることはできないので、海外に持って行くことはほぼ不可能です。どうしても使いたいなら、換え綿を抜いて本体を綺麗に洗浄し、燃料のベンジンは現地調達するという方法もあります。

さいごに

日本はもちろん、海外の多くの国では感染症の早期発見を目的として、入国する人を対象としたサーモグラフィー検査が行われています。カイロを身につけたままだとサーモグラフィーに引っかかる可能性もあり、その分時間を取られてしまうことがあります。

防寒対策として利便性の高いカイロは、機内でも現地でも楽しい冬の旅をサポートしてくれる強い味方です。今回ご紹介したポイントを守って、正しく安全に持ち込みましょう。

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