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料金は?アクセスは?唐津城の見どころをご紹介

唐津市のシンボルともいえる唐津城。威容を誇る5層の天守閣では、甲冑や唐津焼などの貴重な資料が展示されており、唐津の歴史について詳しく学ぶことができます。花の名所としても知られ、春には満開の桜が城郭を彩り、藤棚を紫に染め上げる藤の花は天然記念物に指定されています。今回は、佐賀県を代表する観光スポットの1つ、唐津城の楽しみ方や見どころをご紹介します。

唐津城ってどんなところ?

佐賀県唐津市のシンボル「唐津城」は、豊臣秀吉の家臣であり、初代唐津藩藩主となった寺沢志摩守広高によって7年の歳月をかけて1608年(慶長13年)に築城されたといわれています。当時、築城にあたっては名護屋城の解体資材を用いたとも伝わっています。

現在見ることができる城郭は、1966年(昭和41年)に文化観光施設として天守台跡に再建されたものです。慶長様式を取り入れた5層の天守閣は、その姿を鶴の頭に見立て、左右に広がる松原は鶴が翼を広げた形に似ているとして、別名「舞鶴城」とも呼ばれています。松原は初代藩主が慶長年間に植林したものです。約100万本の黒松の群生は海から吹く潮風をよく防ぎ、農地を豊かにするために役立っています。

城内には、藩制時代を知ることができる貴重な資料や武具などを展示しています。また唐津焼の資料や考古資料なども見ることができます。天守閣の5階には展望台があり、青々と横たわる玄界灘や松浦潟などを見渡せる絶景を堪能できます。天守閣までは石段のほかにエレベーターも設置されています。エレベーター利用料は一般片道100円、小中学生は50円です。

城周辺は舞鶴公園として整備されています。園内には天守閣のほか、本丸、化粧櫓、大手門や北門、西門、二ノ曲輪などが配されています。著名な歌人・斎藤茂吉がこの地を訪れた際に詠んだとされる歌碑もあります。春には満開の桜が城を囲むように咲き誇る花の名所としても知られています。また、藤の花も見どころの一つで、樹齢百年を超える藤は天然記念物に指定されており、毎年見ごろを迎えると藤棚を艶やかに彩る見事な紫色の花が咲き誇ります。

料金・開館時間

料金

入場料
一般500円
小中学生250円
未就学児 無料

開館時間・休館日

開館時間
9:00~17:00(入館は~16:40。期間により変動あり)
休館日
12/29~12/31

アクセス

公共交通機関
JR唐津線、筑肥線唐津駅→徒歩20分→JR唐津線「筑肥線唐津駅」からタクシー利用で5分

自動車
長崎自動車道多久ICから車で40分

唐津城の見どころ

展望フロアから市内を一望できる!

2017年(平成29年)にリニューアルした天守閣ですが、5階展望フロアは海に面しており、遥か彼方まで広がる玄界灘の絶景を堪能できます。スマートフォンのARパノラマビューは展望所からの景観にスマートフォンを向けると、観光名所の案内や唐津城からの所要時間、解説動画などが流れます。

威容を誇る天守閣は日が落ちてライトアップされるとまた違った印象を与えてくれます。闇に浮かび上がる幻想的な天守閣を一度は見に訪れたいものです。

歴史を学べる!

唐津城の城内はフロアごとにテーマが設けられており、貴重な資料を展示しています。
1階は「観光案内・体験フロア」で、デジタルサイネージを活用し、唐津城を中心に唐津市内の魅力について案内しています。また、観光ルートの紹介もあります。唐津城以外の観光文化施設や食事処、土産物屋などについても知ることができ、観光客に便利な情報が集まっています。体験コーナーでは、豊臣秀吉の兜や、5代藩主の世子として藩政にあたった小笠原長行の兜などの衣装を着用してデジタル記念撮影も楽しめます。2階には「唐津の歴史フロア」があり、中世から近世にかけての唐津の歴史を貴重な資料とともに紹介しています。3階の「唐津焼フロア」では多くの茶人に愛された素朴な味わいのある唐津焼に関する展示が行われており、16世紀末から焼かれ始めた唐津焼の歴史について学ぶことができます。甲冑「朱漆塗紅糸威仏二枚用胴具足」や「鉄絵菫文八角皿」なども展示され、往時を偲ぶ貴重な資料の数々が紹介されています。

さいごに

佐賀県唐津市を代表する「唐津城」。壮麗な天守閣と左右に広がる松原が、鶴が翼を広げた姿のようだとして、いつしか”舞鶴城”と呼ばれるようになりました。城内には貴重な資料が展示され、唐津の歴史について深く学ぶことができます。天守閣の5階にある展望台からは雄大な玄界灘を一望できます。城の周囲は舞鶴公園として整備されており、春になれば城を取り囲むように満開の桜が咲き誇り、天然記念物の藤も艶やかに花開く花の名所としても知られています。

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