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歴史を体感!中国のパワースポット


古くは黄河文明など、紀元前からの歴史を持つ中国に興味を持つ人は多いでしょう。実際に、伝統ある文化遺跡も数多く残っています。また、大陸の自然が作り出すスポットも多数あり、その一つひとつが雄大な風景で魅了させてくれます。なかには、パワースポットと呼ばれる場所も少なくありません。この記事では、その主なスポットについて紹介していきます。

歴史が作り上げた世界遺産のパワースポット

秦の始皇帝時代に作られたとされる万里の長城は、中国の歴史を感じさせられる建造物です。長さが約6,300キロメートルもあるこの建造物は、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。長城が続くその景観が、まるで龍が通ったように見えることから、龍の力を感じられるパワースポットとしても知られています。観光として訪れた際に、その龍を意識することでもパワースポットの恩恵を受けることができるでしょう。この万里の長城には、北京市内からタクシーを使って約1時間半で行くことができます。
九寨溝は、100を超える湖が作り出す美しい風景が魅力的なスポットです。湖水は透明度が高く、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどの彩が幻想的ですらあります。大自然の力が作り出した数々の湖は、パワースポットとしても魅力を感じさせてくれるものです。この地もまた世界遺産として登録されており、多くの観光客が訪れることでも有名です。この九寨溝には、九寨溝黄龍空港からリムジンバスやタクシーを利用して行くことができます。

上海近郊にある寺院のパワースポット

龍華寺は、上海で最も古い寺院として知られています。時は三国時代まで遡り、呉の孫権が、父を亡くした母を慰めるために建造されたと伝えられている寺院です。運気を呼び込むとして、中国のビジネスマンを中心にパワースポットとして人気があります。上海の地下鉄から近く、その利便性の高さも人気の理由のひとつです。
寒山寺は、その鐘が有名です。毎年大晦日、この寒山寺の除夜の鐘を聴くと10歳若返るといわれています。そのため、誰が撞き手の一番手に誰がなるのかを、競りにかけられています。この場所は日本でもツアーなどで多くの人が訪れるほどの人気スポットです。
1882年創建の玉仏寺は、そこに祀られている2体の玉仏が有名です。ミャンマーから授かった見た目の豪華な仏像には、メノウやヒスイが埋め込まれています。その鮮やかな姿を拝むと、そこから発せられるパワーを感じられます。その2体の仏像だけでなく、ほかにも仏像などが多く安置されており、見応えも十分なスポットです。

不思議な力を体感するパワースポット

蓮花山は、湖北省にあります。断層の上にあって、その特殊な状態からゼロ磁場を作り出している地域です。磁場が体に与える悪影響がこの地では解消されて、訪れた人の病気を治したり、幸せにしたりといった効果を与えてくれると信じられているパワースポットです。蓮花山のなかで最もゼロ磁場の力が強いとされる場所には、祈福堂という名前のお堂があります。磁場のエネルギーを高める目的で建てられたもので、内部に入るとそのパワーがより感じられるといわれています。
福建省にある南普陀寺は、その豪華な建物と、裏山にある大きな「仏」の題字が有名な寺院です。寺で出される精進料理は、その種類の多さで知られています。南普陀寺に出かけるときは、パワースポットとしての恩恵を感じながら、精進料理を味わってみるのも良いでしょう。
アジア最大の霊山といわれている白頭山は、北朝鮮との国境付近にある標高2,744メートルの火山です。霊山として崇められたその山は、登らなくても姿を見ることでパワーを感じさせてくれることでしょう。

中国の伝統に触れる!パワースポットのまとめ

広大な国土と古い伝統を持つ中国には、千年単位の歴史を持つ史跡も数多く存在します。そのうえ、大自然を体感できるスポットもまだまだたくさんあります。
各地のパワースポットを巡るためには、国内線の航空機を使ったほうが便利だという場合も多くあるでしょう。移動時間をできるだけ抑えて、数多くのパワースポットを巡れば、幸せになるためのパワーを蓄えてその後の日常生活を送っていけるはずです。