チケット料金が安く、JALやANAと同じサービスが受けられるエアドゥは、コストパフォーマンスの高い航空会社のひとつとして知られています。ただ、エアドゥの航空機には欠航か多いという話も良く聞かれます。もちろん、エアドゥに限らず、天候や災害などの影響で予約していたチケットが欠航になることは決して珍しいことではありません。そこで今回は、エアドゥで欠航が発生した場合に、知っておくと役に立つ対処法を紹介します。
もしエアドゥが欠航したら？
エアドゥは北海道を拠点に活動している航空会社です。特に冬の北海道では、暴風雪などの悪天候が発生しやすく、航空便がやむを得ず欠航になってしまうことも多いです。エアドゥでは、そうした悪天候など不可抗力の理由で欠航になった場合、目的地の変更や旅行のキャンセルなどに柔軟に対応するサービスを実施しています。ただし、目的地変更や予約キャンセルの手続きには、申し込みの受付期間が設けられているため注意が必要です。
目的地の変更をする場合、受付期間は予約便の出発日から10日以内となっています。一方、旅行をキャンセルして払い戻しを申請する場合は、航空券の有効期間満了日の翌日から数えて30日以内に払い戻し申請しなければなりません。受付期間内に手続きを済ませれば、キャンセル料なしで払い戻しを受けられるほか、予約変更すれば別のエアドゥ便で目的地に向かうことができます。ただ、振り替え便はエアドゥ便に限られるなど、条件もあるので、別の航空便に変更したい場合などは条件をしっかり確認してから行うようにしましょう。
また、予約の変更やキャンセルは、天候調査中の段階でも可能です。天候調査中とは、悪天候が予想される場合に、運航できるか判断している最中のことです。天候調査した結果、欠航にならなかったとしても、差額や手数料がかからずに変更またはキャンセルすることができます。変更やキャンセルの手続きは、空港カウンターはもちろんインターネットなどでも可能です。受付期間が過ぎないうちに手続きをするようにしましょう。
エアトリで買った航空券はどうなるの？
エアトリで購入したエアドゥの航空券は、エアトリ内で払い戻し手続きすることができます。もし、エアドゥの航空便に欠航が発生し、チケットを購入していたら、エアドゥに問い合わせるよりエアトリ内で手続きしてしまったほうが簡単です。もちろん、キャンセル料もかからないため、払い戻しをする際はエアトリのキャンセルフォームから手続きしましょう。ただし、エアトリ内の払い戻し手続きは、搭乗予定日の5日後までとなっています。エアトリで払い戻しする場合は、期限を過ぎてしまわないように注意しましょう。
また、欠航がまだ決まっていない段階でも、条件付き運航や欠航の可能性がある場合もエアトリ内で払い戻し手続きすることができます。通常のキャンセルと同じように、搭乗予定日の5日後までに手続きを済ませれば手数料なしで払い戻しが可能です。一方、予約の変更については、エアトリ内で手続きすることができません。欠航になったため別の便に振り替えしたい場合は、エアドゥに直接問い合わせて振り替え手続きを済ませましょう。エアトリでチケットを購入していた場合でも、最初に予約したのがエアドゥの路線であった場合、振り替えできるのもエアドゥ路線のみとなるので覚えておきましょう。
欠航が決まったら早めの行動を心がけて
欠航はいつ起こるか予想するのが難しいものです。ただ、予約当日の天候に関しては、事前にある程度の情報を把握することができます。予約していたチケットの便が欠航したとなれば、振り替えの手続きや宿泊先の手配など、事後の細かい対応に追われることになります。手続きが遅れれば、振り替え申請がうまくいかなかったり、出張先の宿泊場所を確保できなかったりなど、思わぬ事態に巻き込まれてしまうこともないとはいえません。あらかじめ天候に注意を払っておくと同時に、欠航が決まったら早めに行動することを心がけ、落ち着かない空の旅になってしまわないように気を付けましょう。