X

「特別航空券」だけじゃない!貯まったマイルの使い方


飛行機に乗るたびにマイル(マイレージ)を貯めているものの、どうやって使ったらいいか分からないという方も多いのではないでしょうか。マイルは「特別航空券の交換」をはじめとして、「座席のアップグレード」「商品との交換」などさまざまな使い方ができるので、貯まったら有効期限を迎える前にぜひ使用しておきましょう。
今回は貯まったマイルの使い方の一例をご紹介します。

マイルのいろいろな使い方

マイルを使ってできることは提供元の航空会社によって異なります。ここでは日本航空の「JALマイレージバンク」と全日本空輸の「ANAマイレージクラブ」でできるマイルの使い方を、一覧でご紹介します。

特典航空券に交換(JAL、ANA)

貯めたマイルは国内線・国際線の航空券と交換することができ、マイルを使って交換した航空券のことを「特典航空券」といいます。必要なマイル数は航空会社や利用区間、シーズンなどによって違い、たとえば国内線で1区間(片道)の航空券と交換する場合は、JALでは最低6,000マイル、ANAでは最低5,000マイル必要になります。

座席のアップグレード(JAL、ANA)

JAL、ANAともに国際線に限り、マイルを使って座席をアップグレードすることができます。「現在持っている航空券のひとつ上のクラス」にアップグレードできるという特典のため、たとえばエコノミークラスからファーストクラスにアップグレードするなどの使い方はできません。必要最低マイル数はJALでは9,000マイル、ANAでは12,000マイルとなっています。
残念ながら現在のところ、国内線には使えないので注意してください。

提携ポイントに交換(JAL、ANA)

貯まったマイルをJAL、ANAがそれぞれ提携している会社のポイント(Edy、楽天スーパーポイント、Tポイントなど)に交換することができます。必要最低マイル数は10,000マイルであることがほとんどで、1マイル=1ポイントで交換できるケースが多いです。

商品に交換(JAL、ANA)

貯まったマイルを食料品、お酒、バッグ、時計、電化製品といったさまざまな商品と交換することができます。商品と交換するためには少なくとも10,000マイルが必要で、たくさんのマイルを使用するほど豪華な賞品と交換できるようになっています。

超過手荷物料金の支払いに使う(JAL、ANA)

搭乗の際に預ける荷物が無料手荷物許容量を超えた場合には「超過手荷物料金」が必要となりますが、この支払いをマイルで行うことができます。必要マイル数は超過の種類別に1,000マイル単位で細かく設定されています。
基本的には本サービスも国際線対象のサービスですが、国際線との乗り継ぎなど「国際線手荷物ルール」が適用される国内区間については使用することができます。

チャリティー・寄付に使う(JAL、ANA)

貯まったマイルを社会起業家やアスリートの支援などに使うことができます。過去にはUNESCO(国際連合教育科学文化機関)への寄付や、東日本大震災、熊本地震の被災者の支援なども受け付けていました。

空港への交通費に使う(ANA)

ANAでは貯まったマイルを、成田空港⇔東京23区間を走る「エアポートリムジンバス」の乗車券や、羽田空港・成田空港発着のタクシー・ハイヤーの利用に使用できるクーポン券などと交換することができます。自宅から空港までの交通費を抑えたいという場合に役に立ちます。

「どこかにマイル」を利用する(JAL)

「どこかにマイル」とは、JALが2016年12月12日から開始した「JALが提案する日本のどこか」を飛行機で往復できるサービスです。必要マイル数は6,000マイルと特別航空券の半分以下となっており、「ミステリーツアー気分で旅行ができる」と利用者から好評を得ているそうです。

さいごに

今回は貯まったマイルの使い方を、JALとANAを例にご紹介しました。JALとANAが提供するマイルには、いずれも「利用日の36ヵ月後の月末まで」という有効期限が設定されています。有効期限を過ぎるとそれまで貯めてきたマイルが失効されて利用できなくなってしまうので、マイルをお持ちの方は有効期限がいつまでなのか定期的にチェックするようにしましょう。

航空券を予約するなら国内航空券最大80%OFFのエアトリにおまかせ!
航空券の予約はこちら