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初めてでも満喫!8月を賑わす青森の風物詩「ねぶた祭り」の歴史と楽しみ方


「青森のねぶた祭り」は、例年300万人を超える参加者を誇る日本有数の火祭りです。本記事では東北三大祭りの一つ、ねぶた祭りの歴史とその魅力についてご紹介します。

ねぶた祭りの歴史とその由来

ねぶた祭りの歴史

青森ねぶた祭りが記録として最初に登場したのは江戸時代の享保年間であるとされており、弘前のねぷた祭を真似て灯籠を持ちながら、踊り歩いたと伝えられています。江戸時代後半には人形型の灯籠(ねぶた)が登場したとの記載もあり、明治時代に入るとさらに大型化が進みました。途中、行政からの禁止令などで中止されるなどの紆余曲折を経て、戦後に入ってから現在のように大型化していきました。1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されています。

ねぶた祭りの「ねぶた」とは

ねぶた祭りの「ねぶた」の名前の由来は諸説ありますが、眠気を避けるための習俗「ねむりながし」が「ねぶた」に訛ったという説が有力です。アイヌ語で奇怪、不思議という意味の「ネプターン」が変化したという説もあります。

ねぶた祭りの概要

2017年ねぶた祭りの開催時期・場所

・開催場所:
ねぶた運行コースは青森市内の「新町通り」→「平和公園通り」→「国道4号線」→「八甲通り」→「新町通り」を回る約3.1kmのコースとなっています。
※ ねぶたごとに、開始位置は違っています。

開催時期:
2017年8月2日(水)〜8月7日(月) ※前夜祭は8月1日(火)

・8月1日:前夜祭
前夜祭は2ヶ所で行われます。

会場(1)青い海公園 ねぶたラッセランド 特設ステージ
時間:18:00~21:00頃
内容:バケト(女装などの仮装)の競演、ミスねぶた・ミスター跳人・ねぶた師の紹介、ねぶた囃子演奏、囃子持久力コンテスト等

会場(2)浅虫海浜公園
時間:19:00~20:40頃
内容:第69回浅虫温泉花火大会

・8月2日〜3日(19:10~21:00)
子どもねぶた(約15台)・大型ねぶた(約15台)の運行予定

・8月4日〜6日(19:10~21:00)
大型ねぶたの運行(約20台)の運行予定
8月6日はねぶた大賞他、各賞が発表されます

・8月7日(最終日)
13:00~15:00
大型ねぶたの運行(約20台)の運行予定
19:15~21:00頃
会場:青森港
内容:第63回青森花火大会・ねぶた海上運行(受賞したねぶた)

ねぶた祭りが行われる会場へのアクセス

青森駅から青森県庁などがあり、ねぶた祭が行われる青森中心街へは徒歩で約10分ほどです。
各交通機関利用による、東京駅から青森駅までのアクセスは下記の通りです。

・飛行機利用の場合
青森空港→(バス利用)→青森駅 約35分

・車
祭り期間は、乗用車専用駐車場(有料)と大型バス専用無料駐車場(無料)が用意されますが、ねぶた祭り期間中の青森市内は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用をおすすめします。

乗用車専用:青森操車場跡地北側(1回500円) 運行コースまで徒歩約15分
大型バス専用(2ヶ所):青森港堤埠頭、新田浄化センター

個人観覧席・8月7日の花火大会・海上運行の観覧席について

観覧席を利用する場合は、事前申込が必要です。

・8月2日~6日の観覧席
6月30日(金)~ 青森市内旅行社で販売予定、
7月1日(土)~全国プレイガイドで販売予定

・車いす専用席・8月7日の観覧席(昼のみ、昼&夜セット)
6月30日(金)~ 青森観光コンベンション協会で販売予定
※6月中旬頃に公式ホームページにて購入方法等が掲載されます。

・8/7夜の花火大会・海上運行の観覧席
7月9日(日)より青森花火大会実行委員会公式ホームページ等で販売。

ねぶた祭りの見所・楽しみ方

青森ねぶた祭りといえば、大型のねぶたが勇壮に練り歩くさまが有名ですが、その他にも様々な楽しみ方ができるのが魅力といえます。

大迫力の大型ねぶた

青森ねぶた祭りの主役は、幅9m・奥行き7m・高さ5mの制限があるものの、台車も含めて重さ4トン近くにもなる「大型ねぶた」です。「ねぶた師」と呼ばれる専門の制作者を中心とした300人ほどの人々によって、作られます。

ねぶた師によって命を吹き込まれた重さ4トンの勇壮な大型のねぶたが「らっせーらー」のかけ声とともに市内を練り歩く姿は圧巻そのもの。心浮き立つ「ねぶた囃子」の音色の中、光り輝く巨大な大型ねぶた、ねぶたの周りで踊る500人〜1,000人のハネト達によって、祭りは大きな盛り上がりをみせてくれます。

ハネトとして本格的に参加

ハネトとは、ねぶた祭りに参加する踊り子のことで、祭り期間を通して約9万人ものハネトが参加しています。ハネトは衣装さえ用意すれば、誰でも飛び入り参加可能です。運行スタート前までに、運行コースに待機中のねぶたの団体に入れば参加可能です。ハネトの衣装は市内のデパートで購入できるほか、レンタルなどもあります。
公式ホームページ「ハネトの衣装の購入・レンタル方法

ねぶた海上運行・花火大会

最終日の目玉は受賞した6台のねぶたの海上運行と花火大会です。夜の闇に浮かぶねぶたの明かりと約11,000発の花火が、ねぶた祭りのフィナーレを飾り、幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

ボランティアガイドを利用

ねぶたガイド隊 (青森県観光ボランティアガイド連絡協議会加盟団体)による、ねぶた祭りに関するガイドが無料で利用できます。ガイドと一緒に制作小屋を回り、普段なかなか見ることができない制作の様子なども間近で見ることができる貴重な機会ですので、お祭り期間より少し早めに青森入りするなどして利用してみてはいかがでしょうか。

期間:平成29年7月1日(土) ~ 8月6日(日)

見学可能時間:
・7月1日(土)~22日(土)10:00~15:00
・7月23日(日)~8月6日(日)10:00~15:30
※12:00~13:00は制作者休憩のため小屋の見学はできません。
申込方法:(7/1~8/6)の期間で電話申込。TEL:017-775-3151
申込先:ねぶたの家ワ・ラッセ

さいごに

青森ねぶた祭りは、時代の流れに合わせて変化しながら、人々の熱い気持ちが表現されてきた歴史あるお祭りです。今年の夏はねぶた祭りならではの「観る」「学ぶ」「踊る」という多彩な楽しみを体験してみてはいかがでしょうか。

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