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ホテルと旅館の違いは?部屋数や宿泊設備の違い・メリットとデメリットまとめ


旅行を計画する時に大切なポイントのひとつは、「どんな宿泊施設に泊まるか」という問題です。宿泊施設は大きくホテルと旅館に分類されますが、その違いをご存知でしょうか。今回は「ホテルと旅館は何が違うか」、そしてそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

ホテルと旅館の違いは?

ホテルと旅館の違いは、主に客室数と部屋の広さにあります。「旅館業法」という法律では、ホテルは主に洋室で、客室数は10室以上、部屋の広さは1部屋あたり9平方メートル以上となっています。
旅館は主に和室で、客室数は5室以上、部屋の広さは1部屋あたり7平方メートル以上となっています。
その他にホテルでは、ドアや窓が施錠できることや、客室と廊下や隣室が壁で仕切られていることなどの決まりがあります。

<法律による違い>

宿泊施設を運営する場合、どの施設も「旅館業法」という法律に基づいて行わなくてはなりません。
昭和23年に定められたこの法律の中では、大きく分けて「ホテル営業」「旅館営業」「簡易宿泊営業」「下宿営業」の4タイプに分けられます。
それではどのような違いがあるのか紹介します。

ホテル

ホテル営業の定義は「洋式の構造及び設備を主とする施設を設けてする営業である。」とされています。
(参照:厚生労働省「旅館業法概要」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei04/03.html))
この「洋式の構造及び設備を主とする施設」については、旅館業施行令に記載されています。旅館との主な違いを以下に列挙します。
・ 客室の数は、10室以上であること。
・ 一客室の床面積は、9㎡以上であること。
・ 出入口及び窓は、鍵をかけることができるものであること。
・ 宿泊者の需要を満たすことができる適当な数の洋式浴室又はシャワー室を有すること。

客室の数、客室の床面積、入浴施設の有無などが主な違いとなっています。

旅館

旅館営業の定義は「和式の構造及び設備を主とする施設を設けてする営業である。いわゆる駅前旅館、温泉旅館、観光旅館の他、割烹旅館が含まれる。民宿も該当することがある。」となっています。
(参照:厚生労働省「旅館業法概要」(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei04/03.html))
「和式の構造及び設備を主とする施設」の詳細も旅館業施行令に記載されています。ホテルとの主な違いを以下に列挙します。
・ 客室の数は、5室以上であること。
・ 和式の構造設備による客室の床面積は、それぞれ7㎡以上であること。
・ 当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障を来さないと認められる場合を除き、宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の入浴設備を有すること。

客室の数や床面積の制限はホテルよりも小さくなっています。また、近接して公衆浴場のあるケースなど、必ずしも入浴施設が備えられているわけではありません。

ホテルと旅館のメリット・デメリットは?

ホテルと旅館の違いについて、メリットとデメリットを比較しながら紹介します。

ホテル

室内は通常、靴を履いたまま、または用意されたスリッパで過ごすことがほとんどです。基本的に入浴は客室で行い、食事サービスは付属していない場合、または併設されたレストランで食べることができる場合があります。
そのため、メリットとして挙げられるのは「プライバシーが保たれる」「自由度が高い」という点です。逆にデメリットとしては「他人との交流が浅い」「自分で手配しなくてはならない(要望を伝えなければならない)場合が多い」という点が挙げられます。

旅館

室内では靴を脱ぎ、館内では浴衣姿で過ごすことができます。また仲居さんが料理を運んでくれ、お部屋やしかるべき場所で食事をとることができます。通常、大浴場などの入浴施設が併設されているか、または近隣に立地しています。
旅館のメリットは「食事の手配に困らない」「食事時のサービスの充実」「お風呂の充実」があります。
デメリットとなりうるのは「サービスのため、通常は宿のスタッフが出入りする」「人と接する機会が多い」「旅館ごとのルールがホテルに比べ厳しいことが多い」などが挙げられます。

さいごに

いかがでしたか。どのような旅行にしたいか、そして宿泊施設に求める内容によって、ホテルか旅館かという選択は変わってきます。目的に応じた宿泊施設を選ぶために、ぜひ参考にしてみてください。

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