奄美大島の多くは森に覆われているほか、海にも囲まれており、美しい景色を見ることができます。今回は奄美大島でおすすめの観光スポットをご紹介します。
自然を楽しむスポット
国定公園マングローブ原生林
マングローブとは熱帯、亜熱帯の湿地帯や干潟にある樹木群で、貴重な動植物が生息しています。国定公園マングローブ原生林は、奄美空港から車で約70分の場所にあります。71ヘクタール以上もある国定公園マングローブ原生林は、特別保護区に指定されています。マングローブ林の中を進むカヌー探検ツアーなどを行っている施設が隣接しており、大自然を全身で体感できます。
金作原原生林
奄美大島の代表的な森の1つである金作原原生林は、奄美市内から約13kmのところにあります。駐車場はなく、車での走行が難しいためツアーに参加することをおすすめします。敷地内には、生きた化石とも呼ばれる太古の巨大植物「ヒカゲヘゴ」などの他では目にすることの少ない亜熱帯植物が生えています。国指定天然記念物も多く生育しており、雄大な自然を感じることができます。
奄美フォレストポリス
奄美フォレストポリスは、奄美大島の自然を心ゆくまで楽しめるスポットです。キャンプゾーン、水辺のゾーン、渓流ゾーン、ふれあいゾーンに分かれており、それぞれ趣の異なる自然を体感できます。バンガローがある宿泊施設もあり、大自然に囲まれた一日を過ごすのもおすすめです。珍しい生き物やマテリヤの滝などの美しい滝も見られます。
加計呂麻島
加計呂麻島は、奄美大島の南にある古仁屋港から船で15分で向かえる小さな島です。透き通る海に囲まれたこの島は都会の喧騒から離れた癒しスポットとして人気があります。島内の花富や西阿室間にあるビュースポットでは、木に備えられたブランコに乗りながらの絶景を楽しめます。
大浜海浜公園
大浜海浜公園は、美しいビーチや海洋展示館、キャンプ場などさまざまな施設がある公園です。ビーチから臨む東シナ海に沈む夕日は絶景です。園内には亜熱帯植物が多く生育しています。敷地内にある海洋展示館には奄美大島近海に生息するさまざまな海の生き物を飼育・展示しています。
美しい景色が楽しめるスポット
ホノホシ海岸
ホノホシ海岸は太平洋に面した海岸です。海岸には、打ち寄せる黒潮の荒波によって削られた多くの玉石が敷き詰められています。玉石の砂利に海から突き出る奇岩、そして洞窟と、雄々しい景観が広がります。
あやまる岬観光公園
あやまる岬観光公園は、奄美十景にもある景勝地の1つです。丸い地形が綾織の毬に似ていることが由来といわれています。公園からは、サンゴ礁や透き通るような海が見えます。空港から車で約8分とアクセスも良く、奄美大島に到着してすぐにその豊かな自然を堪能できます。
ハートロック
ハートロックは、龍郷町の東海岸にあるハート型の潮だまりです。また、パワースポットとしても人気があります。ハートロックはいつでも見られるものではなく、潮が引いたときのみ見ることができます。干潮の時間を潮汐表でチェックすることをおすすめします。
アランガチの滝
アランガチの滝は、宇検村にある奄美大島で有名な滝の1つです。補整された道で行けるので子どもや高齢の方でも行きやすいのが特徴です。霊峰湯湾を源流とし、落差は約30メートルあります。
奄美大島の文化や歴史に触れられるスポット
奄美パーク
奄美パークは奄美大島の自然はもちろん、歴史や文化も学べるテーマパークです。パーク内には自然の暮らしを実物大模型で展示してある奄美の里や、奄美の景色を描いた日本画家田中一村記念美術館などがあります。
大島紬村
奄美大島紬村では大島紬に関連する体験イベントを多く開催しています。大島紬とは、奄美大島を発祥の地とする絹織物で着物によく使われます。大島紬を使用したさまざまな雑貨や小物も売っており、お土産にも最適です。奄美の伝統技術や文化を学びつつ、泥染めでオリジナルのハンカチやTシャツなどを作ってみてはいかがでしょうか。
ケンムン村
ケンムンとは生きた化石、ガジュマルに住むといわれる精霊のことです。ケンムン村では奄美大島のさまざまな文化や技術が体験できます。島唄体験や、塩作り体験などを楽しめます。また、木の葉や貝殻など自然のものを使って柄をつける焼き物の古代焼きを作ることができる体験もあります。
さいごに
豊かな海と山に囲まれた奄美大島では、島のどこにいても大いなる自然を体感できます。奄美大島へ旅行に出かけるときは、今回紹介した観光スポットへ足を運んでみてはいかがでしょうか。