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国際線で乗り遅れた場合の対応まとめ

海外旅行中に災害やストライキなどのトラブルに巻き込まれると、最悪の場合飛行機に搭乗できないこともあります。今回は、万が一に備えて、飛行機にもし乗り遅れた場合はどうしたら良いのか、想定されるシーンごとの対応策をご紹介します。

災害・悪天候・機材故障に巻き込まれた場合

搭乗予定の空港エリアで災害が起こると、多くの航空会社では安全のために遅延や欠航を判断することがほとんどです。飛行機の機材故障についても同様の措置が取られます。
まずは航空会社の電話窓口や空港のチェックインカウンター、ホームページなどから問い合わせましょう。こうしたケースは基本的には航空会社の責任となるため、同じ航空会社及びグループ会社の便への予約変更・経路変更の対応を行ってくれます。また、キャンセルする場合には航空券の未使用区間の払い戻しも対応してくれます。

チェックイン前に乗り遅れそうな場合

国際線は、最低でも搭乗の1~2時間前には必ずチェックインを済ませておく必要があります。しかし、公共交通機関の渋滞に巻き込まれたり、寝坊してしまったりした場合は、自己責任扱いになります。チェックイン前に遅れそうなことがわかっている場合は、まず航空会社のサイトや電話窓口に問い合わせましょう。連絡のタイミング次第では当日にほかの便に空きがあれば変更対応してくれる航空会社もありますが、ほとんどの場合は別途手数料や追加料金がかかります。また、キャンセルによる払い戻しも航空券の料金から取り消し手数料を差し引いた金額が戻って来ます。
なお、旅行会社経由で発券した格安航空券はあらかじめ日時が指定されているため、時間変更や払い戻し対応が不可能な場合があるので、注意しましょう。

チェックイン後に乗り遅れた場合

国内外の主要空港はターミナルが大変広い空港も多いので、迷ってしまう方も少なくありません。チェックインを済ませた後に乗り遅れてしまった場合は、空港内にある航空会社のカウンターでその旨を伝えましょう。振替で別の便に搭乗させてもらえるかどうかは、航空会社ごとに対応が異なるので、確認が必要です。
国際線は、さらに出国取り消し手続きも必要です。また、搭乗しなかった人の預かり荷物は飛行機から降ろして出発するのがルールなので、空港内で受け取ることができます。払い戻しは、航空券の料金から取り消し手数料と未使用区間分を差し引いた代金が戻ってきます。

ストライキに巻き込まれた場合

日本ではあまり馴染みがありませんが、海外の航空会社ではストライキが行われることが少なくありません。ほとんどの航空会社では公式サイトでストライキの日程を公開しているので、ストライキの期間中に搭乗する予定がある場合は、前もって電話やウェブサイトから日程変更を行うなどの対策をしておけば安心です。
ストライキがあることを知らずに空港に行った場合は、振替便に対応してくれます。また、期間中のフライトをキャンセルした場合は、航空券料金のみ払い戻し対応をしてくれます。

乗り継ぎ便に乗り遅れた場合

まずは空港トランジットデスクのスタッフに問い合わせましょう。災害や悪天候などで乗り遅れた場合は、航空会社が振替便を手配してくれます。買い物や食事など、自己都合で乗り遅れた場合の対応は航空会社によって異なります。振替便を手配してくれないようであれば一旦キャンセルや払い戻し手続きを行い、自分で目的地へ向かう航空券を手配しましょう。乗り継ぎ便での乗り遅れは受託荷物のロストバゲージが起こりやすいので、こちらの確認も合わせて行っておきましょう。

乗り遅れを未然に防止する方法

JALやANAなどの日本の航空会社は、海外の空港でも日本語対応できるスタッフが常駐している場合があります。外国語に自信がない方は、万が一トラブルが起こった場合に備えて、日本語対応できるスタッフの常駐率が高い日本の航空会社の便を選択すると安心できます。

さいごに

慣れない海外では手続きに時間がかかる場合があるので、迅速かつ確実に行動することを心がけておく必要があります。今回ご紹介した方法を参考に、万が一の時も慌てず落ち着いて行動しましょう。

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