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アクセスは?大久野島の見どころをご紹介


大久野島は瀬戸内海に浮かぶ島で、広島県竹原市に属しています。面積は0.7平方キロメートルの非常に小さな島で、ほとんど全域が国有地となっており、ほぼ島全体が観光地としての「休暇村大久野島」です。現在では「ウサギの島」として知られていますが、かつては「毒ガスの島」であったという負の側面があります。今回は、事前に押さえておきたい大久野島の概要と見どころについてご紹介します。

大久野島とは?

大久野島は、広島県竹原市の沖合3キロメートルの地点にあります。もともと無人島といえる島で、現在の住民は「休暇村」の従業員が全てとなっています。かつて、戦前から終戦時まで、この島では戦争で使用されるための毒ガスが旧日本軍によって製造されていました。戦後になって「国民休暇村」の計画が立てられ、その中でウサギが放たれました。これが繁殖した結果、現在は島全体に約700羽のウサギが生息しているといわれています。

大久野島の見どころ

可愛いウサギと触れ合える!

大久野島では、周囲を少し散策するだけでたくさんのウサギと触れ合うことができます。休暇村では毎朝「朝のお散歩会」を催していますので、これに参加するのもよいでしょう。ただし、ウサギと触れ合う際には抱きかかえない、人間の食べ物を与えないなど様々な注意事項があります。休暇村が呼び掛けていますので、頭に入れておくようにしましょう。
またウサギだけでなく、季節ごとに姿を変える美しい自然の風景も楽しむことができます。背景の瀬戸内の景色もまた雄大です。

天然温泉で疲れを癒そう!

ウサギと並んで大久野島の魅力となっているのが、この島に湧いている天然温泉です。休暇村には眺めのいい展望浴場があり、日帰り入浴でも利用することができます。また特徴的なのは珍しい天然ラドン温泉であるという点で、神経痛や冷え性、疲労回復に大きな効能があるといわれています。

「地図から消された島」とは

大久野島を観光するとき、その負の歴史を無視することはできません。昭和初期、毒ガス工場という軍事機密に該当する施設があったこともあり、一般向けの地図には大久野島が記載されていなかったのです。ここで製造された兵器は実際に日中戦争などで使用され、極めて残虐に人を殺傷する結果となりました。この歴史を忘れないために、この地には毒ガス資料館があり、島の歴史や大量破壊兵器のもたらす悲惨さについて伝えています。

広島空港から大久野島へのアクセス

広島空港から大久野島へは、忠海港からフェリーに乗って向かいます。忠海港までは、ジャンボタクシーと鉄道または車でアクセスできます。
所在地:広島県竹原市忠海町

公共交通機関で

広島空港から忠海駅までは、まずジャンボタクシー(安全タクシー)で竹原駅に向かいます。ここでJR呉線に乗り、忠海駅まで約20分です。駅から港までは徒歩3分です。フェリーに乗って、15分で島に到着です。

車で

広島空港から県道などを利用して、忠海港まで約25分で到着します。

さいごに

ウサギの島として知られ、温泉にもつかることのできる大久野島は、非常に魅力的な観光地です。アクセスは簡単ではありませんが、瀬戸内の島でのゆったりとした時間をぜひ体験してみてください。


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