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十日町市の観光スポット7選

十日町市にはアート、自然、グルメなどの見どころが満載です。アート作品と出会ってじっくり思考を巡らせたり、大自然が織りなす造形美に心を癒されたり…。そんな魅力あふれる十日町市のおすすめスポットをご紹介します。

こちらは東京観光専門学校とのコラボ記事です。旅行学科の学生が作成しました。

清津峡

黒部峡谷・大杉谷とともに日本三大峡谷のひとつとしてしられている清津峡。峡谷美と柱状節理の地形が見事であるということで、国の名勝天然記念物に指定されました。1600万年前の海底火山の噴火活動によりマグマが冷えて固まってできた雄大な柱状節理の岩肌とダイナミックな清津川の景観は素晴らしく、訪れる人々に深い感動を与えます。トンネル内部の大幅なリニューアルに加えて、エントランス施設も設置され、自然の5大要素(木、土、金属、火、水)を利用しながら、建築的な空間とアーティスティックな雰囲気をつくりだし、この歴史あるトンネルを変容させました。トンネルの先に広がる鏡写しの世界はまさに圧巻。四季を通して新緑や紅葉、山奥の冬の雪景色という珍しい光景が気軽に見られるという価値が認められつつある場所です。

住所 新潟県十日町市小出癸2119-2
アクセス JR東日本「越後湯沢駅」より森宮野原行き急行バスで約25分

美人林

全国的に注目を集めるようになった松之山の美人林。その美しい姿を求め、今や年間10万人が訪れます。樹齢約100年のブナの木が一面に生い茂り、その姿が美しすぎることから「美人林」という名前が付けられました。春夏秋冬で様々な表情をみせてくれる美人林ですが、春は残雪がある中に芽吹く若葉が、確かな春の訪れを教えてくれます。 夏は鮮やかな緑に包まれ、ブナの木の間を吹き抜ける爽やかな風を感じることができます。 秋には黄色やオレンジに葉が染まり、まるで絵画の中にいるような美しい空間に魅了されることでしょう。 冬はまさに”銀世界”という言葉がぴったりな世界に。晴れた日には日の光を浴びた雪がキラキラと光ります。

住所 新潟県十日町市松之山松口1712-2付近
アクセス 上越新幹線「越後湯沢駅」下車、ほくほく線で「まつだい駅」へ。タクシーで約15分

越後松代棚田群 星峠の棚田

星峠の棚田は十日町市に点在する棚田の中でも最も人気があるスポットです。大小様々な水田約200枚がまるで魚の鱗のように斜面に広がり、 四季折々・朝昼晩と様々な顔を見せてくれます。 雲海が発生し、水鏡が輝くベストシーズンには、その美しい風景を眺めようと全国各地から多くのカメラマンや観光客がこの地を訪れています。十日町市の棚田は観光用地ではなく、地域の人々が先祖から受け継ぎ、大切に守りながら、今でも個人の農家がそれぞれに生業として稲作をしている場所ですので、マナーを厳守し観光していただくようお願いします。棚田ではお米の生産が第一です。厳しい冬から生み出される恵みの水を使い、農家の方が丹精込めて作った魚沼産コシヒカリは絶品です。 星峠の棚田を見た後は、美味しいお米でお腹を満たしてはいかがでしょうか。

住所 新潟県十日町市峠
アクセス ほくほく線「まつだい駅」下車 タクシーで約20分

松代城山アート散策

「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設であるまつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」を中心に、30分から1時間位のコースで「大地の芸術祭」のアート作品が観賞できます。十日町松代は、自然と一体となった暮らしの積み重ねが、世界に誇れる里山、農村へとつながり、「農舞台」は、このような暮らしを発掘し発信する雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアムです。 オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物は、建物や部屋それ自体が、複数の作家がデザインしたアート作品になっています。城跡公園キャンプ場の周辺にも多くの作品が設置されているため、時間をかけて鑑賞されたい方にはそちらもおすすめです。

住所 新潟県十日町市松代3743-1
アクセス 国道253号線沿い(ほくほく線まつだい駅南口連結)

いろりとほたるの宿せとぐち

瀬戸峡谷を望む、清津川沿いの一軒宿。ここでは、昭和初期の風を感じることができ、旅の疲れが癒されること間違いなし。その昔、弘法大師が湧出させたとの伝説残る「弘法の授け湯」とも呼ばれる温泉があり、素朴さとやすらぎを感じることができます。清津峡や角間のねじり杉などの観光施設からも近いため、アクセスの良さは抜群です。お宿の名前の通り、周辺の西田尻の田んぼでは6月下旬からゲンジボタルやヘイケボタルなどたくさんの蛍が飛び交う姿が見ることができます。また、囲炉裏を囲んだ炊き立ての「コシヒカリ」と「郷土料理」が大好評です。山菜、きのこ鍋、鮎など、季節ごとの地の食材はもちろん、天然の食肉ジビエも味わうことができます。

住所 新潟県十日町市西田尻辛168
アクセス 越後湯沢駅から森宮野原行きのバスで30分、「瀬戸口入口」下車徒歩5分

メープルシロップ狩り & 雪上デイキャンプで米粉パンケーキ

約3時間の専属ガイドとめぐるプランです。雪深い森の中を、スノーシューズに履き替え、専属ガイドの案内のもと、森を散策しながら一緒にメープルシロップのもとになるカエデの樹液を採取し、その樹液からメープルシロップを作ります。自分たちで採取した樹液を煮詰めてオリジナルのメープルシロップを作り、無農薬の地元・魚沼産コシヒカリの米粉を使ったパンケーキを焼き、焼きたてパンケーキに自家製メープルシロップに贅沢にかけて贅沢に味わうことができます。きっと経験したことのない美味しさに出会えます。デイキャンプで焚き火に当たりながら、天気が良ければ越後三山も見渡更に格別です。冬の森の新しい楽しみ方をぜひ体験してみてください。

住所 新潟県十日町市蓬平829
アクセス まつだい駅から車で約10分
※ほくほく線まつだい駅まで送迎も可能。

田代の七ツ釜

国の名勝・天然記念物に指定されているこの田代の七ツ釜は、苗場山系から流れ出る釜川の渓流に点在する七つの滝つぼです。右岸が断面層、左岸が切り立った縦層という、学術的にも大変珍しい景観が見られます。また、鈴木牧之の「北越雪譜」や「秋山記行」にも七ツ釜が記されています。平成7年の土砂災害により1番滝が崩壊したため復旧がなされ、平成9年秋に全国初の擬岩による砂防ダムが完成し、崩壊前の滝に近い形で復元されました。その昔男がきて、魚を捕るのは一網だけという弁天様との約束を破り二度目の投網を打ったため滝つぼの主である大蛇の怒りを買って命を失った、という「七ツ釜伝説」が残っています。

住所 新潟県十日町市田代
アクセス R飯山線「越後田沢駅」よりバスで30分、下車後、徒歩で35分

新潟空港からリムジンバスで25分、新潟駅南口から車、電車で約90分でアクセス可能です。

さいごに

東京からたった2時間。いくつかのトンネルを抜けるとそこは里山十日町。
穏やかな風景の中にアートが溶け込むこの町で自然を感じ、心和むひとときを過ごしてはいかがでしょうか。