X

温泉を満喫!大分の観光スポット16選


大分県といえば、由布院や別府をはじめ、全国的にも有名な温泉地がたくさんあります。また豊かな自然を満喫できるスポットも数多く、人気の高い観光地です。今回は、大分県の観光スポットを目的別に紹介します。

大分で定番の観光スポット

由布院


由布院は全国でも知られた温泉地です。ちなみに「湯布院」は町の名前で、湯布院町の中に由布院温泉、湯平温泉、塚原温泉の3つの温泉があります。
由布院温泉には数多くの施設が点在しています。JR由布院駅構内の「由布院温泉観光案内所」ではパンフレットの提供だけでなく、由布院温泉旅館組合加盟の旅館まで手荷物配送サービスを実施しています。駅前からは観光スポットをめぐる「辻馬車」やイギリス製クラシックカー「スカーボロ」も発着。レンタサイクルも利用できます。
湯平温泉は鎌倉時代に開湯したと伝わる歴史ある湯治場です。花合野川に沿うように温泉宿や共同浴場が立ち並び、約300年前の江戸時代に作られた石畳の坂道を歩きながら湯めぐりを堪能できます。地元の若女将たちが考案した「ゆのひらんアイス」は無添加、無着色。湯上りに体に優しいアイスを楽しめます。
塚原温泉は日本三大薬湯の一つとして知られています。酸性度が高く、日本有数のアルミニウムイオン、鉄イオン含有量を誇る、自噴かけ流しの湯です。開湯は平安時代と古く、標高約800mの伽藍岳の中腹にあり、伽藍岳の火口見学もできます。

別府温泉


源泉数、湧出量ともに日本一の別府温泉は別府市内の温泉地の総称で、中でも「別府八湯」は有名です。
総称と同じ名の「別府温泉」はJR別府駅を中心とし、豪華な唐破風造の屋根を持つ市営温泉「竹瓦温泉」は別府温泉のシンボルです。
「観海寺温泉」の開湯は鎌倉期と伝わります。別府湾を眼下に望む眺望は見事で、晴れた日には四国まで望めるといわれます。
「堀田温泉」は江戸時代の交通の要所で、多くの旅人を癒してきました。市営温泉はバリアフリーで、高齢者や身障者も利用しやすい施設です。
「浜脇温泉」は別府温泉発祥の地といわれ、往時を思わせる温泉宿が軒を並べ、1991年(平成3年)には多目的温泉保養館「湯都ピア浜脇」が加わりました。
「亀川温泉」は一遍上人が上陸したと伝わる上人ヶ浜沿いにあり、温泉熱で温めた砂による「別府海浜砂湯」が有名です。可動式屋根があり、雨天でも利用できます。
「鉄輪温泉」では昔ながらの湯治場の風情が楽しめます。1922年(大正11年)創業の「ひょうたん温泉」はミシュラン三ツ星を獲得しました。
「柴石温泉」は895年に醍醐天皇が湯治に訪れたと伝わる温泉地です。宿泊施設はないものの市営の共同浴場にはさまざまな温泉があり、鉄輪・明礬とともに国民温泉保養地に指定されています。
「明礬温泉」は藁葺きの湯の花小屋が建ち並ぶ景観が特徴です。標高350mの高台にあり、美しい景観もみどころです。

おおいた豊後大野ジオパーク


おおいた豊後大野ジオパークは、大分県南西部の豊後大野市にあります。ジオパークとは、地球科学的に重要な地形・地質遺産などの自然に親しむための公園で、9万年前に阿蘇山の大噴火で起きた火砕流が冷えて固まった阿蘇溶結凝灰岩がこの地の地盤となっており、地形遺産の痕跡であるジオサイトが点在しています。
「豊後国志」に「巨石無数にして龍が臥せ虎が伏しているかの如し」と記された手取蟹戸では約1億年前の地層を見ることができます。
祖母山系にはコールドロンと呼ばれる火山地形が見られ、稀有な地形は火山活動の歴史を地質学的に辿ることができる貴重な資料です。
「日本の滝百選」「大分県百景」に数えられる原尻の滝も9万年前の阿蘇山大噴火によってもたらされたものの一つで、田園地帯に突如出現する非常に珍しい大滝です。幅120m、高さ20mの瀑布は正面にかかる吊り橋から見ることができ、下に降りれば滝をより間近で見ることもできます。

住所:大分県豊後大野市緒方町下自在172番地
原尻の滝
住所:大分県豊後大野市緒方町原尻936-1

大分マリーンパレス水族館「うみたまご」


大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は、発見や驚きなどを体感できる水族館です。2階が入口で、うみたまごの看板娘セイウチたちによるパフォーマンスが披露されるパフォーマンスエリアや、イルカをはじめ、海の生き物に触れるタッチエリアなど、テーマごとに楽しむことができます。1階のオーシャンゾーンにはガラスのトンネルやドーム型ホールがあり、まるで海底にいる気分が味わえます。館内ではイルカやトド、ペンギン、コツメカワウソなどの可愛い姿を見ることもできます。
2015年(平成27年)にはガラスのない水族館「あそびーち」もオープン、より自然に近い姿の動物たちが見られるようになりました。
可愛いオリジナルグッズも多く、レストランとフードコートもあります。
ハートビル法の適応を受けている館内は車イスで快適に利用できます。入館料は大人2,200円、小人1,100円、幼児700円です。

住所:大分県大分市高崎山下海岸

九重”夢”大吊橋


専用歩道橋として日本一の高さを誇る吊り橋、九重“夢”大吊橋。高さ173m、全長390m、幅1.5mの橋からは、日本の滝百選に数えられる「震動の滝」や、新緑と紅葉の名所として名高い「九酔渓」を望むことができ、360度の大パノラマは圧巻のひとことです。
橋の下には筑後川の源流域をなす鳴子川渓谷の原生林が広がり、遠くにはくじゅう連山が見渡せます。
渡橋料は中学生以上500円、小学生200円、小学生未満は無料です。橋を渡るには入場ゲートで入場券にスタンプを押してもらいます。入場券は復路も必要なので、なくさないようにしましょう。営業時間は8:30~17:00(7~10月は~18:00)。展望広場があり、吊橋全体を見渡せる絶景ポイントとなっています。

住所:大分県玖珠郡九重町田野1208

真玉(またま)海岸


豊後高田市臼野にある真玉海岸は沈む夕陽の美しさで知られ、「日本の夕陽百選」にも選定されています。真玉海岸は遠浅の干潟で、最干潮時にも海水が全てひかず、水が少し残るため、夕暮れ時にはあたりを真っ赤に染め上げながら沈む夕陽に照り映えて、光と影のコントラストが幻想的な縞模様を浮かび上がらせます。干潟が現れるのは干潮時刻の前後数時間で、神秘的な光景が見られるのは干潮と日の入りが重なる日だけです。光と影が織りなす神秘の光景を一目見ようと、多くの写真家や観光客が海岸を訪れては撮影に挑みます。毎月「干潟の夕陽・見ごろの日」がHPで紹介されているので、シャッターチャンスを見逃さないためにも訪れる前にチェックすると良いでしょう。

住所:大分県豊後高田市臼野・真玉海岸

自然を楽しめるスポット

経塚山


城下かれいで知られる日出町の経塚山にはミヤマキリシマの群生地があります。標高800m以上の高地に群生するといわれるミヤマキリシマですが、この地はそれよりも低地で、開花時期も5月上旬~中旬と県内でもひじょうに早いことで知られています。開花シーズンには山頂付近に約20ヘクタールにわたって鮮やかな濃いピンクの花が咲き誇り、美しい景観が広がります。1974年(昭和49年)には県の天然記念物に指定されました。
山は法華寺の上にあり、寺の奥の院に経塚があったことからその名がついたといわれ、ふもとから山頂へ至る登山道の一部は、戦国時代に日本にキリスト教を伝えたことで知られる宣教師フランシスコ・ザビエルが通ったといわれています。

住所:大分県速見郡日出町豊岡

風連鍾乳洞


臼杵市にある1926年(大正15年)に発見された風連鍾乳洞は、国の天然記念物に指定されています。奥行約500mの閉塞型のため、風化も少なく、洞内には自然の作り出した美しい銀世界が広がっています。地下水で作られた約30個の石筍群は高さ最高約2mで、上部が開いた珍しい形をしています。日本最大級といわれる7mの巨大な石柱は光沢のある純白で、天井から下がる約40cmの長さの無数の鐘乳管ともども、奇しくも美しく成長した神秘の世界を見ることができます。
一番奥の広間は15ヘクタールの広さがあり、洞内最大の記念物である競秀峰は高さ10mで、元日本ケイビング協会長山内浩氏が「日本で一番美しい記念物であり、代表的な鍾乳洞である」と評したほどです。洞内は一定の温度が保たれ、天然のエアコンともいわれています。駐車場から風連鍾乳洞観光センターまでの遊散歩道には桜や椿が咲き誇り、洞内とは違った自然の景観を楽しめます。洞内は滑りやすいので歩きやすい靴で行きましょう。
営業時間は3~10月は9:00~17:00、11~2月は9:00~16:00。

住所:大分県臼杵市野津町大字泊

一目八景

日本新三景の一つに数えられ、名勝に指定されている耶馬溪。中でも風光明媚と評判なのが深耶馬溪の中心地です。山国川の支流である山移川に沿って海望嶺、仙人岩、嘯猿山、夫婦岩、群猿山、烏帽子岩、雄鹿長尾嶺、鷲の巣山の八つの景色が一望できることから「一目八景」と呼ばれています。春には新緑、秋には赤や黄色の紅葉が渓谷を美しく彩り、多くの観光客を楽しませています。
一目八景展望台からの景色は圧巻で、川向こうにある遊歩道からは展望台とは趣の異なる一目八景を眺めることができます。展望台から徒歩5分のところには深耶馬溪公共駐車場があり、24時間無料で利用でき、バリアフリーのトイレも設置されています。

住所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬3152

豊後二見ヶ浦

佐伯市のシンボルのひとつの豊後二見ヶ浦は大分百景にも数えられる景勝地として有名です。夫婦岩は高さ17mの男岩と高さ10mの女岩を長さ65m、直径最大75cm、重さ2トンのしめ縄で結ばれており、巨大なしめ縄はギネスブックにも掲載されています。しめ縄の張り替えは地元有志によって行われています。張り替え時期には4トンものワラが使われ、毎年12月第2日曜日に張り替えられます。
年間を通じて美しい日の出を一目見ようと多くの観光客が訪れます。特に3月上旬と10月上旬には夫婦岩の間から朝日が昇る様子を見ることができます。初日の出スポットとしても人気があり、12月24日~1月 4日の間はライトアップされ、いつもとは異なる印象的な風景も見られます。

住所:大分県佐伯市上浦大字浅海井浦

くじゅう花公園

阿蘇くじゅう国立公園内にある久住高原。くじゅう花公園では、高原に残る日本有数の大自然を気軽に楽しむことができます。標高800mに広がる約20ヘクタールの敷地内にはチューリップやラベンダー、コスモスなど500種300万本の花々が四季折々に咲き誇り、多くの観光客を楽しませてくれます。「春彩の畑」にはさまざまな花を組み合わせて植えることで、開花シーズンには広大なパッチワークのキルトを広げたような花畑を見ることができます。
眼前にはくじゅう連山、遠くには阿蘇五岳を望み、祖母・傾山の山々を眺望できる絶景は身も心もリフレッシュしてくれます。
園内には有機野菜や自家製パンなども販売され、飲食店も複数あり、お弁当を持ち込んでピクニックを楽しむこともできます。
入場料は5歳以上500円、高校生以上1,300円、70歳以上1,100円。営業時間は8:30~17:30(最終受付~17:00。天候により変更あり)。

住所:大分県竹田市久住高原850

レジャーを楽しめる観光スポット

高崎山自然動物園


高崎山自然動物園では、餌付けした野生のニホンザルを間近で観察することができます。標高628mの高崎山は面積330ヘクタールで、約400年前にはすでにサルが生息していたといわれています。1952年(昭和27年)に農作物を荒らすサル被害対策として、当時大分市長だった上田保氏の考案で、サルを一カ所に集めて観光資源にしようと餌付けが始まりました。最初は人間を警戒していたサルたちも今では1500頭を超え、餌付けの時間にはサル寄せ場へ集まり、自然の生態を間近で見せてくれます。寄せ場までは徒歩のほか、モノレール「さるっこレール」で行くこともできます。動物園のサル山とは異なり、檻も柵もなく、サルたちは人間のすぐそばまで近づいてきます。サルが足の間を通り抜けると良いことがあるというジンクスもあるのだとか。
自然豊かな園内は四季折々の景観が楽しめ、紅葉の名所としても有名です。別府湾を一望できるスポットもあり、絶景を堪能できます。
入場料は高校生以上510円、小学生以上250円、幼稚園児以下は無料です。営業時間は8:30~17:00。

住所:大分県大分市神崎3098-1

九州自然動物公園 アフリカンサファリ


宇佐市安心院町にある九州自然動物公園 アフリカンサファリは日本最大級のサファリパーク形式の動物園です。115平方メートルもの広大な敷地には約70種1400頭の野生動物が生息しています。
「サファリゾーン」では、マイカーや生態観察バス「ジャングルバス」で大型の野生動物たちを間近で観察できます。散策エリアの「ふれあいゾーン」には人気の「カンガルーふれあいの森」があり、カンガルーはもちろん、ミニチュアホースやモルモットなどの小動物とも触れ合うことができます。
園内にはレストランやギフトショップなどがあり、地元の特産品を使ったグルメやオリジナルグッズが揃っています。入園料金は高校生以上2,500円、4才~中学生は1,400円、営業時間は3~10月9:00~17:00、11~2月10:00~16:00。
パーク内にはキャンプ場もあり、ゴールデンウィーク期間と夏休み期間中に開設されます。

住所:大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1

うみたま体験パーク つくみイルカ島


うみたま体験パーク つくみイルカ島は、イルカと人間の「ふれあい・癒し」をテーマとした施設です。津久見市と大分マリーンパレス水族館「うみたまご」とのコラボレーションによって、2011年(平成23年)、津久見市四浦の海岸にオープンしました。イルカたちは自然の海に暮らしており、海を利用したパフォーマンスを見せてくれます。内堀が水族館などのプールより深いため、よりダイナミックなジャンプを海面近くの観覧席から楽しめます。
このほかにもイルカトレーナーや餌やり体験、夏季にはイルカと一緒に泳ぐイルカスイムなども体験できます。イルカだけでなく、人気者のアザラシやペンギン、カワウソなど、海の生き物の可愛い姿を見ることができます。
入場料は高校生以上870円、小中学生540円、4歳以上430円。営業時間は10:00~16:00です。

住所:大分県津久見市大字四浦2218-10

歴史を感じられる観光スポット

中津城


中津市の山国川河口に聳え立つ中津城。豊臣秀吉より豊前六郡を拝領した黒田官兵衛が築城したといわれ、城郭の形が似ていることから「扇城」とも呼ばれてきました。明治に入り、西南戦争の際に焼失したものの、1964年(昭和39年)に再建されました。
1717年(享保2年)に入城後、廃城となるまで藩主を務めた奥平家に関する貴重な資料が天守閣に展示されています。長篠の戦いで実際に使用された武具や、歴代藩主着用の甲冑や陣羽織、徳川家康直筆の書など、家康より拝領された奥平家重代の家宝が一般公開されています。中でも白鳥鞘の鑓は平安末期のもので、源為朝が使用した鏃と伝わっています。奥平家第四代忠昌が6歳の頃、曾祖父にあたる家康から拝領したといわれ、それまでは長らく徳川家の家宝だったとされる貴重な品の一つです。
開門時間は9:00〜17:00。入城料は高校生以上400円、子供200円、未就学の乳幼児は無料。

住所:大分県中津市二ノ丁(本丸)

二王座歴史の道


杵市二王座には城下町独特の風情が残っています。重厚な門構えの武家屋敷跡や白壁の土蔵、由緒ある古刹などが石畳の坂道沿いに軒を連ね、特に旧真光寺の前は「切り通し」と呼ばれ、臼杵を代表する景観の一つとなっています。1993年(平成5年)には国の「都市景観100選」にも選ばれました。
廃寺となった旧真光寺は改修されて、今は無料休憩所として開放されています。寺の2階からは二王座を一望することができます。
古くは祇園社があり、仁王門があったことからその名がついたと伝わるこの界隈は、往時の街並みの佇まいを今に伝え、昔ながらの美しい景観を見ようと多くの観光客が訪れる人気の観光スポットの一つとなっています。

住所:大分県臼杵市二王座

さいごに

豊かな自然に恵まれた大分県には、海に山に、鍾乳洞に大温泉と、心身ともに癒される観光スポットが数多くあります。宝石箱をひっくり返したような大分県であなただけの宝探しをしてみてはいかがでしょうか。

大分空港発着の航空券検索

JALの航空券検索
ANAの航空券検索
ソラシドエアの航空券予約検索

羽田空港発着の航空券検索
伊丹空港発着の航空券検索
中部国際空港発着の航空券検索