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日光東照宮の見どころは?パワースポットも紹介!


栃木県日光市にある神社、日光東照宮は徳川家康の霊廟として建てられました。美しい建築は極彩色で染められ、豪華絢爛且つ荘厳な佇まいで訪れる人を圧倒します。そんな日光東照宮の魅力を厳選してご紹介します。

日光東照宮とは

徳川家康が亡くなった翌年の1617年、日光東照宮は二代将軍徳川秀忠が遺言に従い建てられました。東照社と呼ばれた家康の霊廟であるお堂は、三代将軍徳川家光が造り替え、1645年には東照宮と呼ばれるようになります。今に伝わる華やかで煌びやかな社殿は20回以上に渡る修理、幕府の保護政策によって成されました。

1999年、栃木県日光山内にある日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺、国宝、重要文化財ら103棟の建物群、これらを取り巻く遺跡を合わせ、「日光の社寺」として世界遺産に登録されました。

日光東照宮へは、東京から電車で約2時間となります。200台停められる駐車場はありますが、年間を通して多くの人が訪れているため、周辺道路も含め混雑しております。車で向かう場合は朝早くから向かうなどして混雑を避けることをおすすめします。

見逃せない国宝

日光東照宮には国宝に指定されている建造物や彫刻が複数あります。東照宮に訪れたなら、必ずチェックしておきたい国宝。見逃さないよう予習しておきましょう。

陽明門

色鮮やか、豪華絢爛のこちらの門は、日本を代表とする門の一つです。聖人や賢人の500以上の彫刻が彫られており、その見事な意匠をご覧になることができます。一日中見ていても飽きないことから、日暮の門とも呼ばれています。

東照宮東西回廊

陽明門から東西に伸びている回廊です。向かって右が東回廊、左が西回廊となります。外壁には日本最大級の花鳥、動物の彫刻があり、その一枚板の透かし彫りには鮮やかな極彩色が施され、目を惹きます。

東照宮正面及び背面唐門

陽明門をくぐり正面には間口3メートルと比較的小さい門が見えます。全体が胡粉で白く塗られ、気品が感じられるこの門が唐門です。中国神話の舜帝の彫刻や、屋根下の七福神の彫刻が施されています。舜帝と堯帝は中国にて良い治世であった理想の代と言われています。

眠り猫

眠り猫は東回廊にある彫刻で、左甚五郎の作品と伝えられています。日の光を浴びながら牡丹の花に囲まれて眠る猫の穏やかな寝顔は平穏そのものです。猫の裏側には雀の彫刻もありますので、見逃さないようにしましょう。

東照宮 本殿、石の間及び拝殿

本殿、石の間、拝殿からなる権現造形式であり、本殿は御神体が安置されている、東照宮の中で最も神聖な社殿となります。あらゆる祭典が斎行される場所でもあります。拝殿の東には「将軍着座の間」、西には「法親王着座の間」があります。

重要文化財も多数

東照宮には国宝だけではなく重要文化財もいっぱいです。どれも見逃せないものばかりですが、たくさんの重要文化財の中から一部をご紹介します。

石鳥居

東照宮境内入口に建つ大きな石鳥居。これは1618年、筑前国の大名黒田長政によって奉納されました。江戸時代に建てられた石鳥居では日本最大であり、その高さは9メートル。石鳥居少し手前の石段10段目には照降石と呼ばれる斜めに色が分かれた石があり、気候によって色合いが変わると言われています。

五重塔

石鳥居をくぐり、左手を見ると、美しい朱色の五重塔が建っています。五重塔は1648年、酒井忠勝公によって奉納されました。1815年に火災に合いましたが、1818年に酒井忠進公によって再建されました。五重塔1層目の屋根の下には十二支が彫られています。

三神庫

仁王像のある表門をから入ってすぐに校倉造りの建物が見えます。下神庫、中神庫、上神庫を合わせて三神庫と呼ばれる祭具を入れる倉です。お祭りで使用される馬具や装束などが収められています。

神厩舎

神厩舎はご神馬をつないでおく厩であり、東照宮内唯一の素木造りの建物です。猿は馬を病気から守ると信じられていることから、ここには猿の彫刻が8面に渡りあります。有名な三猿の彫刻もこちらです。

奥宮

徳川家康の墓所があるところです。銅鳥居、銅神庫、拝殿、鋳抜門、宝塔からなり、宝塔に徳川家康の棺が納められています。坂下門より始まる石段の柵は一枚岩からくり抜かれ、つなぎ目がありません。

数多くある動物モチーフをチェック

東照宮には数千のの彫刻があり、霊獣、鳥獣は膨大な数となります。さまざまなモチーフが存在しており、動物モチーフの彫刻をチェックするだけでもとても楽しいものです。

三猿

神厩舎にある猿の彫刻は、三猿の物語として8面に渡り彫られています。有名な「見ザル、聞かザル、言わザル」は三猿の子猿時代の一場面です。8面には猿たちが生まれ成長し、そして妊娠して親となるまでのストーリーが展開しています。

陽明門の霊獣

陽明門には彫刻が508体あり、霊獣は194体、鳥類は71体となります。龍や龍馬、唐獅子、錦鶏、鯉、そして息というあまり見かけない動物の姿も。息は「いき」なのか「そく」なのかはっきりしていません。龍のような頭ですが、ヒゲがなく一角で牙があります。龍との違いを比べてみるのも良いですね。

五重塔の干支

五重塔1層目屋根下のかえる股に掘られた十二支の彫刻。北は子、東は卯、南は午、西は酉、と方角に合わせて位置しています。

想像の象

三神庫の一つ、上神庫では2頭の彫刻が彫られています。しかしこの象、私たちが普段見る象とは異なります。これは下絵を依頼された狩野探幽が実際の象を見たことがなく、特徴を聞いて描いた姿なのです。その経緯からここの象は想像の象と呼ばれています。

パワースポットで運気を上げよう!

日光東照宮は、その敷地全体がパワースポットと言われていますが、特に運気がアップすると人気なのが、北辰の道の起点、奥宮宝塔、上神道の3か所です。

北辰の道の起点

唐銅鳥居を覗いて、その中に陽明門がピタリと収まって見える地点の周辺が【北辰の道の起点】と呼ばれており、日光東照宮の中でも強力なパワースポットの一つと言われています。
北辰とは、北極星のことを指しており、天空のなかで不動の北辰(=北極星)が神格化された「妙見信仰」を背景として、唐銅鳥居と陽明門を中心に結んだ上空に北辰(=北極星)が来ることから、パワーが集中する場所と言われています。

奥宮宝塔

【奥宮宝塔】とは、徳川家康公が眠る墓所です。有名な眠り猫が彫られた門の先、杉の大木に囲まれた静かな場所にひっそりと佇んでいます。
その家康公のお墓の上に建てられている、宝塔の真横と真後ろの場所が、特に強いパワーがあると言われています。
また、宝塔の横に立つ杉は「叶杉」と呼ばれており、祠に向かって願いごとをすると、願いが叶うとも言われています。

上神道

日光東照宮の正門から、二荒山神社へと続く参道は【上神道】と呼ばれています。
この通りは生気の通り道とされており、パワーストリートと称されています。二荒山神社は福の神で、縁結びのご利益があるとされる人気のスポットです。
上神道を歩いて二荒山神社を参拝するルートで思い切りパワーチャージしましょう!

さいごに

日光東照宮は豪華絢爛で圧倒されることも多い神社です。敷地も広く、建造物も多いので、3時間以上の時間を見ておいた方が良いでしょう。

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