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紀州徳川家の歴史が残る和歌山城の見どころをご紹介

和歌山城は白亜の天守閣を持つ美しいお城で、和歌山市のシンボルとして地元の人々に愛されています。今回は、和歌山城の基本情報やおすすめのスポットをご紹介します。

和歌山城ってどんなところ?

和歌山城が築城されたのは1585年といわれています。この時の和歌山城の普請奉行(築城担当者)を務めたのが、黒田孝高、加藤清正らと並んで築城の名人として名高い藤堂高虎でした。1619年に徳川家康の第十男・徳川頼宣が入城して紀州55万5千石の城となり、以降は徳川御三家のひとつ、紀州徳川家の居城として長い歴史を刻んできました。
和歌山城は財団法人日本城郭協会によって「日本名城100選」の1つに選定されています。また、徳川吉宗が育った城であり、その関係から和歌山市の観光キャラクター「吉宗くん」が誕生しています。

アクセス

電車・バス利用の場合

JR和歌山駅からバス(0系統、25系統)公園前バス停下車(約5分)
和歌山市駅から徒歩約10分

車利用の場合

和歌山ICから国道24号、三年坂通り経由約15分

和歌山城の見どころ

格式高い城構え

和歌山城の天守閣は戦時中に焼失しており、現在の天守閣は、1958年に復元されたものです。白亜の三層の大天守閣からは和歌山市街地を四方に見渡すことができます。また二の丸庭園前の石垣は、創建当時に作られた不規則に乱雑に組まれた「野面積み」で石が積まれています。また、大手門から城内に入った箇所の石垣は大きな石の隙間に小さな石が積まれています。そしてさらに歩いた先には、石を整形して美しく整然と積まれた「切り込みハギ」の石垣を見ることができます。
その他、和歌山城には5つの門があり、1621年の城の拡張工事の際に整備されたと伝わる岡口門は、江戸時代の和歌山城の姿を現在に伝えており、国指定の重要文化財に指定されています。

天守閣の料金・時間

料金:大人410円 小人200円
時間:9:00〜17:30(入館は17:00まで)
休み:年中無休(12/29 – 12/31 は休み)

名勝 西之丸庭園(紅葉渓庭園)

西之丸庭園は江戸時代初期に作られた回遊式庭園です。池の周りの豪快な石組みが特徴で、1985年に国の名勝にも指定された貴重な文化財です。西之丸庭園は別名として紅葉渓庭園とも呼ばれるほど紅葉の名所で、秋には見事な紅葉が訪れる人の心を和ませてくれます。

茶室「紅松庵」

和歌山城敷地内にある紅松庵は、和歌山市の名誉市民であった実業家の松下幸之助氏の寄贈による茶室です。「紅松庵」の名前は、紅葉渓の「紅」と松下氏の「松」からとって命名されました。自然美、様式美を備えた庭園を見ながらゆっくりと抹茶を味わうのも、和歌山城観光の楽しみの方の1つです。

わかやま歴史館

わかやま歴史館は、和歌山城の歴史文化を中心に紹介している施設です。和歌山城と郷土の人物についての歴史展示室のほか、観光案内所、観光土産品センターがあります。シアタールームでは、天守閣や本丸など失われた和歌山城の建造物をVRで再現するなど最新技術を取り入れた展示がされており、和歌山城に関する理解を深めることができるスポットです。

わかやま歴史館の料金・時間

大人(高校生含む) 100円
小人(小・中学生) 無料
9:00〜17:30(入場は17:00まで)

和歌山公園動物園

城の敷地内にある全国でも珍しい動物園で、入園料は無料です。小さいながらもツキノワグマといった迫力ある動物からフンボルトペンギン、ヨーロッパフラミンゴなど可愛らしい動物までさまざまな動物たちに出会えるスポットです。

和歌山公園動物園

入園料:無料
開園時間: 9:00〜17:00
休園日:なし(年中無休)

さいごに

和歌山城は紀州徳川家の伝統を今に伝えるお城で、訪れた人々に往時の人々の生活を思い起こさせてくれる歴史スポットです。天守閣や門などのお城の部分はもちろん、大名庭園や茶室、さらには動物園まで備えた和歌山城へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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