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冬の時期の飛行機は大丈夫?雪で欠航・遅延は起きる?

冬は雪によって飛行機の欠航・遅延などが発生する場合があります。もちろん、航空会社も整備をしっかりと行っていますが、万が一欠航・遅延が起きたとしても振替便に変更できます。今回は雪で欠航・遅延が起きる原因と、欠航・遅延した場合の対応についてまとめました。

雪は飛行機の大敵

飛行機は、主翼の上下面に風を通すことで飛行しており、その主翼の断面は揚力を発生させるために特徴的な形状となっています。そのため、主翼に雪が付着すると断面の形が変わってしまうために揚力が発生せず、離陸できなくなる場合があります。そのため整備士は、雪が降り始めると機体に除氷液をかけて雪が主翼に付着しないように対応します。

羽田空港や新千歳空港のような大きな空港で降雪により気温が下がると、除氷液の効果が切れることがあります。その場合、飛行機はまた除氷液をかけるために駐機場に戻る必要があるので、出発時間が遅れてしまいます。

過去には多数の飛行機が欠航したことも

雪が降る地域の空港だけではなく、その他の地域でも雪で欠航・遅延することがあります。羽田空港では、2014年2月15日に雪の影響による滑走路閉鎖で、午前の早い段階で出発便が326便、到着277便が欠航しました。また、目的地で雪が降っている場合も欠航することがあります。2022年2月24日には北海道を大雪や猛吹雪が襲い、新千歳空港が大雪のため終日全便を欠航しました。

雪など悪天候による欠航・遅延の情報は、航空会社のWebサイトやX(旧Twitter)などで事前に確認できます。飛行機を利用する場合は、前日に確認しておくと良いでしょう。

欠航・遅延したときの対処法

JAL・ANAなどの一般航空会社はもちろん、ジェットスターやピーチ・アビエーションなどのLCC(格安航空会社)であっても雪などの不可抗力な悪天候で飛行機が欠航・遅延した場合、振替便に変更できます。その場合、取消手数料、払戻手数料はかかりません。また、予約変更も可能です。

払い戻し・予約変更の手続きは、購入した航空会社のコールセンターかWebサイトで行えます。また、空港内にある各航空会社のカウンターからも可能です。払い戻しの期間は航空会社によって異なるので変更前に確認しておきましょう。また、旅行会社で予約した場合は、旅行会社に連絡しましょう。行きの便が遅延・欠航した場合は帰宅すれば問題ありませんが、帰りの便が欠航した場合、宿泊施設などの利用は自己負担です。

欠航・遅延したときの対処法の詳細は次の記事を参考にしてください
台風や悪天候でも大丈夫!?飛行機が欠航になった場合の対処

さいごに

雪は飛行機の離陸時に影響をおよぼし、遅延や欠航を生む場合があります。頻繁に雪が降る地域だけではなく、羽田空港なども雪が降ると欠航・遅延してしまうことがあります。雪などの不可抗力な悪天候による欠航・遅延は一般航空会社、LCCともに振替便への変更・払い戻しができます。ただし、宿泊施設や飛行機以外の交通機関を利用した場合は、航空会社から補償されないことがあるので注意しましょう。

今回は雪による遅延・欠航について紹介しましたが、飛行機は冬の時期でも遅延・欠航することがないよう対策されています。ぜひ北海道などで冬の旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか?

雪以外で飛行機が遅延した場合は次の記事を参考にしてください
要確認!飛行機が遅延する原因ってなに?

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