歴女や仏像女子にピッタリ！近畿の女子旅ならここがおすすめ

古くから信仰の対象であった山々に登る

近畿地方には、古くから信仰の対象とされていた山々が存在します。もっとも有名なのは、大阪と奈良の県境に位置する生駒山です。日本最古の歴史書である日本書紀にもその名が記されており、神話上の山ともいえる存在です。他にも弘法大師が修禅の道場として開いた高野山は、現代でも日本仏教における最大の聖地ですし、熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の熊野三山は古来より自然崇拝の地として知られ、多くの人が熊野古道を通って参拝しています。どの山も古来からの人々の願いが積み重ねられた地であるとともに、雄大な自然に囲まれた場所ですからパワースポットとしても人気です。

近畿のお城巡りで戦国〜江戸時代に思いを馳せる

戦国時代前後から江戸時代にかけて、近畿地方にはたくさんのお城が作られました。そのなかには、建築当時の姿をそのままに残しているお城もあります。もっとも有名なのは世界遺産にも指定された姫路城、別名白鷺城でしょう。主要建築物の多くが戦火を免れ現存している、日本でも最大級のお城です。安土城や大阪城は、織田信長や豊臣秀吉といった誰もが知る歴史上の人物の名前とともに記憶している人も多いでしょう。他にも、「天空の城」として一躍有名になった竹田城跡や、マスコットキャラクターがゆるキャラとして爆発的な人気を博した彦根城、小京都出石の出石城など特徴を持ったお城がたくさんあります。お城好きな女性は一度だけでなく何度でも訪れて、数々の城を巡り、それぞれの特徴を比べてみると良いでしょう。

文化の中心地京都で仏像巡りを

古来より都の置かれてきた京都には、数多くの文化遺産が残り、世界的にも有名な観光名所となっています。近畿を訪れたからには、京都の仏閣巡りは外せないといっても良いでしょう。京都には有名な仏像があまりにも多く存在しますが、ここでは3点だけ紹介します。ひとつ目は広隆寺の弥勒菩薩像です。飛鳥時代に作られたといわれるこの仏像の穏やかな表情は、見る人の心に強く訴えかけるはずです。六波羅蜜寺の空也上人立像も見逃せません。この像の面白い点は口から出た6体の阿弥陀でしょう。これは空也上人が念仏を唱えると口から6体の阿弥陀が現れたという伝承を表したもので、平安時代に作られたとは思えない現代的なアプローチを感じさせます。最後に紹介するのは三十三間堂です。千手観音坐像を中心に、左右に合計1000体の金色に輝く観音立像が立ち並ぶその様に、圧倒されずにはいられません。

近畿地方には他にも見どころがいっぱい！

名所旧跡を中心に紹介してきましたが、近畿には他にも女子旅にぴったりの場所がたくさんあります。関西最大のテーマパークユニバーサルスタジオジャパンは、大人から子どもまで誰でも楽しめる場所です。新しいアトラクションやイベントが随時追加されていますから、何度訪れても新鮮な感動が味わえます。近畿には著名な温泉街もたくさんあります。神戸や大阪の街中から車を利用して1時間ほどで行くことのできる有馬温泉は、古くから多くの文化人や著名人に愛されてきました。他にも城崎温泉や和歌山の白浜温泉など、数多くの温泉が存在します。近畿で温泉巡りをするのも楽しいでしょう。食べ歩きも近畿の楽しみ方のひとつです。食い倒れの街大阪でお好み焼きやたこ焼きを食べるのもよし、スイーツの街神戸で絶品スイーツに舌鼓を打つもよし、料亭で京料理を味わうもよしで、さまざまな食体験が可能です。

近畿で日本文化の源泉を知る

古くから都のあった近畿地方は、現代まで続く日本文化の源泉となるものを多く残しています。名所旧跡を巡ってそれらを感じるのも、食文化にそれを感じるのも良いでしょう。逆にいえば、行きたいところ・食べたいものが多すぎるのが難点かもしれません。限られた時間を有効活用するためにも、自分なりにテーマを持っていくと良いでしょう。