2014年に開業100周年を迎えた東京駅。交通の拠点としてだけでなく、ショッピングエリアとしても人気があります。今回は、東京駅の楽しみ方や見どころについてご紹介します。
東京駅ってどんなところ？
全国に広がる鉄道網の収束点として中央停車場の建設工事が始まったのは1908年（明治41年）のことでした。1914年（大正3年）に完成した中央停車場は「東京駅」と名称を改め、翌年には東京ステーションホテルも開業しました。
往時の佇まいを今に伝える赤レンガの東京駅丸の内駅舎は東京駅の顔として長らく愛されており、国の重要文化財にも指定されています。保存復元工事を経て、東京駅は2012年（平成24年）に再オープンを果たし、2014年（平成26年）には開業100周年を迎えました。
駅構内や地下街には、イベントスペースやショッピングエリアがあり、カフェやレストランも軒を並べ、多くの人で賑わっています。東京駅は今や、交通の拠点としてだけでなく、ショッピングやグルメも楽しめる一大商業エリアとなっています。
東京駅の楽しみ方・見どころ
ショッピングを満喫！
東京駅構内にあるエキナカ商業施設「グランスタ」では、さまざまなショッピングが楽しめます。改札内には、店内の厨房で作るできたての惣菜や弁当、キッチン雑貨やドラッグストアなど、80 店舗以上が出店しており、改札内最大のショッピングスポットとなっています。手荷物を預けるクロークも営業しており、身軽にショッピングが楽しめます。
駅ならではのお土産店も数多く、東京駅限定土産ランキング1位の「メープルバタークッキー」を販売している「The MAPLE MANIA（ザ・メープルマニア）」が有名です。また、「鉄道をもっと楽しむ」がコンセプトの「TRAINIART TOKYO（トレニアート トウキョウ）」東京駅のシンボル「丸の内駅舎」をモチーフに細部まで線画で表現された限定マグカップなど、洗練された鉄道デザイングッズや、オリジナルの東京駅限定グッズを購入できます。
駅構内でさまざまな土産品がそろうため、駅までの移動も手荷物が少なく、快適な旅が楽しめます。2017年には改札外の「グランスタ丸の内」新グルメゾーンに9店舗が出店を果たし、改札内外の新エリア55店舗が出そろって、グランドオープンしています。
グルメを満喫！
東京駅構内には、和食や洋食、中華など、さまざまなレストランがあります。中でも、改札外の東京駅一番街にある「東京ラーメンストリート」には、東京を代表するラーメン店が出店しています。2009年（平成21年）に「東京で真っ先に食べたいお店」をコンセプトに、当時、東京大崎で行列ができる店として知られていた「六厘舎」など4店舗が開店しました。その後、201年（平成23年）に1週間通っても飽きないよう、全8店舗でグランドオープンしました。さまざまなジャンルのラーメンがそろい、味の競演が楽しめます。
東京駅のその他の楽しみ方
東京駅の構内には、意外と知られていない見どころも数多く点在しています。鉄道マニアには見逃せないのが「0キロ標識」、通称ゼロキロポストです。東京駅は東海道をはじめ、中央や東北線などの起点にあたり、その位置を示しているのがこの0キロ標識です。また、東京駅の5・6番線には開業時のホームの支柱が保存されています。
八重洲口のランドマークとして知られる長さ約230mの大屋根「グランルーフ」は、「光の帆」をモチーフとし、世界的建築家ヘルムート・ヤーンによってデザインされています。京葉線コンコースに飾られているのは、横9m、縦5mにも及ぶステンドグラスの大作「天地創造」です。
100年の時を超えて交通の要所として活躍してきた東京駅には、その歴史が伺える遺物や、文化を発信するアート作品などを見ることができます。宝探しのつもりで構内探索してみましょう。
さいごに
100年もの長い間、親しまれてきた赤レンガの駅舎を保存し、再オープンを果たした東京駅。改札内最大のショッピングスポットには数多くの店舗が立ち並び、交通の拠点としてだけでなく、ショッピングを楽しむこともできます。「ラーメンストリート」をはじめ、さまざまなグルメも堪能でき、駅ならではのお弁当やお土産品もそろっています。
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