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一生に一度は訪れたい!東日本の世界遺産

雄大な自然を堪能しよう!「知床」

ユネスコの世界自然遺産に2005年に登録された知床は、太平洋とオホーツク海を隔てるように長く伸びる半島です。1964年には国立公園にも指定され、「最後の秘境」と形容されるように多くの自然が今も人間の手つかずのまま残されています。広さ約4万ヘクタールにも及ぶ知床国立公園内には、広大な森林や湿原、草原、渓流、数多くの湖沼や滝が点在し、エゾシカやキタキツネ、ヒグマ、エゾリスなどの動物を見ることができます。また流氷が流れる海ではクジラやアザラシ、トドなどの珍しい海洋生物も目にする機会があるでしょう。絶滅危惧種とされるシマフクロウやオオワシなども生息し、高山植物は優に800種以上確認されています。知床の雄大さを目の当たりにしたいのであれば、海から眺めることをおすすめします。クルーザーに乗って迫力満点の流氷や断崖絶壁、奇岩や複雑に入り組んだ入江などを見ることができます。またネイチャーガイドと一緒に森を散策すると、知床の歴史を学びながら自然の雄大さを感じることができるでしょう。

世界でも珍しいブナの原生林に出会える「白神山地」

秋田県と青森県の県境にかけて広がるブナの原生林。広さ約13万ヘクタールにもおよぶこの原生林帯は、1993年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。白神山地はかつて日本海が隆起した際にできた堆積岩と、海底火山の噴火によって出た溶岩によって形成されたと言われています。ブナの原生林には優れた保水力があることで知られており、「緑のダム」とも呼ばれています。そのため、森林自体が大きなダムの役目を果たし、長い年月をかけて豊かな生態系を作り出してきました。ここには動物の餌となる植物が豊富にあるため、ニホンザルやツキノワグマ、カモシカ、キツツキの一種クマゲラなどが生息している貴重な場所です。白神山地は実際に登山することができるので、ぜひ歩いて自然の雄大さを感じてみませんか?ただし、入山する際にはゴミの持ち帰りやトイレ、動植物を大切にするなどのマナーをしっかりと守りましょう。

歴史に思いをはせる「平泉の文化遺産」

平泉は平安時代11世紀から12世紀後半にかけて奥州(現在の岩手県)の地でとても栄えた場所です。当時平泉には浄土思想に基づいて建造された寺院や庭園などが多く、この世に理想の世界を表現しようとする思想が広まっていました。これらのうち5つの寺院や史跡を合わせて「平泉の文化遺産」として、2011年に世界文化遺産に登録されました。850年に開山された中尊寺は、1124年に建造された金色堂で広く知られています。金色堂には贅を尽くした七宝珠玉が使用されており、見るものを圧倒しています。中尊寺と同時期に建造された毛越寺は大泉が池の浄土庭園が美しい寺で、特別名勝と特別史跡の両方に指定されている珍しい場所でもあります。他にも、観自在王院跡や無量光院跡、頂上からは平泉を見渡せる金鶏山などで構成されている世界遺産です。

日本の近代化に貢献した「富岡製糸場と絹産業遺産群」

日本の近代化に大いに貢献したとして2014年に世界遺産に登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」。当時明治政府はフランスの技術を取り入れて生糸の生産に力を入れていました。生糸の品質改善や技術者の育成を行い、生糸の生産を向上させようとしたのです。その過程で、模範機械製糸場として1872年に造られたのが富岡製糸場でした。富岡製糸場は日本の近代産業遺産としてとても貴重な場所です。ここを訪れたらぜひとも約40分間のガイドツアーに参加してみましょう。歴史を学びながら貴重な遺産を見学することができます。また、注目したいのが製糸場の建築様式。当時の日本では珍しい「木骨煉瓦造」と呼ばれる西洋の技術を取り入れた建築様式で造られており、重要文化財にも指定されています。世界遺産は富岡製糸場の他に、養蚕農家の家屋である田島弥平旧宅、高山社跡や荒船風穴などの4つで構成されています。

世界遺産を巡る旅をしよう!

東日本には世界自然遺産・世界文化遺産ともに、大変価値のある世界遺産が数多くあります。文化遺産では日本人が経験してきた歴史を学び、自然遺産では私たちがこれからも守っていかなくてはならない雄大な自然を目の当たりにすることができます。日本人として生きていくうえで、自分の国の世界遺産を訪れるのはきっと忘れられない経験となるでしょう。次の旅行ではぜひ世界遺産を巡る旅をしてみませんか?

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