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隠れ家的な温泉で贅沢な時間を過ごす!中国地方の秘湯の宿4選

出雲湯村温泉の湯乃上館では囲炉裏を囲んで旬の料理を味わえる!1日2組限定の秘湯の宿

出雲湯村温泉湯乃上館は、雲南市を流れる斐伊川の中流にある温泉宿です。出雲風土記のなかに記述もある温泉で、明治時代までは漆仁の湯と呼ばれていました。広島と出雲を結ぶ街道沿いに位置しているため、宿場町として栄えた時代には多くの人が行き交っていましたが、鉄道が整備されたことで人通りも少なくなり、落ち着いた佇まいを残す秘湯の地となったのです。木造2階建ての建物は昔ながらの落ち着いた雰囲気が漂い、宿泊客は1日2組限定。源泉掛け流しの温泉はアルカリ単純泉で、斐伊川をすぐ目の前に臨む露天風呂は開放感があるほか、貸切露天風呂と内湯があります。囲炉裏を囲む茅葺の棟がお食事処になっており、春はノドグロやタケノコ、冬は野ガモやセコガニなど旬の山の幸や日本海の海の幸が味わえます。

般若寺温泉は川の流れを眺めながら自然に囲まれて満喫できる秘湯の湯

岡山県の内陸エリア、苫田郡鏡野町にある般若寺温泉はもともと天台宗般若寺の宿坊でした。その後、1957年から温泉旅館として営業しています。国道179号線(奥津渓バイパス)から吉井川沿いに少し山の中に入っていくと現れるのが、茅葺屋根母屋と3つの離れがある般若寺温泉です。茅葺の母屋から川の方に下っていくと完全貸切制の内湯と露天風呂があります。源泉が溢れ出る内湯はむき出しの岩肌に囲まれた空間で、湯船につかりながら窓の外を流れる吉井川の眺めを見ることができます。そして、露天風呂は湯船の向こうがすぐ川という抜群の眺め。周囲を緑の木々に囲まれ、森林浴もかねてゆっくりと温泉に入ることができる、まさに秘湯の湯です。般若寺温泉には豪華な設備があるわけではありませんが、そのぶん自然の良さを存分に楽しむことができます。

柚木慈生温泉は源泉では強すぎるほどの成分を含む湯治の湯!飲泉もおすすめ

山口県山口市にある柚木慈生温泉は、カルシウムやナトリウム、炭酸ガス、重曹などの成分を多く含んだ全国的にも珍しい湯治を目的とした温泉です。1泊2食付きで宿泊できるほか、日帰り入浴も可能です。源泉は敷地内から湧き出ていますが、源泉のままでは成分が強すぎ、温泉専門家のアドバイスに従って源泉の70パーセントまで濃度を薄めているほど、他にはない秘湯の湯。神経痛や筋肉痛、うちみ、関節のこわばりなど、療養泉の一般的適応症に効果が期待できるほか、高血圧症や慢性皮膚病、慢性婦人病などの回復にも期待が持てる泉質です。柚木慈生温泉のお湯は入浴して湯治できることに加え、飲用効果も高いといわれています。炭酸飲料のように泡の発生する温泉の湯を、受付カウンターで飲むことができます。

雲海を一望できるロケーションに建つ三瓶温泉国民宿舎さんべ荘

島根県大田市にある三瓶温泉は、大山隠岐国立公園にある活火山・三瓶山の南麓から湧き出る温泉です。江戸時代にはすでに人々に親しまれていた歴史のある温泉で、泉質はナトリウム塩化物泉。塩分と炭酸に加えて鉄分も多く含まれており、茶褐色の色をしています。国民宿舎さんべ荘は内湯やサウナがあるほか、釜風呂や老舗の酒蔵から譲り受けた酒樽を用いた樽風呂など、趣の異なる多彩な露天風呂が特徴的。朝夕で男風呂と女風呂が入れ替わり、時間によって違うお風呂に入る楽しみがあります。源泉かけ流しの国民宿舎さんべ荘の泉温は37度と少しぬるめのお湯ですが、ゆっくり温泉に入ることもできるでしょう。本館には洋室と和室、和洋室のほかバリアフリーの部屋があり、別館は昔懐かしい日本家屋の趣がある空間です。大田市は初夏から秋にかけての時期、朝霧が発生することでも知られています。国民宿舎さんべ荘は三瓶山山麓の高台にあるため、条件が良ければ山麓に広がる雲海を一望することができるでしょう。

秘湯の宿でゆっくり温泉に浸かりながら旅行を楽しむ!

中国地方には昔懐かしい日本の原風景のなかに迷い込んだような温泉宿や、濃い成分のお湯が湧き出る湯治目的のお湯、自然に囲まれたなかでゆっくりと温泉に浸かれる露天風呂など、まさに秘湯の湯と言われるような温泉があります。また、温泉を堪能できるとともにその土地ならではの旬の料理を味わえることや雲海が見られる温泉もいいものです。中国地方を訪れるときは、今回紹介した秘湯の宿も参考にしながら旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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