夏の風物詩!ねぶた祭の魅力
2018.01.11

夏に東北で実施される「ねぶた祭り」について耳にしたことはあっても、詳しくは知らない人もいるかもしれません。たとえば「ねぷた」と「ねぶた」の違いをご存じでしょうか。ここでは、その由来や魅力についてお伝えします。 青森県の夏の風物詩!ねぶた祭り・ねぷた祭りとは?

青森県の夏の風物詩!ねぶた祭り・ねぷた祭りとは?

ねぶた祭りとは、東日本、とりわけ青森県で盛んに開催されている夏祭りのことです。なかでも有名なのが1980年に重要無形民俗文化財に指定された「青森ねぶた祭」と「弘前“ねぷた”まつり」です。例年8月1日から7日にかけて開催されています。青森市を含んだ津軽東部では「ねぶた」と呼ばれているのに対して、弘前市を中心とした津軽西部地方では「ねぷた」と呼ばれています。歴史的にみれば単なる表記の違い、訛りによる違いでしかありませんでしたが、現在では掛け声や囃子のリズムも異なり、その違いが強調されつつあります。たとえば東部では「ラッセラー、ラッセラー」というのに対して、西部では「ヤーヤドー、ヤーヤドー」といいます。

ねぶた祭りはもともと眠気を振り払うためのお祭り?

ねぶた祭りの発祥・由来にはいくつか説がありますが、最も有力なのは農作業の妨げとなる眠気や怠け心を吹き飛ばそうとする「眠り流し」と「盆灯篭」などが融合したとする説です。「ねぷた」という名前も、津軽弁で眠たいことを「ねぷた」ということからつけられたといわれています。明治時代には地方の悪習といわれ、禁止令が出され9年間も姿を消したことがありましたが、その後労働運動の目覚めとともに再開され、戦後ますます発展し、現在のように観光客が訪れる一大祭りとなりました。秋田竿燈、仙台七夕と並んで東北三大祭りにも挙げられています。さらに現在では、フランスのニースで実施されるカーニバルやハワイのさくらまつりでもねぶたが派遣されており、日本人のみならず外国人も熱狂するイベントとなっています。

テンションを高める!ねぶた祭り前夜祭

青森ねぶた祭では例年8月1日に前夜祭が開催されています。2017年度には、ねぶたラッセランドで大型ねぶたをゆっくりと眺めることができ、ステージではミスねぶたやミスター跳人などの紹介も行われます。加えて、囃子持久力コンテストやねぶた囃子演奏も実施されます。2015年にはねぶた師がスター・ウォーズをイメージしてデザインした「スター・ウォーズねぶた」が披露されました。ねぶた祭り本番に向けてテンションを高めることができるでしょう。

夏の“アツさ”を楽しむ!ねぶた祭りの魅力

ねぶた祭りの最大の魅力は「エネルギッシュさ」でしょう。高さ5メートル、長さ9メートルのねぶたが街を練り歩く姿は見る者を惹きつけて離しません。これは2階建ての建物に匹敵する高さなので、初めて見る人は圧倒されるかもしれません。歴史や神話をモチーフとした壮大な絵柄は日本の良き伝統を再認識させてくれるでしょう。地元の人々だけでなく誰でも跳人(はねと)として参加できるのがねぶた祭りの魅力のひとつです。いきなり参加するのはハードルが高いかもしれませんので、まずは観客として、次年度から参加者としてねぶた祭りを楽しんでみてもいいかもしれませんね。青森ねぶた祭や弘前ねぷたまつりのほかにも、子どもが中心となっている黒石ねぷた祭りや観客を圧倒させる巨大ねぷたの活躍する五所川原立佞武多なども開催されています。五所川原立佞武多の掛け声は、ラッセラーやヤーヤドーでもなく「ヤッテマレ」。これは「やっつけてしまえ」という意味で、その力強さを示す掛け声といえます。

年々増加する来場数!広まる感動

地元の七夕祭りであったねぶた祭りは、今や270万人を超える人々が来場する一大イベントとなりました(2016年度の来場者数276万人)。暑い夏にその“アツさ”を楽しむねぶた祭りに、あなたも参加してみてはいかがでしょうか。多くの人々とともに熱気を感じて、きっと心に残る思い出を得られるはずですよ。

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