世界遺産候補の1つ!飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群をご紹介
2018.02.16

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群は、奈良県の重要な文化遺産です。世界遺産候補としてユネスコに登録されている飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群の基礎知識や見どころなどをご紹介します。

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群とは

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群とは、奈良県東部にある史跡の総称です。飛鳥・藤原の宮都と明日香村、桜井市、橿原市に残る関連遺跡群を指します。重要な史跡が数多く残っており、日本国の基礎となった宮殿や都城、古墳、庭園、寺院などの地下遺跡があるエリアです。2007年には世界遺産候補としてユネスコの文化遺産暫定リストに登録されました。石舞台古墳、高松塚古墳、キトラ古墳をはじめとした、教科書に掲載されているような貴重な遺跡も、この飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群に含まれています。

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群の歴史的価値

日本国は、6世紀末から8世紀初めにかけて飛鳥・藤原地区で誕生しました。当時は隋・唐を中心に東アジアとの交流が盛んだったことから、日本国の誕生にも大きな影響を与えています。先進的な東アジアの文化と日本に伝わる伝統文化が融合し、律令制による天皇を中心とした日本国の基礎となりました。飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群は、限られた地域に当時のさまざまな遺跡が密集しています。地下に残された遺跡は良好な状態を保っており、国家成立の過程を証明する貴重な遺跡となっています。

飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群の見どころ

藤原宮跡

藤原宮跡は、藤原京の中心施設だった藤原宮の跡地です。藤原京が都として利用されたのは16年間と短い間ですが、その構造は非常に優れており、後の都の建築にも引き継がれています。1辺約1kmの中に内裏や大極殿や朝堂院などの施設が収められている構造は、藤原京が生み出したものです。

現在の藤原宮跡には建造物は残っていません。現在では、季節ごとに移り変わる美しい花を見られる観光スポットとなっています。菜の花、キバナコスモス、ハスなど、季節に合わせた色とりどりの花の景色が見どころです。藤原宮跡から臨む大和三山の稜線の眺めは重要眺望景観に指定されています。また、周辺には橿原市藤原京資料室や奈良文化財研究所藤原宮跡資料室などがあり、藤原京や飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群について知ることができます。

本薬師寺跡

本薬師寺跡は、奈良の有名な観光スポットである薬師寺の前身です。天武天皇が後の持統天皇になる皇后の病気平癒のために建立したといわれている寺で、建立された当時は金堂と2つの塔がありました。平城遷都に伴って寺は西の都に移築され、現在の薬師寺と呼ばれるようになりました。藤原宮跡と同様に、本薬師寺跡から望む景色もこのエリアの見どころの1つです。

石舞台古墳

石舞台古墳は、日本でもっとも有名な古墳の1つです。飛鳥を代表する古墳でもあり、世界最大級の横穴式石室が特徴です。埋葬者について詳しいことは分かっていませんが、当時の権力者だった蘇我馬子の墓という説が有力です。石舞台古墳の名前の由来は、その形状が舞台のように見え、月夜に狐が美女に化けて古墳の上で舞ったという言い伝えによるものです。

石舞台古墳は、30数個の岩が積まれた約2,300トンもの総重量がある古墳です。7世紀の初めごろに築造され、元々は1辺約55mの方墳だったといわれています。早い時期に古墳上部の盛土が失われてしまい、現在は巨大な石室が露出した姿となっていますが、古墳時代後期の横穴式石室の様子がよく分かる貴重な遺跡です。

高松塚古墳

高松塚古墳は、日本で初めて確認された壁画古墳です。石室の壁面には、四神図、人物像、天井に星宿図が描かれています。2005年の発掘調査で、高松塚古墳は藤原京の時代のものと判明しました。埋葬されている人物の特定はできていませんが、造りの豪華さから、かなり高貴な人物と推定されています。2018年1月現在、高松塚古墳の壁画は修復中のため観覧できません。古墳の隣にある高松塚壁画館では、壁画の模写や復元模型を見ることができます。高松塚古墳の全貌が再現されており、飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群の中でも多くの観光客が訪れます。

キトラ古墳

キトラ古墳は、特別史跡に指定されている飛鳥の重要な文化財の1つです。発掘作業中に天文図、四神像、獣頭人身十二支像が発見され、どれも非常に学術的価値の高い貴重な壁画となっています。キトラ古墳の天文図は、東アジアの天文図の中で最古の事例といわれており、中国や朝鮮半島などの東アジア諸国との交流を示す事例としても重要な遺跡です。

現在は復元のため遺跡は埋め戻しされており内部の見学はできませんが、石室の復元模型や映像はキトラ古墳壁画体験館四神の館で見ることが可能です。また、キトラ古墳壁画保存管理施設では、期間限定、事前登録制で壁画の実物を見られる貴重なチャンスがあります。キトラ古墳に興味がある方は、事前にイベントスケジュールを確認するのがおすすめです。

さいごに

歴史のロマンが詰まった飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群は、奈良県の中でも非常に貴重な遺跡が多く残るエリアです。この先、世界遺産になる可能性もあり、今のうちにぜひ見ておきたい場所でもあります。日本の国の成り立ちや遠い歴史のロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

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