料金は？アクセスは？沖縄県立博物館の見どころをご紹介

那覇市にある「沖縄県立博物館」では重要文化財「旧首里城正殿鐘」をはじめ、貴重な化石や出土品を展示しています。沖縄の大自然の営みや絢爛豪華な琉球王国の歴史に触れることができ、着衣体験も楽しめます。今回は、沖縄を代表する観光スポットの1つ、「沖縄県立博物館」の楽しみ方や見どころをご紹介します。

沖縄県立博物館ってどんなところ？

「沖縄県立博物館」は、那覇市おもろまち駅から徒歩10分のところにあります。沖縄の自然や文化、歴史について幅広く紹介しており、美しい沖縄の大自然のなりたちや琉球王国をはじめとする固有の文化について学ぶことができます。「常設展」では国指定の重要文化財「旧首里城正殿鐘」をはじめ、化石や出土品などを展示しています。また、各テーマごとの部門展示も設けられ、より詳しく学ぶことができます。

「ふれあい体験室」では着衣体験を無料で楽しめるほか、常設展示とリンクした内容となっており、沖縄の島コトバや民具などを見て聞いて触れて体験することができます。「多言語体験キット紹介ARアプリ」を無料インストールすれば、ふれあい体験室に設置されている37の体験キットの解説をスマートフォンやタブレットで見ることができます。言語は日本語をはじめ、英語、中国語簡体・中国語繁体、韓国語、スペイン語に対応しています。

併設されている美術館は、年間40～50万人が訪れる人気スポットで、館内にはカフェもあり、地元の食材を使ったメニューやオリジナルスイーツを楽しむことができます。

営業時間・料金

営業時間

火・水・木・日：9:00～18:00（入館は～17:30）
金・土：9:00～20:00（入館は～19:30）
※変更になる場合あり
※ミュージアムショップゆいむいは～18：00

休館日

・毎週月曜日（月曜日が祝日及び振替休日又は慰霊の日の場合は開館し、翌平日が休館）
・年末（12月29日～12月31日）

料金

一般：410円
高大生：260円
県外小中生：150円
※企画展、特別展は特別料金

アクセス

公共交通機関

沖縄都市モノレール「ゆいレール」
那覇空港駅→（約19分）→おもろまち駅→徒歩約10分

バス
那覇空港→99番線→「おもろまち3丁目」バス停下車→徒歩5分
那覇空港→120番線→「上之屋」バス停下車→徒歩約10分
市内線
市内線3・7・10番線→「県立博物館前」バス停下車
市内線6番線→「那覇メインプレイス東口」バス停下車→徒歩約5分

自動車

那覇空港から約30分
※駐車場（無料）
※カーナビマップコード：33188675

沖縄県立博物館の見どころ

さまざまな常設展示！

常設展は「総合展示」と専門分野ごとの「部門展示」の2つに分かれています。沖縄の自然・歴史・文化を「海洋性」と「島嶼性」の両側面から読み解く試みで、常設展へのアプローチには床にサンゴ礁が展示されており、足元にサンゴ礁を見ながら沖縄に上陸するイメージが演出されています。

正面のサークルホールは、”琉球列島の成り立ちと生物の進化”がテーマで、1万8千年前の日本人のルーツと目される化石人類「港川人」や、同時代を生きたリュウキュウジカやヤンバルクイナなどの化石を見ることができます。

この先に「総合展示」があり、沖縄の自然とそこに築かれた歴史と文化を辿る展示が行われています。総合展示室の周囲に設けられているのが「部門展示」です。自然史・考古・美術工芸・歴史・民俗の5つのテーマに分かれており、各テーマに特化した展示が行われています。「部門展示」ではテーマに可変性を持たせ、展示替えも頻繁に行われているため、リピーターでも訪れるたびに新しい発見が楽しめます。

また、博物館の中庭には「屋外展示」として琉球の伝統的な高倉や民家が再現されています。隣接する湧田窯展示棟には17世紀ごろの沖縄窯業の中心的存在であった湧田窯を移設展示しており、発掘されたままの状態を見ることができます。また、中庭の周囲にはもともとこの一帯の森を形成していた樹木や有用植物の代表的なものを移植栽培した植生展示が行われています。
「ふれあい体験室」では、遊びながら沖縄の自然の仕組みや先人の知恵に触れることができます。ハンズオン展示資料である体験キットを無料で利用でき、子どもでも展示に興味が持てる工夫が凝らされています。

ショッピングやグルメ！

沖縄県立博物館の館内にあるミュージアムカフェ「カメカメキッチン」では沖縄ならではの地元グルメが楽しめます。白を基調とした明るい店内では、沖縄のソウルフード“ポーク玉子”をアレンジした「がっつり食べたいポーク玉子ドック」など、オリジナリティあふれるメニューを堪能できます。11：00~15：00にはランチメニュー「旬の島野菜をいただくパスタランチ」（1,280円・小学生1,000円・幼稚園以下サラダバー無料）も提供しています。スイーツは自家製で「さんぴん茶プリン」や「波照間産黒糖を使った濃厚ガトーショコラ」など、こちらも地元の特産品を取り入れた沖縄ならではのテイストが楽しめます。店名は沖縄の方言「カメーカメー（さー食べて食べて）」に由来し、キッズスペースも設けられているため、子連れでも気軽に楽しめます。企画展とコラボした期間限定メニューは是非味わいたいところです。

また、ミュージアムショップ「ゆいむい」では、博物館の収蔵資料を基にしたオリジナルグッズや伝統工芸品、常設展・企画展の図録、展示に関する書籍などを取り扱っています。ポストカードやクリアファイルなど、ここでしか買えない商品も多く、来館記念やお土産に最適です。

さいごに

沖縄県立博物館では、沖縄の美しい海と豊かな自然に抱かれて育まれた文化や歴史を2億年前まで遡り、古生物の貴重な化石や遺跡からの出土品とともに辿ることができます。「琉球王国のグスク及び関連遺産群」は世界遺産にも登録されていますが、王国の絢爛たる繁栄とその終焉にまつわる貴重な資料も館内展示されており、その歴史の一端を垣間見ることができます。沖縄の民具や玩具に実際に触ることができる体験室もあり、大人も子どもも楽しく学べます。

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