はじめに
国内旅行は日本各地の魅力を再発見し、忙しい日常から抜け出し非日常の体験を味わうことができます。
しかし、意外と見落とされがちなのが「空港での搭乗前の時間」です。「とにかく時間通りに着けばいい」と思って空港にギリギリで到着すると、せっかくの旅行が慌ただしくなってしまうことも。
実は空港には、食・ショッピング・リラクゼーション・エンタメなど、短時間でも満喫できる楽しみが詰まっています。この記事では、国内旅行における搭乗前のおすすめの過ごし方を具体的に紹介し、旅のスタートをより快適かつ豊かなものにするヒントをお届けします。
【目次】
・何時間前に空港に到着していればいいの?
・搭乗前の時間を有意義にする5つの過ごし方
- 1.ご当地グルメで“食から始まる旅”を演出する
- 2.展望デッキで飛行機を眺め、旅への気分を高める
- 3. ラウンジやリラクゼーションスペースでひと休み
- 4. お土産・雑貨店をチェックして、旅気分を先取り
- 5. 旅の情報収集や計画の最終確認をする
・さいごに
何時間前に空港に到着していればいいの?
空港への到着時間の目安は、ANAやJALの国内線の場合は通常期ならフライトの1時間前、繁忙期(GW、お盆、年末年始など)ならフライトの2時間前を目安に空港に到着しておくのが安心でしょう。
この目安時間より到着が遅くなってしまうと、手続きの進み具合によってはフライト時刻に差し迫ってしまうケースも考えられます。
ジェットスターやピーチなどのLCC(格安航空会社)はチェックインカウンターや搭乗口がエントランスから遠い場合があるので、さらに余裕をもって行動しましょう。
搭乗前の時間を有意義にする5つの過ごし方
空港の過ごし方には、シンプルながらも旅行を充実させる効果のあるものが多数あります。ここでは、搭乗前の時間にできるおすすめの過ごし方を5つ紹介します。
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1.ご当地グルメで“食から始まる旅”を演出する
国内の主要空港では、その地域ならではのご当地グルメや限定スイーツが豊富に揃っています。例えば、福岡空港では本場のとんこつラーメン、仙台空港では牛タン定食、関西国際空港ではたこ焼きや串カツなど、まるで旅先に一足早く到着したかのような気分を味わうことができます。
早めに空港に到着すれば、行列ができる人気店にも並ぶことができますし、機内食が出ない国内線だからこそ、事前に美味しい食事でお腹を満たし、満足感とともに旅を始めるのもオススメです。
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2.展望デッキで飛行機を眺め、旅への気分を高める
空港といえば、やはり展望デッキ。滑走路に並ぶ飛行機や、離発着の瞬間を間近で見ることができる絶好のスポットです。飛行機に興味がない人でも、青空に向かって飛び立つ機体の姿は、非日常への入口としての高揚感を味わわせてくれます。
また、旅慣れた人の中には、ここで写真を撮ってSNSにアップするのを“旅の始まりのルーティン”にしている人もいます。お子様連れの家族旅行であれば、飛行機観察が搭乗までの時間を「遊びの時間」に変えることでしょう。
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3. ラウンジやリラクゼーションスペースでひと休み
飛行機に乗るまでの時間を静かに、快適に過ごしたい人には、空港ラウンジの利用がおすすめです。クレジットカードの付帯サービスで無料で入れるラウンジや、1000円程度で利用できる有料ラウンジなど、選択肢は意外と豊富。中にはドリンクや軽食が無料で提供されるラウンジもあり、電源やWi-Fiも完備されています。
また、空港によってはマッサージチェアやシャワールーム、リフレクソロジーや整体の店舗が併設されているところもあります。出発前に身体をほぐしておけば、機内での移動疲れも軽減でき、目的地でよりアクティブに動けるでしょう。
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4. お土産・雑貨店をチェックして、旅気分を先取り
空港内の土産店や雑貨店は、実は“旅の予習”にもってこいのスポットです。お土産は帰りに買うものと思われがちですが、実際には「行きのタイミングで買っておく方がラク」という人も多いのです。混雑や在庫切れを避けるためにも、搭乗前にあらかじめ目星をつけておけば安心です。
さらに、空港限定商品や地域ゆかりのグッズなどをチェックすることで、目的地の文化や名物に対する理解が深まります。もしかしたら旅先で、空港で見つけた品に再会する楽しさも味わえるかもしれません。
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5. 旅の情報収集や計画の最終確認をする
空港にはフリーWi-Fiが整備されていることが多いため、スマートフォンやタブレットで旅の最終確認をするのにも適した場所です。観光地の営業状況、現地の天気予報、交通機関の運行情報などをここでチェックしておけば、到着後の動きが格段にスムーズになります。
また、SNSや旅行ブログ、動画サイトで「○○ 観光」「○○グルメ」などと検索すれば、最新の口コミやおすすめ情報をリアルタイムで得ることができます。搭乗までの30分程度の空き時間でも、旅の質を左右する有益な情報を得られる可能性があります。
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さいごに
空港での時間も“旅の一部”に変える工夫を
時間に余裕をもって空港に到着すると、ただ時間を潰すだけではなく「非日常への入り口」や「旅の第一歩」を堪能することができます。
おいしい食事に舌鼓を打ち、飛行機の離陸を見て高揚し、静かなラウンジで心身を整え、お土産選びで目的地の文化を先取りする──そんな搭乗前のひとときを過ごしてみるのもいいかもしれません。