成田空港のアクセスはバスと電車どっちが便利？

LCC専用ターミナルとして誕生した第3ターミナルの開場以降、ますます便利になりつつある成田空港。一方、空港へのアクセス方法については、電車とバスのどちらを利用して移動した方が良いのか、いつも迷っているという人も多いのでは？今回は、成田空港のアクセス方法として、バスと電車それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

成田空港への主な移動手段は電車かバス！

東京近郊から成田空港へ向かう場合、主なアクセス方法として挙げられるのは電車、もしくはバスです。ジェットスターやピーチ・アビエーションなどのLCCが就航を開始してからは、格安リムジンバスも移動費を抑える手段の一つとして定着しています。

仕事で利用する場合は電車を利用するが、プライベートで利用する時はバスを使用するなど、目的地や状況に合わせて最適な移動手段を選びましょう。

電車でアクセスする場合、京成電鉄かJR！

成田空港まで電車を利用する場合、利用できる路線には京成電鉄とJRの2通りがあります。

京成電鉄の場合、京成電鉄のなかで運賃がもっとも安い「京成線快速特急・特急」、短時間かつ低価格で移動可能な「アクセス特急」、日暮里駅と成田空港をノンストップで結ぶ「京成スカイライナー」が運行しています。

JRでは、東京駅発で料金が比較的安い「快速・成田空港行き」、車内空間が快適な「成田エクスプレス」が運行しています。

それぞれの東京駅－成田空港までの所要時間、運賃は次の通りです。

京成電鉄

京成線快速特急　京成上野発　約70-80分　1,030円
成田スカイアクセス　新橋発　約80分　1,330円
京成スカイライナー　日暮里発　約40分　2,470円

京成スカイライナーは、成田スカイアクセスや京成線快速特急・特急と比べて車内環境が快適です。さらに、成田エクスプレスより短時間で移動できるのがメリットです。また、運賃も成田エクスプレスと比べて安いのが特徴です。

JR

成田エクスプレス　東京発　約55分　2,820円
快速・成田空港行き　東京発　約90分　1,320円

成田エクスプレスは、京成スカイライナーより停車駅が多く、どの地点からも乗車しやすいのがメリットです。また、荷物置き場にはダイヤルロック式の錠が取り付けられており、京成スカイライナーと比べてセキュリティ面に優れています。

格安バスは東京駅－成田空港間を運行！

東京都心部－成田空港間の主なバス路線には「エアポートリムジン（東京空港交通）」「THE アクセス成田」「東京シャトル」「成田シャトル」があります。いずれも、成田空港までの所要時間は2時間程度です。

下記の表は東京都内－成田空港間のバスの運賃をまとめた表です。東京空港交通は、バスの料金が高いものの、シートピッチが広く、化粧室のドアも大きく社内環境が快適です。また東京空港交通のリムジンバスは、東京駅だけでなく、有名ホテルを中心とする都内各地をはじめ千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城から発着しています。

一方、「THEアクセス成田」「東京シャトル」「成田シャトル」は、いずれも1000円程度と料金が安い点が何より魅力です。「THEアクセス成田」「東京シャトル」は東京駅に加え、便によって銀座駅や東雲などからも発着していますので、確認しましょう。また「成田シャトル」は大崎駅から発着しています。品川や渋谷からアクセス容易ですので、こちらの利用を検討するのもよいでしょう。

また、これらのバスは全て成田空港第1・第2ターミナルだけではなく、LCC専用のターミナルである第3ターミナルにも停車します。電車の場合は第1または第2ターミナル付近にしか駅がなく、第2ターミナルから第3ターミナルまで移動する場合、徒歩で15分もかかります。

東京都心部－成田空港間のバスの料金