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世界自然遺産の1つ知床の見どころ・楽しみ方


2005年に世界自然遺産に登録された知床。今回は知床にスポットをあてて、アクセスや見どころ、楽しみ方などをご紹介します。

知床ってどんなところ

北海道東部、オホーツク海に細く長く伸びる知床半島は大自然の宝庫です。広大な大地には貴重な生き物の姿を見ることができ、ウトロ港から就航している観光船からは群れて泳ぐイルカや、ヒグマの姿を見られることもあります。

千島火山帯が走っているため、良質な温泉にも恵まれ、原生林に囲まれて源泉かけ流し湯も楽しむこともできます

ここでしか味わえない数多くの体験があり、多くの観光客を魅了してやまない知床ですが、手つかずの原生林も多く残り、野生動物の棲家ともなっています。
シレトコスミレなどの絶滅危惧種も多く、またシマフクロウやオオワシ、オジロワシといった国際的希少種の繁殖地や越冬地としても重要な役割を担っています。
稀少な自然環境と環境保全の管理体制が整った知床は2005年、日本では三例目となる世界自然遺産に登録されています。

知床へのアクセス

知床へ行くには、車かバス、列車でウトロ駅へ向かいましょう。もっとも公共機関は非常に本数が少ないため、注意が必要です。

女満別空港からウトロへは車かバスになります。車の場合、98kmを約2時間15分かけて移動します。バスは斜里バスと網走バスがあります。斜里バスの場合、空港から知床エアポートライナー号で約2時間15分です。

釧路空港からウトロへは車か、バスとJRの乗り継ぎで行く方法があります。車の場合、180kmを約3時間30分かけて走ります。

バスで移動する場合は以下の通りです。
・JR札幌駅
北海道中央バス・イーグルライナー号(約7時間)
・JR知床斜里駅
①斜里バス・知床エアポートライナー号(約45分)
②斜里バス・路線バス知床線(約60分)

車で移動する場合は以下の通りです。
・JR札幌駅(400km 約8時間)
・JR旭川駅(280km 約6時間30分)
・JR帯広駅(260km 約6時間)

知床はクルージングがおすすめ

知床岬コース

知床岬コースは、知床半島突端まで巡るロングクルージングです。特別保護地域に指定されているため、一般の観光客は上陸できません。気象状況などにもよりますが、約3時間をかけて半島を巡ります。天気がよければ太平洋に浮かぶ国後島まで見渡すことができます。多くの場合、運航は期間限定で最低催行人数が決まっている場合があるため、事前の確認がお勧めです。

硫黄山コース

見どころだけを短時間で見たい時は約1時間の硫黄山コースが便利です。知床半島の海岸線には多くの奇岩が見られ、また生息する動物たちを目撃する機会も少なくありません。天然記念物のオジロワシやエゾシカ、ヒグマが姿をあらわすこともあり、また群れて泳ぐイルカやシャチ、大きなクジラの姿が見られることもあります。
クルージングは期間限定で運航されていることが多く、最低催行人数が決まっていることもあります。事前の確認がお勧めです。

ヒグマウォッチングコース

野生動物なので、100%見られるとは限りませんが、ヒグマの目撃率が高いといわれるルシャ湾に近づく航路を進むため、他のコースよりも期待ができます。ヒグマとの遭遇率を公開しているところもありますが、夏は70~90%の年が多く、100%の月も少なくありません。

いずれのコースも期間限定で運航されていることが多いです。最低催行人数が決まっていることもあるため、事前の確認がお勧めです。

もちろんグルメも楽しめる

北海道といえばグルメの宝庫。知床も例外ではありません。カニや鮭、ホタテなどの新鮮な海産物や珍しい鹿肉など、知床ならではの味を楽しめます。

地元産エゾバフンウニを使った生ウニ丼が自慢の「お食事処 夷知床」や、オホーツク海を眺めながら新鮮な海鮮丼や熊丼が楽しめる「知床海岸食堂」、生け簀のカニをその場で食べられる「漁師の店 かにや」など、地元の新鮮な食材を堪能できます。「道の駅うとろ・ シリエトク レストラン」では低カロリーでヘルシーな鹿肉バーガーを食べられます。

さいごに

ダイナミックな大自然に触れると自分の悩みが小さく感じられることもあります。リフレッシュしたいと思ったら、知床の大自然の中に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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