「台湾」の首都である「台北」は、日本との時差1時間(台湾が日本のマイナス1時間)で、東京からの直行便だと約3時間半~4時間で行くことができ、週末や短い休暇でも旅行に行きやすいです。
「台北」には写真映えスポットから台湾ならではの歴史を感じるレトロな場所、グルメや買い物が楽しめる場所などたくさん見どころがあります。
そこで今回は絶対に外せない人気観光スポットと穴場観光スポットを余すところなくご紹介するので、台北旅行を考えている方はぜひ参考にしてください。
▪️台北観光の基本情報をチェック
▪️台湾の首都「台北」で絶対外せない観光スポット11選
▪️「台北」の穴場的観光スポット6選
▪️さいごに
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台北観光の基本情報をチェック
まずは台北旅行を計画する前に、基本情報を確認しておきましょう。
気候とベストシーズン・物価とレート・治安情報に焦点を当てて、1つずつ解説していきます。
「台北」の気候とベストシーズン
台北旅行のベストシーズンは、気温もおだやかで湿度も低くなる10月〜12月の期間です。さらに12月はオフシーズンなので、旅費を抑えることもできるでしょう。
「台北」は亜熱帯気候に属しているので1年中あたたかく、四季もはっきりと分かれていて、季節ならではの魅力も楽しめます。
冬の12月~2月でも、平均気温はおよそ16℃。ただし夏の期間は気温・湿度ともに高く、7月〜9月までは30℃を超える日々が続きます。
また5月〜6月にかけては雨が多い季節で、短い時間に強く降る雨「スコール」が発生することも。一方、10月〜4月は晴れている日が多い上に乾季なので、観光におすすめの時期と言えます。
「台北」の通貨・レート・物価情報
台湾の通貨は、「台湾元」もしくは「台湾ドル」と呼ばれていて、現地では「NT$」や数字の後に「元」で表記されています。
日本円での換算レートは1元=約5円(2025年3月時点)
物価は平均して日本の約3分の2と言われる安さで、例えばタクシー初乗りが約400円、屋台の魯肉飯(ルーローハン)が約200円前後です。
「台北」の治安や水について
「台湾」は世界的に見ても比較的治安が良いとされている国です。
ただし、観光スポットなど人が混み合う場所や夜市ではスリにご注意ください。バッグは体の前で持つ・多額の現金を持ち歩かない・深夜に1人で歩かないなどの基本的な対策は必要です。
また「台北」の水事情ですが、水道水は飲めません。理由として水道管の多くが老朽化していることや、貯水タンクの不衛生リスクがあるため、十分注意しましょう。
そのため、台北旅行の際にはミネラルウォーターを購入することをおすすめします。
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台湾の首都「台北」で絶対外せない観光スポット11選
台北旅行でチェックしておきたい基本情報が分かったところで、「台北」に行ったら絶対に行きたい観光スポットを見ていきましょう。
絶景スポットや台北の歴史を感じられる場所、台湾グルメ集結スポットなど11か所をご紹介します。
高さ約509mのシンボルタワー「台北101」
2004年にオープンした「台北101」は、地下5階から地上101階、高さ約509mの複合施設。オフィスやショッピングモール、レストラン、展望台などを備えた巨大な建物です。
89階にある展望台フロア「パノラマ360」は一面がガラス張りとなっているため、台北市内の景色を360度見渡すことができます。
明るい昼間の時間帯、夕方から夜にかけての夜景、どちらもおすすめです。
レトロな街並みが楽しめる「迪化街」
昔から乾物や漢方が有名で歴史が深い問屋街「迪化街」。日本語対応ありの漢方薬局や、からすみなど多種多様な乾物を買えるお店があります。
そして、赤レンガを使用したレトロな建物が立ち並ぶ景観も人気のポイント。
また古い建物を改築した台湾茶カフェやレストラン、かわいい雑貨が買えるお店などもあり、レトロさに加えた新たな変化を続けています。
世界4大博物館の1つ「国立故宮博物院」
歴代の中華王朝が収集してきた歴史的に重要な青銅器や玉器、各時代の陶磁器や文房具、書物などが70万点近くも保管されている世界4大博物館の1つ「国立故宮博物院」。
そのうち約2万点が常設展示されていますが、展示物の入れ替えや特別展を行っているので、何度来ても違う楽しみ方ができます。
日本語に対応した音声ガイド(有料)を借りることも可能です。
台湾の歴史深い場所「国立中正紀念堂」
「国立中正紀念堂」とは、1975年に亡くなった蒋介石(中華民国初代総統・中国国民党総裁)を記念して、1980年に建設された記念施設です。敷地面積は25万平米という広大な規模を誇ります。
内部には蒋介石の功績を称える資料や勲章など数々の遺品展示、高さ6.3mの蒋介石のブロンズ像もあります。
台湾の歴史について学びたい方にはおすすめの場所です。
儒教の神をまつる大人気の寺院「行天宮」
「行天宮」は三国志で有名な「関羽」がまつられている寺院です。
様々な悩みに効果的とされるお祓いが有名で、パワースポットとしても大人気です。参拝者数は台湾一とも言われているほどで、1日を通して混雑しています。
また行天宮では性別により参拝の仕方が異なり、男性は手のひらを下に向け、女性は手のひらを上に向けて参拝する形式となっています。
英霊をまつる神聖的なスポット「忠烈祠」
戦争などで亡くなった英霊をまつる「忠烈祠(ちゅうれつし)」。毎時行われる兵隊たちの衛兵交代式の見学が人気のスポットです。
鮮やかな赤い柱や白い大理石の床が厳格な雰囲気を醸し出している神聖的な空間。忠烈祠の大門と大殿には衛兵が2人ずつ立っており、警備にあたっています。
衛兵交代式は中央広場で行われ、5人の衛兵たちが隊列を組み、一糸乱れず行進をする姿は圧巻です。英霊を祀る神聖な場所なので、露出が多い服装は避けるなどマナーには気を付けて訪問しましょう。
様々なご利益がある寺院「龍山寺」
「龍山寺」は1738年に建てられた「台北」の中でもかなり歴史の深い寺院です。100以上の神様が祀られていて、恋愛・仕事・学業・健康など多岐にわたるご利益が特徴。
「龍山寺」に訪問した際は、ぜひ台湾式おみくじに挑戦してみてください。「こう」という三日月形の赤い木片を2つ取って投げ、出た目が表と裏であればくじを引くことができます。チャンスは3回。強く念じて投げてみてください。
夜のライトアップも綺麗でおすすめです。
名店通り「永康街」
「永康街」はコンパクトな通りに名店を含めた様々なお店が集まっています。世界的に有名な小籠包の名店「鼎泰豊」の本店もこの通りの入り口にあり、多くの有名店が軒を連ねているグルメスポットです。
その他、果物の美味しさを贅沢に味わえる「マンゴーかき氷」や、スープに麺とやわらかい煮込み牛肉が入った「牛肉麺」なども人気の台湾グルメです。
グルメ以外にもポストカードやお茶、石鹸など台湾ならではのお店が立ち並び、ウィンドウショッピングだけでも心が躍ります。
おしゃれでレトロな「四四南村」
かつて軍人村だった「四四南村」は、文化的な遺産である住宅をリノベーションしたカフェやショップが魅力的な場所です。村自体は非常に小さいので、10分もあれば周れるほどのコンパクトさ。
ベーグルが人気のカフェや、かわいい雑貨ショップなどが点在しています。
またフォトジェニックな写真が撮れると写真好きが集まるスポットでもあり、「台北101」を背景に現代感とレトロさを合わせた写真を撮影できることでも有名です。
台北最大級のナイトスポット「士林観光夜市」
「士林観光夜市(しりんかんこうよいち)」は台北最大級の夜市で、大きく分けて地下の飲食エリアと洋服や雑貨などのお店が多い中心通りがあります。
もちろん地上エリアでも雑貨などだけでなく、屋台グルメが食べられます。中でも大人の顔ほどのサイズで、食べ応え抜群の揚げた鳥肉「豪大大雞排」は必見です。
また「士林観光夜市」は日本人観光客も多いため、日本語対応が可能な場合もあるのが嬉しいポイントです。
美食を求めるなら「饒河街観光夜市」
台北市内で「士林夜市」に次ぐ規模を持つ「饒河街観光夜市(ぎょうかがいかんこうよいち)」。屋台や雑貨、占いブースなどバラエティに富んだお店が集まっています。
長い一本道で構成されているため、初めて訪れる方でも分かりやすく、安心して歩けるのが特徴です。
さらにミシュランガイド台北で、ビブグルマンに認定されたレベルの高いお店もあり、美食家にもおすすめの場所です。
「台北」の穴場的観光スポット6選
続いては「台北」の穴場的観光スポットをご紹介します。
フォトジェニックな場所やディープな夜市など6か所をご紹介するので、チェックしてみてください。
たばこ工場をリノベーションした「松山文創区」
「松山文創区(まつやまぶんそうく)」は、元々たばこ工場だった敷地を利用して作られた文化総合施設です。
見事にリノベーションされた空間は、多くの人々を魅了する場所に生まれ変わりました。緑も豊かで都会の「台北」のオアシスのような存在です。
展覧会イベントが行われたり、工房やレストランなどもあります。モダンな施設内の随所に、たばこ工場の面影が感じられる興味深い建物をぜひ見てみてください。
昔ながらの雰囲気とトレンドが合わさった「華山1914文化創意園区」
台湾の歴史とアートが融合した「華山1914文化創意園区(かざん1914ぶんかそういえんく)」。
昔、酒工場であった跡地を再利用した場所で、歴史を感じさせる部分があるのですが、最新トレンドのお店も多くあります。
当時の面影と現代感が合わさった景観は、写真映えスポットとしても人気が高いです。
ハイキング好きは必見!「象山」
「象山(しょうざん)」は「台北101」と台北の街並みを同時に眺められる絶景の観光スポットで、ハイキングにもおすすめ。
「象山駅」から登山口までは徒歩約20分の距離があり、登山道は階段を登るような状態なので少し体力が必要です。
しかし頂上で景色を楽しむ時間を含めても往復1時間ほどで着きます。
夜も台北の夜景も楽しむことができ、気温が涼しくなるのでおすすめです。ただし、登山道は暗いので、懐中電灯などを持参してください。
世界でも美しいと有名な図書館「台北市立図書館北投分館」
「台北市立図書館北投分館」は世界でも美しい図書館として有名で、ツリーハウスのようなデザインと、自然光を空間全体に取り入れられる大きな窓が特徴的です。
日本統治時代、温泉地として開拓された「北投公園」の敷地内にあり、豊かな自然にも囲まれています。
さらに太陽光発電パネルや貯水した雨水をトイレの水に再利用するなど環境に配慮したシステムが多く取り入れられており、台湾初のエコ建築でもあります。
原住民の文化に触れられる「凱達格蘭文化館」
「凱達格蘭文化館(けたがらんぶんかかん)」は、400年以上前から台湾に住んでいた原住民、「凱達格蘭族(けたがらんぞく)」について学べる文化施設です。
また原住民文化の展示以外にも、展示ギャラリーや国際会議ホールなど多機能な施設として地域に根差しています。
入館無料なので、周辺の観光スポットのついでに立ち寄るのも良いでしょう。
ゲテモノもあり!?ディープな夜市「華西街観光夜市」
アーチ型の豪華な外観の入口が圧巻の「華西街観光夜市」です。
蛇やすっぽんなどの「ゲテモノ」料理を提供しているお店もあるディープな夜市です。
他にも海鮮料理や薬膳料理、台湾の伝統料理なども楽しめます。
さいごに
「台北」で絶対に外せない人気観光スポットから、穴場の観光スポットまで17か所ご紹介しました。
台湾ならではの歴史を感じられる場所や、グルメに写真映えスポットなど、台北市内だけでもかなりの見どころがあります。
また台湾は物価も安めなので、低予算でも大満足な旅行になること間違いなしです。ぜひ本記事を参考に台北旅行を計画してみては。
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