国内線初！ANA BAGGAGE DROPってなに？

ANA BAGGAGE DROPってなに？

ANA BAGGAGE DROPは、2015年よりANAが導入している完全自動の手荷物預け入れ機の名称です。近未来的な外見となっており、スタイリッシュな造りになっています。海外では自動手荷物預け機が導入されている空港はありますが、日本で導入されるのはこのANA BAGGAGE DROPが初となります。

これまでカウンターで手続きしていた手荷物の預け入れを、乗客自身で行えるため、手続き時間の短縮につながり、カウンターに並ぶ手間も省けます。

ANA BAGGAGE DROPのメリット

ANA BAGGAGE DROPは、利用者にとって非常にメリットの大きいシステムです。まず、手荷物預け入れにかかる時間が短い点が挙げられます。従来のように有人のカウンターに並んで手荷物を預ける方式は、混雑度合いによっては10分以上待たされることがありました。しかし、全ての手続きを自動で行うANA BAGGAGE DROPは待ち時間がほとんどなく、スムーズに手続きができるのが魅力です。預け入れから手続き完了までの所要時間は約2分と、大幅な時間短縮が可能です。

ANA BAGGAGE DROPはどこにある？

現在、ANA BAGGAGE DROPは羽田空港の第2ターミナル、新千歳空港、福岡空港、那覇空港に設置されています。世界最大の導入数を誇るANA BAGGAGE DROPですが、2020年の東京オリンピックに向けてさらにサービスを拡大予定とアナウンスされており、ますます使いやすくなることが期待されています。

ANA BAGGAGE DROPの使い方

初めてつかう方にとっては一瞬難しく思えるANA BAGGAGE DROPですが、使い方はとても簡単です。まず、ANA BAGGAGE DROPの中に手荷物を置き、機械に航空券の二次元バーコードをかざします。画面に旅程が表示されるので、旅程に間違いがないかチェックして、正しければ「確認」ボタンを押しましょう。その後、危険物や手荷物に関する注意事項が表示され、荷物用タグが印刷されます。荷物用タグは簡単に貼り合わせることができる仕組みなので、取り付けもスムーズです。

荷物にタグを取り付けたら、自動的に機械の扉が閉まって荷物が収納され、手荷物控えが印刷されます。手続きにかかる時間はわずか数分と非常に簡単ですが、近くに係員が待機しているため、わからなくてもすぐ質問できるので安心です。

ANA BAGGAGE DROPで預けられるもの

大変便利なANA BAGGAGE DROPですが、預けられる荷物には規定があります。まず、一度に預け入れできるのは手荷物一個です。手荷物の大きさは各辺の長さが80cm×75cm×45cm以下のものが預けられます。重さにも規定があり、普通席利用の場合は20kg、プレミアムクラス利用の場合は40kgまでです。

手荷物の大きさや形状は機内預け入れ手荷物の基準に準じていますが、重量の超過や特殊な形状のものはANA BAGGAGE DROPでは取扱っていません。ゴルフバッグやサーフボード、ベビーカーなどの荷物は、従来通り有人の手荷物預け入れカウンターでの手続きが必要です。また、規定内のサイズであってもペットが入っている荷物のANA BAGGAGE DROPの利用はできません。

スーツケースなどの自立できる形状のものなら問題なく預けられますが、規定内の重さとサイズの荷物でも、自立できないバックパックなどの形状のものは、サイズの規定内でもエラーが起こる場合もあります。

危険物の検査も万全！

ANA BAGGAGE DROPには特に危険物センサーは搭載されておらず、危険物の確認は操作途中の自己申告のみとなっています。

しかし、羽田空港は荷物預け入れ後にセキュリティチェックが行われるシステムとなっています。そのため、有人の手荷物預け入れカウンターでも、ANA BAGGAGE DROPを利用した場合でも、危険物検査は手荷物預け入れの手続き後に行われます。手続きの際は特にチェックされませんが、空港内部でしっかりセキュリティチェックがあるので安心です。

さいごに

ANA BAGGAGE DROPは、面倒な手荷物預け入れの手間を圧倒的に減らせます。たった数分の手続きで手荷物を預け入れできるため、ストレスなく搭乗手続きを進めることができます。現在は羽田空港のみの導入ですが、今後2020年の東京オリンピックに向け、さらにサービスが拡充予定です。ANAから始まる画期的な新システムを、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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