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「釧路湿原国立公園」の楽しみ方とアクセス方法


釧路を中心とする北海道の東側に観光目的で訪れたらぜひ行っておきたいのが釧路湿原(釧路湿原国立公園)です。釧路湿原は広大な湿原や貴重な動植物など、大都市やほかの地域では見られない「北海道ならでは」の魅力がたくさん詰まった場所となっています。今回はそんな釧路湿原の楽しみ方や、アクセス方法などについてご紹介します。

「釧路湿原」と「釧路湿原国立公園」について

「釧路湿原」とは、北海道東部の釧路平野に広がる日本最大の湿原です。その大きさは東西最大幅約25km、南北約36km、面積約2万ヘクタールととても広大で、全国の湿原面積の約6割を占めているほどです。
「釧路湿原国立公園」はその釧路湿原を中心とする国立公園で、1987年に国から国立公園として指定されました。現時点(2017年6月時点)の敷地面積は28,788ヘクタールで、その敷地内には北海道でも珍しい平野部の原始的な自然環境が今でも残されています。

釧路湿原国立公園の楽しみ方

釧路湿原国立公園は、以下のようなさまざまな楽しみ方ができる観光スポットとなっています。

楽しみ方1 絶景を堪能

釧路湿原の魅力はなんといってもその景観の美しさにあります。釧路湿原国立公園内には、「湿原の聖域」と謳われ国の天然記念物区域に指定されている「キラコタン岬」や、原始河川のままの釧路川が見られる「コッタロ湿原」などのほか、東部には「塘路(とうろ)湖」「シラルトロ湖」「達古武(たっこぶ)湖」という3つの海跡湖があります。
また公園内には5つの展望台と6つの遊歩道があるので、さまざまな視点・角度から釧路湿原の景色を堪能することができます。

楽しみ方2 アクティビティ

釧路湿原を南北に流れる釧路川は、全国のカヌーイストに人気があります。また牧場では北海道の和種馬である「どさんこ」の乗馬をすることができ、釧路湿原の奥地をホーストレッキングしながら見学することも可能です。

楽しみ方3 動植物を観察

釧路湿原周辺にはヤチボウズ、ハンノキなど700種以上の植物や、タンチョウ、エゾシカ、キタキツネ、キタサンショウウオといった多種多様な動物が生息しています。タンチョウは1984年発行開始の旧千円札にも描かれていた日本を象徴する鳥のひとつですが、現在は釧路湿原の周辺地域でしか見ることができません。

楽しみ方4 遺跡を見学

釧路湿原には「北斗遺跡」をはじめとする、旧石器時代からアイヌ文化時代にかけての遺跡が400ほど存在しています。北斗遺跡は1977年に国指定史跡に選ばれている、東西2,500m、南北500mに広がる釧路湿原西縁で最大規模の遺跡となっています。

釧路湿原国立公園へのアクセス方法

釧路空港(たんちょう釧路空港)から釧路湿原駅までのアクセス方法と所要時間は次の通りです。

車でのアクセス

釧路空港からレンタカーやタクシーを使って向かう場合、釧路湿原駅までは約46分かかります。

バス+電車でのアクセス

釧路空港から「釧路空港連絡バス」で釧路駅前まで約45分。
釧路駅からJR釧網本線で釧路湿原駅まで約20分かかります。

くしろ湿原ノロッコ号について

「くしろ湿原ノロッコ号」とは、釧路湿原を縦断するJR釧網本線を期間限定で運行する臨時列車のことです。釧路駅~塘路駅間を片道約1時間かけてゆっくりと走るので、窓から釧路湿原の景色がゆっくり見ることができます。1日の運行数は多くても2往復しかないので、利用したいという方はぜひ早めに予約をしておきましょう。

さいごに

釧路湿原と釧路湿原国立公園は、広大な敷地を持つ北海道にしかないスケールの大きな観光スポットです。まだ一度も行ったことがないという方は、ぜひ釧路湿原を含む北海道への旅行を検討してみてください。

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