関西地方を訪れたらぜひとも見てみたい絶景5選！

春と秋には特別拝観ができる瑠璃光院

“比叡電鉄「八瀬比叡山口駅」から歩いて約5分、吊橋をわたった先に見えてくるのが瑠璃光院です。大正末期から昭和にかけて大改築された数寄屋造の建物は、延240坪にもおよびます。（※1）瑠璃光院の最大の見所は、なんといっても建物の床に映り込んだ庭の景色です。2階にある書院の磨き込まれた床は黒光りし、春には青紅葉、秋には赤や黄色の紅葉が映り込む様はとても幻想的でこの世のものとは思えないほど。「瑠璃の庭」と呼ばれる主庭には、緑の深い苔が生え一筋のせせらぎが流れており訪れる人を魅了しています。毎年春と秋の期間限定で拝観することができます。
※1: 【瑠璃光院】由緒、http://rurikoin.komyoji.com/about/”

雲海に浮かぶ竹田城跡

“元々竹田城は兵庫県朝来市にあった城で1441年に築城されましたが、関ヶ原の戦い後には廃城となり石垣だけが残る城跡となりました。（※2）竹田城跡はその絶景から「日本のマチュピチュ」と称されている場所です。特に秋から冬にかけて円山川から立ち上る霧が雲海となって城跡に漂う様子は、まるで天空に浮かぶ城のようです。雲海が発生するためにはいくつかの気候条件があります。秋から冬にかけて昼と夜の気温差が大きく、晴れて比較的湿度の高い日が高い確率で見ることができるといわれています。明け方から8時ごろまでが雲海が出やすい時間帯なので、暖かい服装をして懐中電灯を持参して出かけましょう。
※2: 【JTB】天空の城竹田城跡からの絶景、http://kando.jtb.co.jp/detail.html?pcd=62”

海の中の鳥居は必見！白髭神社

“滋賀県の北西部に位置する高島市には全国にある白髭神社の総本社・白髭神社があります。第11代垂仁天皇の時代に建てられた神社は、近江地方で最古の神社として知られており、境内には紫式部や与謝野鉄幹・晶子夫妻の歌碑も建てられています。（※3）日本最大の湖琵琶湖の中に大鳥居を持つこの神社は「近江の厳島」とも呼ばれており、その美しさが話題になっています。特に夕日が沈む時間帯は海の中に立つ鳥居と夕日のシルエットが幻想的と評判です。また白髭神社の背後にそびえる山では古墳群が発見されており、若い人を中心にパワースポットとしても人気を集めています。
※3: 【Travel.jp】湖上の鳥居は『近江の厳島』！滋賀の絶景パワースポット「白髭神社」、http://guide.travel.co.jp/article/3334/”

奈良の冬の風物詩！若草山焼き

“観光客が多く訪れる奈良公園の中には、その形状から「三笠山」とも呼ばれる標高約342メートルの若草山があります。若草山は芝で覆われており、毎年1月の第1日曜日には山の表面を焼く「山焼き」が行われています。山焼きの由来は諸説ありますが、若草山の頂上にある鶯塚古墳の霊魂を鎮めるための神事として行われているという説が有力です。（※4）山焼きの日にはいろいろなイベントが企画されていますが、その中でも目玉は200発の大花火！花火が打ち上げられると約33ヘクタールにもおよぶ若草山に一斉に火が放たれ、花火と野焼きの迫力ある共演には息を飲むでしょう。毎年奈良に早春を告げるビッグイベントとして、多くの観光客がこの地を訪れています。
※4: 【私の根っこプロジェクト】若草山の山焼き、http://www.i-nekko.jp/gyoji/2017-012010.html”

古くから続く熊野古道

“奈良・三重・和歌山・大阪の1府3県に跨る熊野古道は2004年にユネスコの世界遺産に登録されました。熊野古道は古来から熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社3社の熊野三山を詣でるために多くの人が歩いてきた道です。山深い森の中、自然の石や岩で造られた石畳が連なり、静寂なときは人の心を神聖な気持ちにさせてくれます。伊勢神宮から熊野三山を巡る熊野古道には数多くの峠があり、それぞれに違った表情を見せてくれます。熊野の見所としては他にも、志摩半島の南端に位置する景勝地「鬼ヶ城」や、約22キロメートルにわたって続く美しい砂浜海岸の「七里御浜」などがあり、訪れる人は山と海の両方を満喫することができます。
※5: 【世界遺産熊野古道伊勢路】熊野古道とは、http://www.kodo.pref.mie.lg.jp/#about”