預ける?持ち込む?国際線のモバイルバッテリーの取扱まとめ
2018.07.19

モバイルバッテリー

地上では安全な日用品でも、空の上という特殊な状況では危険物扱いとなってしまう場合があります。その代表的なものの1つが、スマートフォンやデジタルカメラなどを充電するモバイルバッテリー(予備電源)です。モバイルバッテリーは取り扱いに注意が必要な「制限のある荷物」に該当します。

モバイルバッテリーは預けられず機内持ち込みのみ!

モバイルバッテリーは、リチウム電池、またはリチウムイオン電池を使用しているものが一般的です。それらの電池を使用したモバイルバッテリー(予備バッテリー)は発火・爆発の恐れのある危険物扱いとなり、2017年7月1日より貨物室での輸送が禁止されています。これは国内線、国際線共通のルールです。

そのため、モバイルバッテリーをスーツケースなどに入れてチェックインカウンターに預けることはできません。モバイルバッテリーを渡航先で使用したい場合、機内へ持ち込む必要があります。ただし、機内へ持ち込めるモバイルバッテリーには一定の条件があり、詳細は航空会社によって異なります。

どのようなスペックのモバイルバッテリーなら機内に持ち込めるの?

モバイルバッテリーは1回しか充電できないものもあれば、数回フル充電できる大容量のものもあり、各商品によってスペックが異なります。海外旅行となると優れた容量のモバイルバッテリーを持っていきたいところですが、機内に持ち込めるモバイルバッテリーは定められた条件を満たしたもののみです。その基準となるのが、1個当たりの「リチウム含有量」、「ワット時定格量」、および「個数」です。下記はANA、JALのモバイルバッテリー機内持ち込みのルールです。

ANA・JALのモバイルバッテリー機内に持ち込みの制限

・リチウム金属電池モバイルバッテリー:1個当たりリチウム含有量が2g以下のもの
・リチウムイオン電池モバイルバッテリー:ワット時定格量が100wを超え160w以下のもの(2個まで)/ ワット時定格量(Wh)が100Wh以下のもの(個数の制限なし)
※ワット時定格量(Wh)= 定格定量(Ah)× 定格電圧(V)

リチウム含有量が2gを超えるリチウム電池、ワット時定格量が160Whを超えるリチウムイオン電池は機内に持ち込めません。また、機内に持ち込む際は短絡(ショート)しないようテープなどで端末を絶縁するなどの保護が必要です。

国際線は要注意!航空会社のルールを事前にチェックしておこう

先に挙げた通り、リチウム電池またはリチウムイオン電池を使用しているモバイルバッテリーなどの電子機器類は、偶発的な衝撃などによる発火・爆発の恐れのある危険物と見なされます。これは海外でも同様の制限、ルールが適用されます。航空法や国際民間航空機関(ICAO)の規定に従った国際的な取り組みだからです。各航空会社によって独自のルールが設けられており、ワット時定格量、個数などが異なります。

保安検査時にモバイルバッテリーなどの危険物が発見された場合、スーツケースに入れて預けることができないため、その場で放棄することになります。再検査に無駄な時間がとられ、搭乗時間に間に合わないということもあり得ます。利用予定の航空会社のモバイルバッテリーの扱いについて、必ず事前に確認しておきましょう。

さいごに

モバイルバッテリーは旅先で大活躍する欠かせないツールの1つです。規制があるものは準備が面倒だと思いがちですが、規定を守ればスムーズに海外へ持っていくことができます。これから購入する方は容量を確認して使い勝手のよいモバイルバッテリーを選びましょう。

航空券検索

関連記事

飛行機に預ける?持ち込む?海外旅行での電池の取り扱い 飛行機での手荷物には安全のためにさまざまな制限があります。電池もその1つです。リチウム
バッテリーを持ち込んでスマホを充電したい!国内線で機内に電池は持ち込める? モバイルバッテリーは出張や旅行だけでなく、普段の生活でも使用することが多いグッズです。
充電器やリチウム電池の持ち込みはできる?飛行機での制限について 旅先に向かうときにはスマートフォンやタブレットのほかに、予備の電池や充電器を持参したいも
飛行機内に持ち込めない危険物まとめ 初めて飛行機を利用する場合、どのようなものが「危険物」と判断され、機内に持ち込むことが