飛行機に預ける?持ち込む?海外旅行での電池の取り扱い

2018.08.16

電池

飛行機での手荷物には安全のためにさまざまな制限があります。電池もその1つです。リチウム電池およびリチウムイオン電池は軽くて大きな電力が利用でき、用途は広いものですが、発熱やショートなどの原因により発火に繋がることがあります。そのため航空会社では細かい規定が設けられています。今回は、海外旅行での電池の取り扱いについてご紹介します。

国際線での電池の制限

電池にはさまざまな種類がありますが、リチウム電池とリチウムイオン電池は機内へ持ち込む場合、預ける場合どちらにおいても制限があります。機内持ち込みのみ可能の場合、預ける手荷物に入れることのみ可能の場合、持ち込み手荷物にも預ける手荷物にも含めることができない場合など、電池によって制限が異なります。

リチウム電池、リチウムイオン電池は大きな電力が出せるため、電力を多量に消費する電化製品に使用されることがほとんどです。カメラやノートパソコン、ビデオカメラ、携帯端末、ポータブルゲーム機などで使用します。コイン型電池にもリチウム電池があり、腕時計やキーレスエントリーなどで使用します。

なお、国際線では電池やモバイルバッテリー本体に容量の記載がない場合、空港で没収されてしまうケースもあるため注意が必要です。また、国際線を利用して電池やモバイルバッテリーを持ち込む際は、航空会社または旅行代理店から許可が必要になるケースもあります。

リチウム電池の場合

リチウム電池は、リチウム含有量によって制限が異なります。本体に内蔵されている電池の場合、リチウム含有量が2g以下であれば機内持ち込み手荷物、預ける手荷物、どちらにも入れることができます。2g以上はどちらの手荷物にも含めることができません。予備電池の場合はリチウム含有量2g以下の電池に限り、機内へ持ち込む手荷物にのみ入れることができます。預ける手荷物にはリチウム含有量に関わらず入れることができません。また、リチウム含有量2gを超える予備電池は機内へ持ち込むこともできません。

リチウム含有量はコイン型電池であれば0.1g以下のものがほとんどです。円筒型、角型のものは1gを超えるものがあります。

リチウム含有量は製品に表記がないことも多いため、大容量のものを持っていく場合はインターネット上の製品情報データーシートで確認しましょう。記載がなかった場合は、メーカーに確認すると良いでしょう。

リチウムイオン電池の場合

リチウムイオン電池はワット時定格量によって制限が変わります。ワット時定格量とは1時間、1ワットの電力を消費した電力量です。多くのリチウム電池にはワット時定格量(Wh)の表記がありますが、Wh表記がないものもあります。その場合、定格定量(Ah)×定格電圧(V)でワット時定格量(Wh)に換算できます。mAh表記の場合はまず1,000で割り単位をAhに変換しましょう。

本体に内蔵されている電池の場合、160Wh以下であれば機内持ち込み手荷物、預ける手荷物、どちらにも入れることができますが、160Wh以上の場合はどちらの手荷物にも入れることができません。

予備電池は預ける手荷物にはワット時定格量に関わらず含めることができません。機内に持ち込む場合は、ショートしないよう保護し、ネックレスやヘアピン、キーなど金属に触れないようにする必要があります。その上で100Wh以下、もしくは100Whから160Whまでのものなら2個まで機内に持ち込むことができます。160Wh以上のものは本体内蔵電池と同じく、機内へ持ち込むこともできません。

リチウム電池などを内蔵した手荷物は要注意

リチウム電池、リチウムイオン電池を内蔵および装着した手荷物をスマートバゲージといいます。スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどの充電機能、GPS機能、所有者追尾機能などを有するスーツケースや鞄が相当します。

スマートバゲージは電池を取り外すことができるものは機内持ち込み手荷物、預ける手荷物に含めることができます。預ける場合は電池を取り外しましょう。取り外した電池は保護をした上で機内へ持ち込むことができます。
電池の取り外しができないものの場合は持ち込みも預けることもできません。

リチウム電池およびリチウムイオン電池でも、ボタン型電池装着のスマートバゲージは対象外です。

国際線でその他注意が必要な電池の種類は?

電子タバコの予備電池は機内に持ち込むことができますが。預けることはできません。また、機内に持ち込む際は、短絡(ショート)を防止するために、保護する必要があります。発売時の包装やビニール袋、個別の保護用ポーチに収納しましょう。

また、ノートパソコンの種類によっては燃料電池が使用されているものもあります。燃料電池の燃料の最大容量は液体の場合は200ml、個体の場合は200gまでと定められています。なお、燃料電池を内蔵する機器は機内には持ち込めますが、預けることはできないため注意しましょう。

海外旅行で電池やモバイルバッテリーの注意点

電源を利用して電池やモバイルバッテリーを充電する際に、コンセントの電圧が日本のものと異なる場合があるので注意が必要です。また、電圧だけでなく、周波数やプラグの形状が異なる場合が多いので事前に確認しておきましょう。変圧器の機内持ち込み・荷物受託制限はありませんが、対応する電圧を調べ、日本国内で変圧器を手に入れておきましょう。

また、旅行先で電池やモバイルバッテリーを手に入れようと思っても、中々手に入らない場合があります。そのため、海外旅行で電池やモバイルバッテリーを持ち込む際は、しっかりと基準を確かめておきましょう。

さいごに

大きい電力を必要とする電化製品は増加しており、それに伴い発火事故も増えています。飛行機内での発火事故は大変危険です。リチウム電池およびリチウムイオン電池はさまざまな製品に使われています。思わぬところで使用していることもあるので、出発前にしっかり確認しておきましょう。航空会社によっては、電池やモバイルバッテリーを持ち込む際に事前に確認なるケースもあります。あわせて確認しましょう。

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