都心にいながら豊かな自然を満喫！新宿御苑の楽しみ方・見どころ

新宿御苑

新宿御苑では、広大な敷地に美しい庭園が整備され、四季折々の景観を楽しむことができます。今回は、東京を代表する観光スポットの1つ、新宿御苑の楽しみ方や見どころをご紹介します。

新宿御苑ってどんなところ？

都心のオアシス、新宿御苑。広さ58.3ha、周囲3.5kmの広大な敷地は、春には桜、秋には紅葉に彩られ、美しい自然の景観を楽しむことができます。
江戸時代にはこの地に信州高遠藩主である内藤家の屋敷があり、1906年（明治39年）に皇室の庭園として整えられ、戦後は一般に開放されました。
園内には日本庭園やフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園がデザインされ、国内有数の風景式庭園を見ることができます。

新宿御苑の営業時間・料金

開園時間

開園時間
9：00～16：00

温室
9：30～16：00

休園日
毎週月曜日（月曜休日の際は翌平日）
年末年始（12月29日～1月3日）

特別開園期間（期間中無休）
3月25日～4月24日、11月1日～15日

料金

一般：200円
小・中学生：50円
幼児　無料

新宿御苑のアクセス

新宿御苑には3つの門から入園することができます。駐車場は「大木戸門」横にあります。

新宿門

電車
・JR・京王・小田急線「新宿駅南口」→徒歩10分
・東京メトロ副都心線「新宿三丁目駅」E-5出口→徒歩5分
・西武新宿線「西武新宿駅」→徒歩15分
・東京メトロ丸の内線「新宿御苑前駅」出口1→徒歩5分
・都営地下鉄新宿線「新宿三丁目駅」C1/C5出口→徒歩5分

バス
・都営バス品97→品川車庫－新宿駅西口→「新宿三丁目」下車
・都営バス池86→東池袋四丁目－渋谷駅東口→「新宿四丁目」下車
・都営バス早77→早稲田－新宿駅西口→「新宿伊勢丹前」下車
・新宿WEバス→「新宿御苑」下車

千駄ヶ谷門

電車
・JR総武線「千駄ヶ谷駅」→徒歩5分
・都営地下鉄大江戸線「国立競技場駅」A5出口→徒歩5分

バス
・都営バス黒77→目黒駅－千駄ヶ谷駅→「千駄ヶ谷駅前」下車
・都営バス早81→早大正門－渋谷駅東口→「千駄ヶ谷駅前」下車

大木戸門

電車
・東京メトロ丸の内線「新宿御苑前駅」出口2→徒歩5分

バス
・都営バス品97→品川車庫－新宿駅西口→「新宿一丁目」下車
・都営バス早81→早大正門－渋谷駅東口→「四谷四丁目」下車

自動車
甲州街道を四谷方面へ進む→「新宿四丁目」交差点を越え（明治通り）「御苑トンネル」の側道を新宿御苑を右手に直進（トンネルには進入しない）→突き当たり右手側に駐車場入口

新宿御苑の楽しみ方・見どころ

美しい庭園

新宿御苑は、日本有数の近代西洋庭園の名園として知られています。新宿門から見通し線（ビスタライン）が伸びる「イギリス風景式庭園」の中央には高層ビル群を借景に、御苑のシンボルツリー、高さ30mを超えるユリノキを見ることができます。
左右対称の「フランス式整形庭園」の中央には110種類約500本のバラが咲き誇るバラ花壇があり、左右には約200mにわたり、156本のプラタナスの並木が4列に並んでいます。
池泉回遊式の「日本庭園」には、春には梅と桜、秋には楓、冬にはオシドリが姿を見せ、季節ごとに移り変わる自然の景色を楽しめます。

歴史的建造物

新宿御苑では、数多くの貴重な歴史的建造物を見ることができます。皇族の休憩所として1896年（明治29年）に創建された「旧洋館御休所」は、19世紀後半にアメリカで流行したスティックスタイルを基調とした洋風木造建築で、2001年（平成13年）に重要文化財に指定されています。
昭和天皇の御成婚記念として1927年（昭和2年）に建てられた「旧御凉亭」は本格的中国風建築で、2004（平成16年）に東京都歴史建造物に指定されました。
「擬木橋」は、1900年（明治33年）のパリ万博の展示品を輸入、アメリカ人技師によって設営された日本初の木を模した欄干といわれています。

四季折々の自然

新宿御苑では四季折々の自然を楽しむことができます。季節ごとの自然の様子は公式サイトの最新情報で確認できます。
春には桜やツツジ、ハンカチノキなど百花繚乱の景観が広がり、夏にはムクゲ、ミナヅキなどが花開き、アメリカフヨウも大輪の花を咲かせます。秋には紅葉が色づき、秋の彩りが園内を豊かに染め上げます。冬の見どころはカンザクラやクリスマスローズ。園内各所に可憐な梅が花開けば、一足早い春の訪れです。

レストランやカフェでほっと一息

新宿御苑では、国内の商業施設では初となるエコクッキングメニューを提供しています。イギリス風景式庭園内の「レストランゆりのき」では、美しい景観を眺めながら新宿御苑にゆかりのあるグルメを楽しめます。日本で初めて西洋野菜を栽培した歴史にちなみ、“里帰り”と名付けられた「里帰りシカ肉カレー」「里帰り御膳」は、ここならではのメニューです。
新宿門入口横の「カフェはなのき」でも、こだわりの料理を提供。「内藤ドッグ」は、内藤とうがらしソーセージとシカ肉ソースのホットドッグで、江戸期にこの地にあった高遠藩主の内藤家が菜園で栽培していた唐辛子を使用しています。