非日常の感動を味わえる、中国地方の絶景スポット

古の風情に思いを馳せる、岡山県「倉敷」

岡山県南部、瀬戸内海沿岸に位置する「倉敷」は、温暖な気候に恵まれ、桃やマスカットなどフルーツの産地として知られています。美しい景観と温暖な気候で、観光地としても人気です。特に、倉敷市内の中でも、白壁とかわら屋根の建物が軒を連ねる「倉敷美観地区」は一見の価値があります。倉敷川には石造りの橋がかかり、情緒ある散策スポットとして楽しめます。また、周辺エリアには、江戸時代の町家や蔵を改装したカフェやレストランも多数。古い街並みにタイムスリップしたかのような雰囲気を味わいながら、のんびり旅を満喫できます。

雄大な自然の美が広がる、鳥取県「鳥取砂丘」

日本最大級の砂丘として有名な「鳥取砂丘」は、鳥取県にある海岸砂丘です。南北2.4キロメートル、東西16キロメートルに広がり、高低差はなんと最大90メートルもあります。10万年の歳月の中で少しずつ積み上げてできたといわれており、その幻想的な風景は息をのむほどの美しさです。入場は無料で、自由に観光することができますが、観光用のらくだでの遊覧も人気です。また、パラグライダー体験などのスカイスポーツもおすすめ。砂丘には木や岩などの障害物もなく、初心者からでもトライしやすい環境になっています。「ここでしかできない貴重な体験」がたくさんあります。

神々しいパワーを感じる、島根県「出雲大社」

「神々の国」と称される島根県出雲にある「出雲大社」は、パワースポットとしても注目されています。旧暦の10月には1年に一度、全国から「八百万の神（やおよろずのかみ）」が出雲大社に集まって会議を行い、世の中のあらゆることを決めるといわれています。そのため、他の土地では神様が留守になるので「神無月」という月を、出雲では「神在月」と呼ぶのです。「古事記」の神話にも記されているほどの由緒ある神社は、縁結びのご利益もあるといいます。スケールの大きな本殿にお参りして厳かなパワーを感じることで、心が清められそうです。

日本三景の1つ「宮島」にある、広島県「厳島神社」

「安芸の宮島」という異名を持つ広島県を代表する景勝地にあるのが、「厳島神社」です。平安時代後期に平清盛の援助により創建された神社で、大鳥居は世界遺産に登録されています。満潮になると、海の上に大鳥居が浮かんでいるような神秘的な光景が見られ、干潮時には歩いて大鳥居まで行くことができます。特に、夕陽に染まる大鳥居の美しさは得も言われぬ感動があります。夕方に訪れる方は、日の入りの時間を調べていくのがおすすめです。また、厳島神社は本殿、幣殿、拝殿、祓殿、廻廊が「国宝」に指定されており、他の建物も国の重要文化財となっています。

海に浮かぶ橋を渡ってたどりつく、山口県「角島」

山口県下関市にある「角島」は、日本海に浮かぶ小さな島です。透明度が素晴らしい海水浴場、夕日が美しいキャンプ場など、自然豊かな場所として人気です。「角島灯台」は、明治時代に作られた石造りの貴重な灯台で、レトロな趣を感じます。そして、なんといっても美しいのが、本土から角島へ向かう際に通る、「角島大橋」です。エメラルドグリーンからコバルトブルーへとグラデーションのかかった海へとまっすぐに延びていく橋は、まるで沖縄や海外のビーチリゾートのような景観です。潮風を感じてドライブをしながら、さわやかな絶景を楽しめます。