行列ができるのには理由がある！福岡の人気グルメ

豚骨ラーメンのイメージを変える？長浜ナンバーワン

手ごろな値段で土地ごとの個性が魅力のラーメンは好きな人が多いメニューです。その中でも博多を代表するのが博多ラーメン。白く濁ったこってり豚骨スープに細目のストレート麵が組み合わされたもので、トッピングやスープの味わい、麺などでお店ごとの個性を打ち出しています。細い麵だけに伸びやすいので、たくさん食べたい場合には他県であるような大盛りではなく食べ終えてから麺を追加してもらう「替え玉」方式が取られています。麺の食感を決める硬さも好みを聞いて選ぶことができます。「バリカタ」は最も硬めで、ついで「普通」やわらか目は「ヤワ」となっています。地元の人に好まれるのは「バリカタ」です。こってり派かあっさり派によって好みとするお店は変わってきます。それでも豚骨ベースがあまり得意ではないという人にも受け入れられやすいのは長浜ナンバーワンです。臭みもまったくなく、あっさり派の人でも食べやすくなっています。

スタミナ満点の福岡県民のソウルフード「もつ鍋」

「もつ鍋」の発祥は戦後にさかのぼります。ホルモン鍋をアレンジして誕生したもつ鍋は福岡が発祥の地です。プリプリのホルモンとニラ、キャベツなどの野菜があふれんばかりに入り濃厚なスープと相まっていくらでも食べられそうです。モツは丸腸と小腸、ミノなどが使われビタミンとコラーゲンが豊富に含まれています。そのせいか、美容に良いことに敏感な女性の姿も多く見られます。スープの味わいは店によってチゲやカレーなどもありますが、基本はしょうゆとみそです。締めにはごはんかちゃんぽん麺を入れてスープを残さず平らげましょう。人気の「もつ鍋こばやし」は国産黒毛和牛のモツを使っているので、一味違うと評判です。

福岡の餃子といえば「博多祇園鉄なべ」の鉄鍋餃子

ビールとの相性も抜群で大人から子どもまで愛されている餃子ですが、福岡のそれはちょっと様子が違っています。まずはその見た目です。博多の餃子は一口サイズの小ぶりなもので、女性でも上品に食べることができると喜ばれています。皮はパリパリに焼かれ、かみしめると中からは肉汁がジワリと染み出てきます。鉄鍋餃子の元祖とされる「博多祇園鉄なべ」では熱くした丸い鉄鍋にびっしりと餃子が敷き詰め提供しています。最後まで熱々で冷めずに食べきることができるのです。味に飽きてきたらゆずこしょうを添えても合います。

実は福岡はうどんもおいしい！

“福岡の麺類好きグルメにとって博多といえばラーメンの印象が強いですが、実はうどんもおいしいのです。実は博多のうどんも古い歴史を持だけあり、老舗や人気店がそろっています。（※1）一般的においしいと基準にされているコシの強い麺ではなくコシが少なくてやわらかい麺が特徴です。やさしい味わいで昼ごはんや小腹が空いたときの軽食にぴったりです。トッピングの定番はゴボウを揚げたゴボ天です。うどんの場合は替え玉がないのでお腹がすき気味のときには、かしわおにぎりを追加しましょう。1882年創業の「かろのうろん」はつるりとしたのど越しが特徴です。（※2）羅臼昆布こだわりの麺は前日から手打ちして一晩寝かせています。やわらかくもっちりとしていますが、中心部にはコシもあります。北海道産羅臼昆布から取った薄口のだしと相まって幅広い層に支持されています。麺がなくなってしまえば営業終了となってしまいますので、食べようと思っているのなら早めに行きましょう。ちなみに「うろん」とは博多弁で「うどん」を表しているといわれています。（※3）

（※1）福岡市公式シティガイドとんこつラーメンだけじゃない！「博多うどん」をぜひ食べてみて
https://yokanavi.com/feature/29314/
（※2）日経スタイル博多っ子の定番ごぼ天うどんを召し上がれ
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO78728660S4A021C1000000?channel=DF130120166109
（※3）マイナビニュース博多の伝統的なうどん「クタクタ麺」とはいかなる麺か?
http://news.mynavi.jp/news/2013/02/18/038/

行列するだけの価値がある！福岡グルメを味わいつくそう

“数ある福岡グルメの中でも手軽に試すことのできるものを集めました。ラーメン好きなら「長浜ナンバーワン」で本場の豚骨ラーメンを食べましょう。「もつ鍋こばやし」ではスタミナ満点のもつ鍋を頼んだら、締めのごはんやちゃんぽんでスープまで残さず味わってください。いくらでも食べられそうな鉄鍋餃子は「博多祇園鉄なべ」がおすすめです。やわらかくやさしい味わいの博多のうどんは「かろのうどん」に足を運んでみましょう。
個性派ぞろいの福岡グルメの中から、あなたのお気に入りの味を見付けてください。”