旅行や帰省、ちょっとしたお出かけに飛行機を使うと、どうしても「お金がかかるなぁ…」と感じてしまいます。
そんなときに頼りになるのが「早割」です。本記事では、普段飛行機を使わない人でも十分に分かるよう、購入するタイミングや、どんな点に注意すればおトクに買えるのかを、わかりやすく紹介します。
「早割」とは?
「早割」とは、航空会社が提供する早期予約割引運賃の総称です。早めに予約・購入をするだけで、正規運賃よりも大幅に安く航空券を購入できます。
名称やルールは会社ごとに異なりますが、一般的に「早ければ早いほど安い」という点です。ただし、早割運賃は安価である反面、購入後の変更・払い戻しに制限があるため、予定が流動的な方は注意が必要です。
早割は「いつから」予約できる?
早割チケットを購入するためには、まずその販売開始時期を把握することが最も重要です。
航空会社によって販売開始日が異なり、チケットの販売スケジュールも年によって変動することがあります。そこで、今回はANA、JAL、そしてLCC(格安航空会社)の早割運賃、セール運賃を比較し、それぞれの特徴を明確にしました。
1. ANAの早割:スーパーバリュー運賃
ANAの「スーパーバリュー」は、通常355日前から予約できる早期運賃です。
ダイナミックプライシング(価格変動制)を採用しており、混雑状況や予約時期によって価格が変動します。そのため、早めに予約するほどお得に購入できる可能性が高くなります。ただし変更や払い戻しは基本的にできないため、日程が確定している旅行におすすめです。
※2026年5月以降、「スーパーバリュー」は廃止され、”Simple”等の新運賃に再編されます。
2. JALの早割:スペシャルセイバー
JALの「スペシャルセイバー」は、搭乗日の最大360日前から予約できる早期運賃です。
購入期限は、28/45/55/75日前と購入するタイミングによって変動します。ANAのスーパーバリューと同じくダイナミックプライシングを採用しているため、早期予約がおすすめです。こちらは予約は変更できないものの、払い戻しは有料ですが可能になっています。
※取り消し手数料は別途かかります。
3. LCC(格安航空会社)の早割
LCC(格安航空会社)は定期的にセールを展開しており、元から価格が安い点も魅力的です。
しかし基本的には変更や払い戻しができない点やサービスが限られる点に注意しましょう。
・ピーチ
ピーチのセールは、数ヶ月前から予約が可能で、セール期間中は割引運賃が提供されます。安価で利用できる一方、変更や払い戻しができないため、計画が決まっている場合に適しています。
・ジェットスター
ジェットスターのセールも1ヶ月〜数ヶ月前から予約可能です。非常に安価ですが、こちらも変更や払い戻しが不可のため、旅行日程が確定している方に向いています。
ANA、JAL、LCC のセール運賃比較表
航空会社 | 運賃名 | 予約可能期間 | 変更・払い戻し | 対象路線 |
ANA | スーパーバリュー | 最大355日前 | 変更不可、払い戻し不可 | 国内線 |
JAL | スペシャルセイバー | 最大360日前 | 変更不可 | 国内線 |
ピーチ | ー(セール運賃) | 数ヶ月前〜セール期間 | 変更不可、払い戻し不可 | 国内線、国際線 |
ジェットスター | ー(セール運賃) | 数ヶ月前〜セール期間 | 変更不可、払い戻し不可 | 国内線、国際線 |
さいごに
飛行機は、どの航空会社でも早めに購入することで、旅行費を抑えられるケースが多くあります。ただし、予約開始時期や変更・払い戻しの条件は会社ごとに異なるため、事前の確認が重要です。
ANAやJALでは、予定が早く決まっていれば大幅な割引が受けられます。LCCはセールや変動制運賃が主流のため、早期購入やタイミングを見た購入がお得です。旅のスタイルに合った方法を選び、旅をよりスムーズに賢く楽しみましょう。