箱根ガラスの森美術館で美しいガラスの世界を体感しよう

20箱根ガラスの森美術館
かつて中世ヨーロッパの貴族達を虜にし、今なお多くの人々を魅了するヴェネチアン・グラス。箱根の人気スポット「箱根ガラスの森美術館」は、そんなヴェネチアン・グラスを身近に楽しめる美術館です。今回は、箱根ガラスの森美術館の楽しみ方についてご紹介します。

箱根ガラスの森美術館とは？

箱根町北部、箱根外輪山に囲まれた標高650mの高原が広がる仙石原に、ガラスの森美術館があります。中世ヨーロッパの貴族達を虜にした美と富の象徴でもある貴重なヴェネチアン・グラス、そして近代以降の芸術家達が手がけた芸術的な作品が展示されています。

館内にあるヴェネチアン・グラス美術館には、アドリア海の王女と謳われ栄華を極めていた、中世ヴェネチアの美しい街並みが再現されています。また、四季折々の花々が植えられた美しい庭園、庭園の自然と調和したクリスタル・ガラス、世界に1つだけの作品を作れる体験工房など、子どもから大人まで楽しめる魅力にあふれており、いつ行っても楽しむことができます。

営業時間

10時から17時30分までです。ただし、入館は17時までです。毎年成人の日の翌日から11日間は休館日なので、注意しましょう。

入館料

大人：1,500円　大学生・高校生：1,100円　小学生・中学生：600円です。公式サイトから割引チケットページ（http://www.ciao3.com/info/ticket.htm）を印刷、またはスマホでページを提示すれば、5名まで入館料が100円引になります。

アクセス

自動車

東名御殿場I.Cから国道138号線で箱根方面へ約20分

電車

新宿駅.小田急ロマンスカー 90分→箱根湯本駅.箱根登山バス（湖尻桃源台行）25分→箱根ガラスの森
箱根湯本駅.箱根登山電車 40分→強羅駅.観光施設めぐりバス（S又はM路線） 20分→箱根ガラスの森

箱根ガラスの森美術館の楽しみ方

ヴェネチアン・グラス美術館／現代ガラス美術館

玄関・チケット売り場のすぐ傍にある橋を渡ると、美術館のメインであるヴェネチアン・グラス美術館があります。ここには、ロスチャイルド家の所蔵品の中でも名品と讃えられた「点彩花文蓋付ゴブレット」、ヴェネチアンレースを象った「レース・グラス蓋付ゴブレット」、色鮮やかなガラスを組み合わせた「ミルフィオリ・グラス花器」など、15世紀から18世紀頃に作られたヴェネチアン・グラスの名品約100点が収蔵されています。

ヴェネチアン・グラス美術館に隣接する現代ガラス美術館は、ヴェネチアン・グラスの大家ジョゼッペ・パロヴィエールやエジディオ・コスタンチーニなど、現代を代表する作家の作品が展示されています。

四季折々の花々を楽しめる庭園

ヴェネチアの街並みを再現した庭園には、四季折々の花々が植えられています。5月下旬～11月初旬はバラ、6月中旬～7月中旬はアジサイ、秋は紅葉、クリスマスシーズンはフラッシュツリーアベーテのイルミネーションも楽しめます。

自然と調和した美しいクリスタル・ガラス

庭園には現代ガラスの作品が点在していますが、特に注目しておきたいのが庭園からヴェネチアン・グラス美術館エントランスへ続く橋にかけられた、高さ約9m、全長約10mのクリスタル・ガラスのアーチ「光の回廊」です。風に揺れるガラスは、目映いばかりの輝きを放ちます。
また、季節ごとに展示されるクリスタル・ガラスで作られたサクラやアジサイなど花々を象った作品も可愛らしいです。

カフェ・レストランで優雅にランチ＆ティータイム

庭園を見渡せるカフェ・レストラン「ラ・カンツォーネ」は、ランチやカフェメニューを提供しています。
本場イタリア風のパスタ、焼きたてのクロワッサン、ふんわりとしたシフォンケーキが人気です。毎日6回、本場イタリア人歌手によるカンツォーネの生演奏は聞き応えがあります。美味しい食事をしながら優雅な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。